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2012年01月11日

研磨マイスター

日本の技術の集積地とも称される新潟県県央地域(三条・燕地域)。
ここは金属加工を中心に 凡そ600年に亘るモノづくりの実績を経て 発展して参りました地域であります。
そしてこの地域で傑出した技術者に与えられる称号が 「にいがた県央マイスター」であり その腕は世界にも名を轟かせている方たちばかりの集団であります。
ここにご紹介しましたのは この称号の認定を受けたマイスターたちの中でも 取り分けバフ研磨の達人たちが 一つ一つに思いを込めて丁寧に磨き上げた手仕事の跡が ご堪能戴ける品であります。
(この金属研磨のスペシャリスト集団は 俗に「磨き屋シンジケート」などとも呼ばれています)
その差は例えばこのビアタンブラー。
従来品はこの内面が未研磨かヘアライン仕上げになっており ザラザラしていました。
このザラつきは泡立てには役に立っても 結局泡だらけのビールとなり 炭酸ガスが直ぐに抜けてしまって本来の風味を損なっていたのです。
この点,写真のタンブラーは 内面をミラー仕上げとヘアラインのコンビネーションで仕上げ ビール本来の美味しさを引き出し 尚且つ持続させるクリーミーな泡が出来るようになったのです。
また口に当る部分は出来るだけ薄く削り込み 心地よい口当たりを実現しています。

日本にはこのような職人気質と申しますか スペシャリストと申しますかトコトン追求する その道一筋といった方たちが何と多いことでしょう。

投稿者 Sugino : 2012年01月11日 00:21

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