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2011年12月22日

口変り皿:その3

先月に引き続き口変り皿の登場です。
4品をのせた四角い器は 焼き締めてつくられた陶器製の口変り皿で どちらが表かは兎も角 両面リバーシブルに使えるものであります。
反対面は彫ったやや太目の横筋が一面に施されていますが 平らでこの反対面からも見える渕の色がそのまま全面を覆っています。
裏面の写真を載せればよかったのですが 変な解説で御免なさい。
長年使い込まれた白木の板のようでもありますが どっしりとした風格を備えていますので 料理の素材が持つ本来の力を充分引き出してくれそうです。
さて それでは中身に目を移しましょう。
綺麗に松花堂のように市松に盛られていますが 料理同士の間にそして料理と器の間にも余裕がなく一寸窮屈な気もします。
素材は左上の内銀彩三つ足小付の盛られたのはイクラ その対角線上の内金彩三つ足小付に盛られたのはキャビア 左下はスモークサーモン 右上は4色野菜の短冊切り とこう書いてまいりますと板長さんが腕を振るったのは 野菜の短冊切りと盛り付けだけのようですが 如何でしょう。
創作料理も全盛を迎えているようでありますが これは果たして創作料理でありましょうか。
各ご家庭での創作おせちの盛り付けに 是非ともこの器で挑戦してみて下さい。

創作料理には器使いも含まれますから 従いましてこれもOKと致しましょう。

投稿者 Sugino : 2011年12月22日 07:21

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