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2011年10月13日

四君子

割山椒とは秋に山椒の実が熟して爆ぜ びっくりした様なたような形をして 小付や小鉢や向付など その形状の面白さから比較的よく食器としても愛用されていますので 恐らく見かけられた方も多いことかと存じます。
この割り山椒。
本来ならば秋の器ということになりますが 今では時とわずで使用を許された器となっていますから 尚更見かけるチャンスも多いことでありましょう
そして割り山椒という形状同様に 四君子の図柄も四季問わず用いて良いとされるとても重宝なものであります。
この図柄は中国でも我が国でも 高潔な美しさが君子を思わせるとの事から 水墨画などの題材に好んで使われたという経緯がございます。
そうした傾向は器づくりの世界にも影響し 器のモチーフとしても多用されることになったのでしょう。
尤も四君子とは蘭(春),竹(夏),菊(秋),梅(冬)のことで 四季を全て網羅しているのですから 時知らずに使えるというのも当然のことなのですね。

元々四季と密接な関係を持つ日本料理でありますから 器も当然料理とも季節とも深い関わり合いを持っています。
ご法度の器もあればでも こうした許される器も沢山あるのでチェックされておくのは正解ですね。

投稿者 Sugino : 2011年10月13日 02:02

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