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2011年09月27日

樹脂トレーの素材について

病院や福祉施設 学校給食や社員食堂などなど 食器を纏めるトレーは無くてはならない必需品であります。
そこで樹脂製トレーの素材について少しお話しし 購入に際しましてはこの点も是非お確かめ下さいまして ご納得の上ご購入を実施されますようお願い申し上げます。
先ずはABSトレーです。
アクリロニトリル,ブタジエン,スチレンの頭文字を採った樹脂であり 引っ張り,曲げ,衝撃などに強く 耐薬品性にも優れた熱可塑性樹脂であります。
食器ばかりでなく電気や自動車の部品などにもよく使われています。
耐熱温度は140度 食器洗浄器や消毒保管庫の使用が可能です。
次はFRPトレー。
これはファイバー,リインフォースド,プラスチックスの頭文字です。
文字通り繊維状強化材(この場合ガラス繊維)で補強した 耐熱性,耐衝撃性にとても優れた素材であります。
絵柄付きのエスタートレー 木目が美しく温かい印象のウッディートレー(写真)などがあります。
そして次はポリプロトレー。
ポリプロピレン(PP)は比重が0.9と水よりも軽く 薬品や衝撃にも強い素材です。
学校給食などに実績があり 洗浄性や乾燥性にも配慮されたトレーであります。
洗浄性におきまして この軽さに?マークを付ける現場のお声もたくさん頂戴していますが。
最後はパブリックトレー。
再生原料(R-PEN<ポリエチレンナフタレート>製やR-PP<ポリプロピレン>製)などのリサイクル原料を使用することにより 資源の節約や廃棄物の削減に寄与します。
しかし再生原料のため 耐用回数は若干短くなりますのでご承知おき下さい。

何れも強度や形状の安定性に優れ 水切れ,汚れ落ちも良く 軽量化設計の使い易いトレーです。
陶器と違って成型や焼成時の誤差を考慮する必要がないため スタッキングした時の通気性などの細かな点にも充分配慮されています。

投稿者 Sugino : 2011年09月27日 00:30

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