2010年09月02日
ニッコー九谷アート
加賀百万石の城下町。
旧加賀藩の時代から 金沢の奥深い文化を背景に育まれてきた九谷焼。
そして奇しくも 同藩の肝煎りで創業されたニッコー。
この両者のコラボレートにより 2008年に完成した「NIKKO KUTANI ART」の作品たちです。
何れも作家の感性と技を ニッコーの高い技術で見事に再現したコレクションです。
先ずは南繁正コレクション。
タイトルは「季(とき)のうつろい」で 12ヶ月の四季を奏でる器たちが揃いました。
写真は右から1月(竹と水仙) 次が2月で椿と雀 最後は3月で春蘭です。
写真はございませんが 4月(桜) 5月(菖蒲) 6月(楓とオオルリ) 7月(紫露草) 8月(蓮) 9月(桔梗とススキ) 10月(ツワブキとコオロギ) 11月(紅葉とジョウビタキ) 12月(竹と雪)と続きまして 順に左へと並べていけば絵が連続して繋がるようになっています。
写真は何れも19cmの正角皿です。
他 ティーカップソーサー 19cm丸皿 盃 16cm睡蓮皿などがございます。
次は福島武山コレクション。
ニッコーには100年近くつくり続けている絵柄があります。
写真の赤絵ではなく染付による山水絵でありますが それを赤絵の技法にて極細の筆先で精緻に描いた 「赤絵山水」です。
この山水は 中国に古くから伝わる悲恋物語がテーマとなっています。
また裏面には 当時の富豪を象徴する大きな柳(ウイロー)が描かれています。
アイテムは写真の28cm盛皿,19cm中皿のほか 紅茶器,洋茶器,32cm大皿,高台茶碗,盃などです。
投稿者 Sugino : 2010年09月02日 08:36
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