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2010年05月10日

料理と器について

料理と器の取り合わせには季節や相性などがあって 案外気を遣われる方であっても盛り付けとなると無造作になってしまわれる方が結構多いようであります。
料理と器 そして加えて美しい盛り付けの三拍子が揃って 舌にも目にも快く感じられるものなのですが。
しかし盛り付けの作法や基本が確りしていれば 少々の失敗料理でありましても 美味しそうに見えるものであります。
では先ず料理と盛り付けた時の器の余白の比率について 触れさせて戴きます。
何方も器を目一杯使って盛り付ける方はいらっしゃらないと思いますが 或いは逆に大きな器にほんのチョッピリというのでは 料理自体が貧相ですし 何だか気取りだけが先行しているようで 余り気持ちの良いものではありません。
では この過ぎたるは及ばざるがの如くのこの比率とは どの程度を指しているのでしょうか。
ある料理テキストによれば それは7:3であり 6:4であり 5:5だと解説しています。
7:3の比率ですと 見た目も料理がややタップリとしていますので 満たされた豊かさが感じられます。
次の6:4は少し気取った比率ではありますが 器の内側に柄などが描かれていますと 柄を隠さないように盛り付けますので このようになる事が多々あるようであります。
最後の5:5の場合は 大皿や大鉢から取り分ける場合などで 器の中心に小高く安定した盛り付けとなります。
本日は余白の比率から 料理の見た目の印象を考察してみました。
料理そのものや個人の感覚に微妙な差もあるでしょうから 一概には断定できないと付け加えさせていただきます。

本日はこれにてページを閉じますが 暫くはこのテーマを採り上げようと思っています。
よろしくお願いします。

投稿者 Sugino : 2010年05月10日 06:15

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