« すまし汁 | メイン | マナ板 »

2010年02月03日

豆(インゲン豆)について

先月に引き続き豆のご紹介を続けます。
今日は節分で使う豆は大豆でありますが こちらは先月ご紹介しましたので 今日の話題はインゲン豆です。
前回のコラムで豆料理は時間がかかる云々と述べましたが 乾燥物でもサヤ付きの物でも 纏めて炊いて冷凍保存しておくという手があることを 付け加えさせていただきます。
現在の日本の食糧自給率40%という現状を考えると 今後益々日本人は豆に頼らざるを得ない状況が 早晩やって来ると覚悟しなければならないでしょう。
然しながらこの豆に至りましても 大半は輸入に頼っている現状であります。
でも米と違って豆料理は各国共通の料理であり 全世界で栽培されています。
米より遥かにリスクが小さいと申し上げてよいでしょう。
さて先程申しましたように 本日はキドニービーンとも呼ばれているインゲン豆に移ります。
このインゲン豆は ポークビーンズのコラムでもご紹介しましたように 世界中で食べられている代表的といって良い豆であります。
日本では甘煮とする調理法が一般的ですが 煮込みの他サラダなどにもよく利用されています。
これも大豆の枝豆同様 完熟前に若摘みされた物がサヤインゲンであります。
これも何種かありますが どれもサヤごと食べることが出来ます。
そして鮮やかな色(緑)を生かして 和え物,煮びたし,ソテーに天ぷらと 色々な料理に登場します。
このサヤインゲンは成長が早く 一年通して何度も収穫できることから 三度豆とも呼ばれています。
ここでサヤは一旦鞘に収め 完熟豆に話を戻します。
このインゲン豆で代表的なものといえば 金時豆で赤いのは大正金時 白いのは白金時と呼ばれています。
最もポピュラーな煮豆の材料です。
この他 ほっこりと味の良い高級豆のとら豆 うずら卵のような斑模様のうずら豆 白インゲンの改良品種の大福インゲン 大粒で平らな形をした白花豆などがあります。
写真の料理は赤いキドニービーンを使った チリビーンズ。
辛味を効かせ赤ワインでジックリ煮こんだ スタンダードな豆料理です。

亦このインゲン豆は 柔らかく茹でた水煮缶も市販されていますので お忙しい方にはこの調理時間が短縮できる缶詰も薦めです。

投稿者 Sugino : 2010年02月03日 05:26

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1568

コメント

コメントしてください




保存しますか?