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2009年06月19日

ワッパ飯器

昔の人は必ず釜で炊き上げた熱いご飯を お櫃に移しています。
今では炊飯保温ジャーが普及していますので そのまま保温されるご家庭ばかりでしょうが チョット古いお家なら今でもこのお櫃が 何処かに残されているかも知れません。
では何故お櫃に移すのでしょうか。
素木のお櫃には吸水性があり 炊きあがったご飯の余分な水分を吸い取ってくれます。
ですからべた付いたご飯が シャキシャキした歯ざわりの良いご飯になるのです。
確実に美味しくなる上腐り難くもなり 先人の方たちの生活の知恵には驚かされることばかりであります。
写真はお櫃ではなく飯器でありますが 少量であればお櫃としても またお弁当にもご利用いただけます。

これは木曽桧の曲げ輪ですが 秋田へ参りますとこれが杉に変わります。

投稿者 Sugino : 2009年06月19日 06:26

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