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2009年04月10日

裏漉し器

石臼で穀物を擂り潰していた時代から スイッチ一つで何でも砕いてしまうフードプロセッサーが出現した現代に至るまで こうした下拵えの作業は基本的な調理の準備作業であります。
食べ易く消化し易いようにと 卸したり,絞ったり,濾したり,潰したりといった作業です。
こうした作業をより行ない易くと 道具も時代と共に工夫され 新しい道具も開発されてきたのですが 今も変わらぬ道具(材料とも言えるかも知れませんが)というのもあります。
古より卸し金は銅(あか) 摺り鉢は備前(私共は常滑産を扱っています) 当り棒は山椒 裏漉しは馬毛などと 経験上の定説が出来上がり 今もって真理となっています。
今日はこの中の馬毛木枠の裏濾し器をご紹介しましょう。
丈夫で適度な弾力が 未だに本命枠から外されない所以です。
種類は三本毛の荒目と二本毛の細目の二種類ですが 木枠のサイズは夫々8寸から尺2寸までの5サイズございます。
この馬毛は水に浸けることによって 更に弾力が出てまいります。
ご使用前に暫く水に浸けてみて下さい。
使いやすくなる上 寿命も延びます。

もう一つはこのステンレス製の裏濾し器。
網がフルイ用の荒目から絹漉し用の細目まで(4~65メッシュまで8種) 取替えできるのがメリットです。
枠サイズは21~36cmまで5サイズ。
馬毛の裏濾しは寸で表示しましたが こちらのステンレス製は何故か(やはり)cmの寸法表示となっています。

投稿者 Sugino : 2009年04月10日 07:19

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