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2008年12月23日

栗きんとん

栗を蒸して潰し砂糖を混ぜて丸めたものを 金団(きんとん)と呼んでいましたが 現在では薩摩芋(金時芋)を煮て クチナシで黄色く着色した餡をつくり これに甘煮の栗を和えてつくられます。
おせちの口取りの定番ですから 一の重に詰めます。
では少し詳しくつくり方を書いておきますので どうぞ一つの方法としてご参考になさって下さい。
先ず芋は2cm程の厚さの輪切りにし 表面の皮から3mm位の所にある筋まで厚く皮をむきます。
そしてミョウバン(色出し,色止め,或いは膨張剤として使われます)を加えた水に一時間ほど浸けます。
これを鍋に入れて茹で 一旦茹でこぼします。
次にもう一度被るくらいの水に ガーゼに包んだクチナシの実を入れて 柔らかく煮た後裏漉しします。
クチナシの実は水に浸けることにより 黄色い色素が浸出します。
これを使って薩摩芋や栗の煮物 そして沢庵などの色付けに使われてきました。
これにみりんに砂糖と少々の塩を加えたものを鍋に合わせて 弱火でジックリ煮ます。
鍋を回して小波が起きるようになれば 栗の甘煮を加え火が通ったらバットに移して一晩おきます。

瓶詰めされた栗の甘露煮が市販されていますので これを使えば栗を煮る一手間が省けます。
黄金色の印象から 財運祈願の縁起ものであります。

投稿者 Sugino : 2008年12月23日 07:29

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