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2010年11月16日

フ グ

「フグは食いたし 命は惜しし」とは 美味しいものを得ようとすればリスクが伴うとの例えでありますが あの薄造りのフグ刺し(テッサ)にしても 手をつけるのが勿体ないような美しさでありますね。
食用となる王者は何と言ってもトラフグ。
体長は成魚で70cmと大型で腹部に小さな棘を持ち 何よりもテトロドトキシンという猛毒を 卵巣や肝臓に持っているため 免許がなければ調理できません。
他にも何種かのフグが水揚げされますが その殆どは干物とされてしまいます。
興奮しますと腹を膨らませるところから フグの料理店ではフグの皮に空気を入れて 看板用の提灯とされているところもございますね。
当市にもこの専門料理店がありますが 営業期間が9月から3月までと半年で 残りの半年は何をされているのだろうか などど老婆心がもたげます。
いやいや ご心配には及びません 半年で一年分の稼ぎがあるのです。
などとの返事が返ってくるのかも。
写真はヒレ酒用の器です。
乾燥させたヒレを焙り 熱燗を入れたこの器に入れます。
普通は熱いので この器に竹製のヒレカバーを被せ お酒と共にその香ばしい香りを楽しみます。
他にもフグチリ(テッチリ)や雑炊に唐揚げなど 古きよき時代一,二度フグのフルコースを戴いたことを思い出しました。

このフグは このコラムでも何度か採り上げています。
ご容赦下さい。

投稿者 Sugino : 2010年11月16日 08:00

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