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2009年12月17日

黄交趾蓋向

煮物や蒸し物の盛り付けに欠かせないのがこの蓋向。
味の美味しさは当然要求されますが 見た目美しく盛り付けることも味覚に影響します。
主材料を中心向うに付け合せは前盛で 中央にこんもりが原則ですが 美味しく見せようと箸でいじくり過ぎると 料理に勢いがなくなりますので 出切れば「エイヤッ」と一気に盛り付けましょう。
只 器の余白部に煮汁をくっ付けたりしないよう 気をつけてください。
汚く見えてしまいますので。
でもどんな煮物でも 煮汁は少しかけたほうが潤いを感じていただけます。
これも過ぎますと返って食べ難くなりますので スプーン一杯程度と心得てください。
亦 蒸し物の場合 このような円菓子碗は蒸し碗よりも大きいため 蒸し器で蒸し揚げることができない場合だってあります。
こんな場合は小さな器に個別に蒸すか 亦は大きな器にならべて蒸してから この器に移しても良いでしょう。
しかし蒸し物はアツアツが身上ですから 移す際には器を温めておくよう心掛けてください。

更に熱い料理は器の下に茶托などに和紙を敷き そこには食べ易いようスプーンを添えてあげるとかの心遣いは有り難いものです。
木の芽や針生姜 それに山葵などの天盛もお忘れなく。
アクセントを付けると共に ピリッと味を引き締めます。

投稿者 Sugino : 2009年12月17日 11:06

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