« 陶芸手洗い鉢 | メイン | UIH加工のグラス »

2009年02月21日

アミューズの器

コース料理のプロローグを飾るオードブルやアミューズにつきましては シェフは第一印象の大切さを熟知していますので 素材にソースに調味料と料理は元より 器につきましても細心の注意を払っています。
食べて美味しいは当たり前で 見て愉しいの演出にも心血を注いでいるのです。
対価を頂戴する以上このようにお客様に対し 料理を介して極上の時間を提供しようとするのがプロのプロたる所以であります。
この写真手元の器のカタログから拝借しましたので 写真の提案がベストとは申しませんが この様な器を使ってアミューズ・ブースを提案されるのが 最近の風潮のようであります。
無国籍料理やアジアン料理 そして創作料理と称せられるお店に多いようであります。
理由を考えてみましたが 器の形状は長角に半月型 そして本来は掬う道具であるレンゲと単なる丸型ではありません。
料理ばかりでなく 器にも興味を引いて戴こうというわけです。
しかし色は食器としての普遍の白であります。
シェフはこの白いキャンバスに 色彩豊かな小器や料理で色を重ね まるで絵を描くような気持ちで料理を盛り付けているのではないかと想像しております。

シェフはそんな愉しみを充分に知り尽くし 盛り付けられた料理を想像しながら 料理人が選んだ器も一緒に披露しているのです。

投稿者 Sugino : 2009年02月21日 00:16

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1218

コメント

コメントしてください




保存しますか?