2008年02月21日
不良品のチェックポイント
良い食器(陶器)を選ぶポイントはデザインや質感 それにシェイプも大切ですが ここでは不良となる欠点をチェックするポイントを幾つかご紹介しましょう。
1:ホ シ
素地に鉄粉などが混入している場合 焼くと黒っぽい点となって現れます。
但し意識的に入れてデザインするものもありますので 同一品を複数個見比べる必要があります。
2:ピンホール
気泡が素地や釉薬に含まれたまま焼成しますと 小さな穴が生じます。
これが大きな泡状のものとなりますと 「ブク」と言っています。
3:生カケ
素焼の工程までに欠けていたものに施釉して 焼成してしまったもの。
4:ヒズミ
生地の成型,乾燥,焼成などの工程の中で 外圧や焼成による収縮により歪んでしまったもの。
5:転写貼不良
素地と転写の密着不良により 縮れたり継ぎ目に隙間が出来たり曲りが生じたもの。
6:金線引不良
線引き後 生乾きの状態で何かが触れ 線がブレたり切れたりしたもの。
以上が代表的な不良品ですが これらは製造工程中工場にて逐次検査を受けるのですが 何分人手に頼るところが多く パーフェクトな選別は望めません。
ですから 目安として管理の確りしたブランドを選ばれますようおすすめ致します。
投稿者 Sugino : 2008年02月21日 02:45
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