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2008年02月26日

中国茶

何かと騒がしい中国ですが 今日は中国茶をテーマにしてみようと思っています。
そこで道具とその使い方をご紹介いたしますので ご参考にして下さい。
しかしお茶など最も無農薬栽培とは考え難い農産物で 正直申しまして私もこのタイミングで試す勇気は無いのですが 飽く迄ご参考という事にして下さい。

<中国茶の茶具>

① 茶壷(チャーフー) 
    急須のことですが 日本のように横手ではなく後手でポットのような形をしています。 
    お茶の種類に適した素材やサイズがありますので お好みをお選び戴けます。

② 茶杯(チャーベイ)
    濃厚なお茶の味と香りを楽しむための小さめの湯呑。

③ 聞香杯(ウェンシャンベイ)
    お茶を注いだ後茶杯に移し 中を空にして香りだけを楽しむ縦長の湯呑。

④ 茶海(チャーハイ)
    茶壷のお茶をあけて濃さを均一にしてから茶杯に注ぎ分けたり 湯冷しの役目も持つ茶具で 後手のドレッシングポットのような形をしています。

⑤ 蓋碗(ガイワン)
    蓋の付いた茶碗で 茶壷の替わりに茶杯に注ぎ分けたり 直接お茶を飲む湯呑として二通りの使い方が出来る。

⑥ 水孟(チャーユイ)
    器を温めた湯や茶葉,茶殻を捨てる器。 日本の建水に当るがもう少し大きい。

⑦ 茶船(チャーチュアン),茶盤(チャーバン)
    茶壷や茶杯にお湯を掛ける時 そのお湯を受けるための茶具。
    陶製,木製,竹製とあり サイズもいろいろ。

<中国茶の淹れ方>

① 茶盤の茶壷を置き お湯を注ぎ温めます。
  ウーロン茶は90度以上が望ましいと言われています。
② 茶壷が温まったらそのお湯で茶杯や茶海を温めます。
  茶壷と同時に温めても可。
③ 茶則(茶箕の事です)で茶葉を茶壷に入れます。
  茶壷に対して1/4位が目安とされていますが 好みで調節します。
④ 高い位置から熱湯を溢れるほどに注ぎます。
  一煎目は直ぐに茶海,茶杯に注ぎ温めますが 省略される事もあります。
⑤ 茶壷に再びお茶を注ぎ蓋をした後 茶壷にも熱湯を掛け1~2分蒸らします.
⑥ お茶を茶海に一気に移し 茶杯に交互に注ぎ分けます。
  お茶の色がなくなるまで(4~5煎目位が目安)愉しめます。

投稿者 Sugino : 2008年02月26日 07:41

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