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2008年11月22日

大正浪漫の灯り

凡そ100年を超える日本の硝子文化史の中でも 最も日本的な硝子文化を形成した時期といえば 大正浪漫が開花した大正時代ではないでしょうか。
その中でも極めて特異で浪漫溢れるものの一つに この灯りを彩る硝子シェードが挙げられても良いと思っています。
色彩感性の豊かなデザインとフォルムから 文明開化より怒涛の如く流入してきた西洋文化を 咀嚼しながら日本人固有の美を創造してきた事が伺い知れます。
この時代の心温まる硝子シェードを可能な限り忠実に復刻したのが 廣田硝子のこのランプであります。
写真は卓上式のものですが 他吊り下げ式のランプも製作致しました。
シェードの文様は写真の十草の他 市松文様に水玉文様 そして巻き上げ文様とございます。
何れも当時の日本の伝統柄で 心癒される晩秋に相応しい灯りとなっています。

亦 電球も当時のものを真空製法で復刻致しました。
25Wと40Wの2種ですが 火傷し難い構造でつくられています。

投稿者 Sugino : 2008年11月22日 01:39

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