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2008年01月26日

Re‐食器

何処の自治体でも不要陶器は 不燃埋め立てゴミとして処理されていますよね。
ところがこの陶器をゴミ扱いしないで 新しい食器に甦らせることに成功し 現在既に商品化されて販売されているのをご存知でしょうか。
これを行なっているのは 美濃焼産地のど真ん中である多治見市にある グリーンライフ21プロジェクトという団体です。
先日行なわれた名古屋における見本市では この団体に加盟している大手商社が あのワンガリ・マータイさんが提唱された「MOTTAINAI」というブランド名で 提案されていまして手合わせして参りましたので 入荷次第ご紹介させていただきます。
(このブランドの売上の一部は マータイさんの植林活動に寄付されることになっています)

陶土と言えども有限です。
地球の負荷を軽くし環境に優しい事業ですが ではどのようにしてこの食器がつくられるのかと申しますと 先ず全国の回収拠点(現在も募集中)より集められた不要陶器を 巨大なミルで粉砕して粉にします。
これを従来の陶土に混ぜるだけ 後の製造工程は従来品と全く同じというのです。
配合比率は40~50%まで可能といわれていますが 現在は成型し易い20%の比率を採用しているとのことです。
再生品のため前の食器の顔料が含まれるので純白の食器には戻りませんが 結構シンプルでモダンなデザインが和洋中華とどれでもこなせると好評です。
しかも安全性や強度についても 様々な試験結果で問題ないことが証明されています。
何しろ1300度というボーンチャイナ並みの高温で焼成されるのですから。
このリサイクル食器のブランド名は「Re‐食器」。
ご自分のお気に入りの食器が割れても もう誰かの食器として可愛がられているかも知れませんね。

投稿者 Sugino : 2008年01月26日 03:36

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