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2007年10月30日

葉脈透し木の葉皿

これは自然の葉脈を生かした透しの木の葉皿です。
葉肉だけを削ぎ葉脈を残すために特殊な溶液を使うようですが メーカーは企業秘密なのか教えてくれません。
その後洗浄した上プレスして形を整えます。
再利用を可能にするため 樹脂被膜を被せたものもございます。
透けていますので器の代役は務まりませんが このように敷板を使えば直接料理を盛ることが出来ます。

「では敷板(或いはお皿)に直接盛り付ければ良いじゃないか」 なんて仰らないで下さい。
これは実用というより料理人の遊び心を満たすものであり 季節感を強調したり視覚的にも優しさを表現しようとする際 意図的に使われるものなのです。
葉脈がクッションの役目を果たしているのが お解り戴けるのではないでしょうか。
もう一つは写真のように葉脈を敷物にして 小さな珍味入やお手塩皿を載せ 特別な料理に仕立てる小道具として利用する方法です。
これもその都度使ったのでは全ての料理が特別扱いされ どれも特別な料理ではなくなってしまいますので 最初の前菜,或いは点心などにお使い戴くのがよろしいかと存じます。
悪戯に着飾ることを奨励しているのではないという事も ご理解下さい。

投稿者 Sugino : 2007年10月30日 03:42

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