« 家庭料理の戴き方 | メイン | 秋の卓景 »

2007年10月01日

田楽皿

田楽は猿楽と共に平安期の頃より発展した雑芸であったようで 後の能楽,狂言の基礎を成したものと言われています。
その田楽の芸の中に竹馬を使った高足の舞という芸があり 現在の田楽料理の名前の由来となったようです。
料理は豆腐やコンニャク(地域によっては茄子や里芋などの野菜の他,川魚を使うところもあるようです)を串に刺し 柚子や木の芽などで香り付けされた味噌を塗り付け焼くという至ってシンプルな料理ですが この田楽がおでんの語源ともなっています。

このところの急激な秋めいた陽気で 同時におでんや田楽に湯豆腐が恋しくなってきましたね。
亦 名古屋を中心にしたこの中部地区は 味噌を調味料として使うことが非常に盛んな所でもあります。
有名な「味噌煮込みうどん」や「味噌カツ」などこの地区が発祥の地とされていますが 味噌田楽や串物の料理には この器を使ってください。
味噌ダレが無駄なく召し上がれます。

投稿者 Sugino : 2007年10月01日 07:06

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/801

コメント

コメントしてください




保存しますか?