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2007年09月30日

家庭料理の戴き方

余計なお節介とお叱りを受けるやも知れませんが お許し下さい。
家族や仲間内では何もしかつめらしく食事をすることはありませんが しかし普段から最小限のルールは守ったほうが いざという時恥をかくこともありません。
今後どんな事態に遭遇するか どんな出会いがあるのか 特にこれからの若い方に心得があるかないかは 慌てず対処出来るかどうかの目安となります。
自分ひとりの世界で社会は成り立っていません。
社会という世界を成り立たすためには 一人一人がどうすれば良いのかもう一度考え直してみましょう。

そこで食事の手順について一言 先ずは姿勢 背筋をシャキッと伸ばして手に持った器の方を口へ近づけます。 逆はご法度。
行儀良くと言うのではありません。 この方が料理も美味しくいただけますし 見た目も美しいのです。
最初は汁物に手を付けますが 蓋の付いた椀であれば左手を添えて右手で蓋を取り 椀の右横に裏返して蓋を置きます。 (裏返さなければ蓋に付いた露がテーブルに落ちます)
吸口のツマは箸で汁に沈め香りを楽しみながら 汁を一口味わい具を戴きます。
刺身は千代口を手に持ち ショーユが垂れないようにします。
ワサビは刺身に載せなさいと仰る方もみえますが ショーユに溶いても良いのではないでしょうか。 (但し ショーユに溶くと早く風味が消えます)
和え物はこれも器を手で持ち 和え衣が掛けられたものは少しずつ絡めていただきましょう。
煮物に付きましても食材を交互に戴き 一尾魚の焼物は上身を食べ終えたら裏返さないで 中骨を外して皿の奥へ移し下身を戴きます。
揚げ物の天ツユの入った呑水も同様 手に持って戴きましょう。
一皿ずつ平らげていく方もみえますが 一品ずつ順番に出てくる会席ではないのですから できるだけ汁,飯,おかずと交互に戴きましょう。

他意はございません。 これは我が家の子供たちへのメッセージです。

投稿者 Sugino : 2007年09月30日 08:00

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