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2007年09月02日

香 合

これはお香を入れる蓋付の小さな容器で 香合(こうごう)または合子(ごうす)と言います。
先にご紹介しました棗(なつめ)同様 小さくても大変高価なものまでございます。
お茶を点てるに際し お湯を沸かす炉などで焚くためのお香が3個入ります。
その内の2個は実際に炭に落とし入れ薫じるものですが 残りの1個は拝見に回されます。
この場合 炉と風炉では薫じるお香も違うため 香合も異なります。
炉のお香は練り香(湿ったお香で径1cm程のボール)で 漆器が傷まないよう焼物の香合が使われます。
風炉の場合は白檀などの乾いた木の四角い香木(こうぼく)が使われますので こちらは漆器や竹製の物が使われます。

亦 蛤などの貝類や金属製の物は季節を問わずに使われますが 使わないで床飾りとする時は紙釜敷きに載せて飾ります。
仏壇同様 このお香は茶室の臭いを消し心身を清めるためのものです。

投稿者 Sugino : 2007年09月02日 02:54

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