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2007年09月03日

スダチとカボス

昼間はまだまだ厳しい残暑が続いていますが 夜はひと頃続いた熱帯夜が嘘のようで 毎日涼風が吹き込みもう寝苦しくはありませんね。
昨年も9月には数ある中での秋の味覚の代表 秋刀魚とマツタケをご紹介しましたが この食材を使ったお料理(塩焼きに土瓶蒸し:写真)に風味付けという点で 共通して使える柑橘類があります。
「スダチ」ですね。
未熟果の方が風味が生きていますので 大抵緑の若い果実で収穫されますが その旬のタイミングが丁度秋刀魚やマツタケと一致しますので都合が良いのです。

これとよく似た仲間に「カボス」というのがありますが 違いが分りますか。
どちらもミカンのような同じ柑橘系の果物と違って 直接食べてしまう方はいないでしょう。
果汁を絞っての風味付けという使われ方や性質 それに収穫期などもよく似ています。
違いはサイズのみ(スダチの実は30~40g程度に対し カボスはこの2~3倍程度の大きさ)ですので 間違って買われましても全く問題ないと思います。
さてこの両者は余れば絞って果汁状態での冷凍保存が可能です。
ではマツタケの冷凍保存はどうかと申しますと 生ですと香りが早く逃げてしまいますので 適当なサイズに切ってしょう油と酒で煮てから 煮汁ごと冷凍保存しマツタケご飯などに使われるようお勧めします。

投稿者 Sugino : 2007年09月03日 05:26

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