« 貫 入 | メイン | お凌ぎ飯器 »

2007年05月06日

ホームセット

毎日必ずお世話になる食器ですが どの様に食事をされているのか外食産業はとも角 家庭における食器の需要は国内出荷量の統計を見ても確実に落ち込んでいます。
食器も半耐久消費財と考えれば納得できなくもないですが これもバブル期の遺産なのかも知れません。
しかし一日を振り返ってみてください。
今日一日の楽しく幸せな瞬間に 食事の時間を挙げる方はきっと多いはずです。
食器の果たす役割を考慮すればもっともっと注目されても良いと思うのですが 恐らく私達業界のPR不足もその一因と思われます。
反省しなければなりません。

さて写真の揃い食器ですが 和食器を統一柄で揃える事の是非はとも角(同じ器で同じ料理を味わう幸せという意味もあります) 過ってのお嫁入り前のお嬢さん(お母さんも含め)は 一生お世話になるのだからという気持ちで気合を入れて食器を選ばれていました。
勿論不足しているアイテムを単品でお求めになる方もみえますが ゼロからスタートの方には写真のようなホームセットをお勧めして参りました。
時折補充買いに立ち寄られたりしますとお尋ねしているのですが 殆どの方に気に入って頂いている様子に安堵しています。
このように食器は破損して決して増えないという宿命を背負っていますので 揃い食器は単品補充できるということが大前提となります。
専門店の多くは悪戯に新製品ばかり追いかけているのではありません。
アイテムごとに何時の時代も変わらぬ顔となる商品を持っています。

一生の買い物をするという気構えは 洋食器で益々その傾向が高まります。
何しろ西洋では何代にも亘って同じ食器を使い継いでいるのですから。
特にホームパーティーなどを頻繁に開くところでは 食器も他人目に触れますので自身の衣装と同じ感覚なのです。
どうぞ今一度貴方の食器棚を見直してみてください。

投稿者 Sugino : 2007年05月06日 06:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/650

コメント

コメントしてください




保存しますか?