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2007年03月19日

仕手・脇・連

歌舞伎と並び国際的にも高い知名度を誇り 日本の代表的伝統芸能でもある能狂言の言葉に「仕手・脇・連」というのがあります。
それぞれが主役,相手役そして助演者のことを指しています。 
そして それは堂々の主役に対して軽妙な相手役 そしてそれらをまとめる纏め役といった役割をそれぞれが担っています。

懐石ではこの言葉をお借りして 調理や盛付けの要諦を指す事として使われていますが こうした役割分担が上手くいっている組織は 確りとした揺ぎ無いものとなっていて 一般社会にも通じるものではないかと思われます。
懐石の根本精神は風流を解する心であり その心を客本位に尽くすもてなしが懐石料理というものですから 食材も器もこの「仕手・脇・連」が三位一体となったバランス感覚を磨かねばなりません。
一朝一夕に叶うものではありませんが 精進しましょう。

投稿者 Sugino : 2007年03月19日 07:21

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