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2008年10月29日

五六八酒器

土の香りが漂う土物の器には それだけの存在でも素朴な力強さを感じますが 一方料理の器としても 優れた器は器があればこそ厳選された旬の素材の旨味や 食材の持つ魅力が引き出され キチンと引き立て役を演じているという事実を もう皆さんご存知ですね。
深まりゆく秋 料理も器もお酒も 温かさでスッポリ包み込まれたいと思う季節がやって参りました。
昨日からの冷え込みで 紅葉前線がもう直ぐ其処までやって来ています。
この時期に 日本酒帰りされる方も見えるようでありますので 酒器の話題を一つ採り上げます。
この土物の酒器はこの秋の新商品で 末広の8の字を注器の形に生かした 縁起の良い五六八酒器と名付けられました。
注器も盃もとてもユニークな形ですが この道具からは 土物の魅力である人肌の温か味が感じられます。
でもチョット気を付けて使っていただきたいのは この円い注器に収まった盃はコロコロして高台がなく 単独で立つことはできませんので 飲み干すか 注器に収めるかどちらかにして戴かねばなりません。
どうぞこの円い酒器のように 貴方まで呑み過ぎて目を回さないようお気をつけ下さい。

織部と鉄釉の二点がございます。

投稿者 Sugino : 2008年10月29日 01:15

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