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2008年04月22日

色被せマイグラス

色被せクリスタルは 無色透明な酸化鉛クリスタルガラスの表面に 更に薄く色クリスタルを被せる技法です。
その上からカット(切子)亦は精緻なグラヴィール彫刻を施すことにより 下層の無色透明なクリスタルが現れ 色クリスタルとの鮮やかなコントラストをつくります。
その調和が最大の楽しみでもあるのですが この場合色クリスタルの色調は大変重要で 近年輸入されています外国産の色被せグラスと比較されましても その差は歴然としています。
多くの宮内庁や大使館,領事館における調度品の制作を拝命されて参りました カガミクリスタルならではの気品ある色被せクリスタルの色は 例えば赤には純金を 青はコバルト 紫はマンガン 金茶はセレン 緑はクロムといったように独自に開発された技術の結晶によるものであります。
これに切子と呼ばれるカットを施しますが このクリスタルガラスとカットの相性は 彫の深さ,精緻なシャープさ,デザインの格調と何れも然ることながら 光の屈折率の大きなものという材質の良し悪しによっても大きく左右されるのです。

この伝統的な江戸切子につきましては何パターンかございますが(こちらをご参照下さい) 今ではこれを基本に更に色々アレンジされた カットデザインが楽しめるようになりました。
カガミクリスタル・スモーキィマイグラス 先ずはご鑑賞下さい。

投稿者 Sugino : 2008年04月22日 08:02

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