« 萩焼・木瓜型大鉢 | メイン | 楽壷(らっこ)急須 »

2008年03月11日

器の重ね着

私達はホテルやレストランで何気なく食事をしていますが ホテルやレストラン側ではその食事に要する何倍もの時間をかけて 仕込みや下拵えは勿論のこと部屋や客席の整備に当ります。
勿論 後片付けも大変なことでしょうね。
清掃を終えた客席の準備は予約席の場合 席の中心に直径30cm程のショープレートを置く事から始まるテーブルセッティングです。

次いで必要なカトラリーのセットへと流れていきます。
このショープレートに直接料理が載られることはなく 写真のように料理の盛られた器が載せられ 言わば席の位置を決める重要な役割を果たしています。
二組の写真はこれを応用した器の重ね着です。
但しこの場合は両方の器に料理を盛り付けます。
例えば焼いたイカをワタを絡めて食べるとか 主菜と珍味などの副菜を一皿盛するとか 揚げ物や焼き物に薬味を添えるとかといったいろいろなバリエーションがあり その場合大皿が角であれば丸い千代口とか 白磁であれば色物小付を使うといったように 組み合わせの配慮が必要となります。
もしもこれが家族で召し上がる料理であるなら 大皿から直接取り分けて召し上がっていただけば良いのではないでしょうか。
お鍋を囲む感覚で。

投稿者 Sugino : 2008年03月11日 04:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/981

コメント

コメントしてください




保存しますか?