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2008年01月30日

節 分

お正月から早ひと月経ち 月が変れば直に節分が参ります。
節分とは文字通り季節の分かれ目のことで 立春,立夏,立秋,立冬と年4回あるのですが 今日では立春の前日(本年は2月3日)のみが残されるようになりました。
これは長く厳しい冬から陽春の季節を迎えることに 先人達は大きな喜びを見出し 旧暦新年の重要な行事とされていたためと言われています。
兎角季節の変わり目は邪気が生じ易いと考えられ 平安時代よりこれを防ぐため 鬼を追い払う「追儺・ついな」という行事に端を発し 豆撒きを行なう習慣となったようです。

この豆は煎り大豆で 夜になれば玄関や勝手口など全ての戸を開け放ち 「鬼は外 福は内」と唱えながら豆を家の内外に撒き放ちます。
そして鬼を家から追い払った後 福が逃げないよう全ての戸口を閉じます。
その後内に撒かれた豆を自分の年齢の数(或いは一粒多く)拾って まめに達者で暮らせるよう祈りながら食べるのです。
この習慣は年中行事の中でも大変動きのある行事ですので 小さな子供さんにとっても思い出深く心に残るものとなるでしょう。

投稿者 Sugino : 2008年01月30日 08:02

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