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2008年01月28日

一客一亭

茶事七式の一つ。
茶事は普通五人くらいの客を一組として招くものですが これは文字通り客一人に主人一人ということで 終始差し向いという事になり最も親密な茶事であります。
と同時に主人は懐石・濃茶を客と共に相伴するので 双方とも余程道を究めた者でなければ勤まらないとも言われています。
それだけにこの茶事は双方の喜びも深く おもてなしの極みとも言えるものではないでしょうか。

引き換え酒席の差し向いでは もう少しくだけた雰囲気でも悪くなく 余り中座せぬよう好きな肴でもつまみながら 程好く酔えればこの上なしというところでしょうか。
一対一を意識し過ぎて対峙するようでは困りますが 親しき仲にもを弁えおもてなしの心意気はどちらも変らないものと心得ましょう。
では さて貴方はお茶にしますか それともお酒 どちらに軍配を揚げますか。

<茶事七式>

正午の茶事、夜咄の茶事、暁の茶事、朝の茶事、飯後の茶事、不時の茶事、一客一亭の茶事

<季節による茶会>

大福の茶(元旦から五日)、春茶(1月十五日以降)、名残の茶(十月末)、口切の茶(十一月)、跡見の茶(随時)

投稿者 Sugino : 2008年01月28日 07:24

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