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2008年01月19日

江戸櫃

和食の基本は何と言っても ご飯。
今でこそ世界中に広まり愛好者も増えて参りましたが やはりそれでもお米との付き合いという点で 日本の右に出る国はありません。
写真はこれも余り見かけなくなりましたが 椹の江戸櫃。
何故 昔の人は炊きたてご飯を釜からこのようなお櫃に移したのでしょうか。
答えを知っているのは 恐らく日本人だけでしょう。
付き合いの深さが違います。
炊きあがりのご飯の表面は湯気でずぶ濡れ この余分な水分を素木のお櫃が程好く吸収し シャキシャキした歯当たりの良いご飯にしてくれます。
美味しくなる上 保温性もあり腐り難いという事も知っています。

米を主食とし 木に親しんだ民族ならではの知恵の産物(道具)なのです。
今一度 このような電気仕掛けでない道具を見直してみることも 地球に優しい心遣いではないかと思っていますが 如何でしょうか。

投稿者 Sugino : 2008年01月19日 03:47

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