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2007年12月24日

日本海のおせち料理

日本各地ではその地域の風土に育まれた独特の郷土料理があり おせちも例外ではありません。
しかしながら陸路,海路が開かれることにより 地域間の交流が深まると共に地元との融合が始まり 微妙に変化していったのも事実です。
ここにご紹介するおせち二様は北前舟が伝えた京文化と 厳しい冬の生活から生まれた地元の生活の知恵が結晶したものと言えるではないでしょうか。

<石川:鱈の子まぶし>

初雪後の鱈は特に身が締まって美味しく 丁度お正月にかけての冬の能登の代表的味覚とされています。
鱈の刺身は昆布締めにして 硬くならないよう下拵えしておきます。
盛り付けましたら 丁寧に炒ったタラコをその上にまぶします。
味も見た目も上品な逸品です。

注 : 刺身は雌雄合体の雄の身が良いとされています。

<新潟:氷頭(ひず)なます>

新潟は米処であると同時に 鮭の宝庫でもあります。
雑煮にも勿論この鮭が使われますが 北海道から新潟にかけておせち料理の一つとして欠かせないのが この氷頭なますです。
氷頭とは氷のように透き通った 鮭の鼻先の軟骨部分を指します。
薄切りにしたこの部分を 塩をして酢で洗い 更に酢に漬け置いた後 大根と合わせて調味料(酢,砂糖,塩)で和えます。
彩りや香り付けに 柚子やイクラが加わることもあり コリコリした食感が身上です。

残念ながら何れも食べたことなく 聞きかじりのご紹介で申し訳ありません。
「我が家のおせちはもっと美味しいよ」と言われる方 どうぞご紹介して下さい。

投稿者 Sugino : 2007年12月24日 07:45

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