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2007年10月06日

自宅で晩酌:その(2)

日本酒のお好きな方に共通して言える事は幾つかありますが おつまみとなれば先ずはおふくろの味であるしょうゆ味というところでしょうか。
しょうゆ味とくれば煮物です。
沢山作って翌日に出しても これには文句が出ないはずですね。
何しろ煮込んだカレーやシチューと一緒で時間が美味しくしてくれる料理ですから 寧ろ2日目のほうが旨みが増してくるのです。
ですから日本酒のおつまみに煮物は外せません。
次に焼物に揚げ物。 
こちらは調理の段階でジュージューという調理の音が食欲をそそります。 
それと同時に立ちのぼる香が追い討ちをかけます。
仕上がれば前にある料理はこんがりとした焼色にカリッとした揚げ色 これで止めが刺されます。
何れも冷めてしまえば唯の一品 お熱いうちにどうぞ召し上がって下さい。

おつまみの話に終始しましたが チョット一息 お酒もおつまみもどちらも美味しくという事で 盃の話に切り替えます。
個人的な意見ですが 冷酒は薄手のクリスタルか白い磁器で口の広い朝顔型の盃をお勧めします。
燗酒なら写真のような温か味のある陶器のグイ呑でも構いませんが 平盃であれば先ずお酒の香が鼻腔をくすぐります。この過程は飛ばせません。(飛ばすのはお酒に失礼です)
次に味覚ですが 舌先に始まり舌全体に転がして味わうにはこの形が一番です。
これで甘味に酸味 辛味と全ての味がストレートに伝わります。
安酒ですと逆効果かも。
グイ呑ですと喉の奥に一気に運ばれてしまいますが 逆に土物のグイ呑を使えばお酒の個性を和らげてくれます。
個人差もありますので 一度このように気を遣って召し上がってみてください。

投稿者 Sugino : 2007年10月06日 07:25

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