« クリスタル・フォトフレーム | メイン | プラスチック容器 »

2007年08月15日

吸物椀について

絵柄や姿も然る事ながら 椀は直接唇をつけるものですから 口当たりの良さを最優先して選びましょう。(口縁を手で触れることによって確認できます)
汁がこぼれ難く飲み易い形であって そして手にした時の柔らかな感触も大切ですが これは手塗り漆の椀ならではの持ち味です。
ご紹介の椀は何れも越前塗の蓋付吸物椀で これに対し蓋のない椀は汁椀と呼んでいます。
そこで今日は「椀はうつわ,蓋もうつわ」というテーマで 吸物椀の蓋の活用を幾つか提案させていただこうと思っています。

例えば数枚の蓋を返して小皿として折敷の上に設え 小皿膳風松花堂弁当というのは如何でしょうか。
この際 同じ蓋でない方が変化があって面白いのですが 一般のご家庭ではそう何種類も吸物椀を持ち合わせている筈もなく 一寸無理な提案であったかも知れません。
では懐石風に椀の身を煮物や和え物はもちろん 刺身を盛る向付として使ったとします。
この場合 蓋を飯器に見立ててみては如何でしょうか。
普段のお料理がこんなアイデアでよそ行きの懐石料理に変身します。
元々懐石料理では強肴や八寸をこの蓋に取って廻していたのですから。
亦 洋風料理に塗りの器を加えると テーブルの風景がとてもシックな装いとなり これも驚きです。
メインはディナープレートに違いありませんが 脇役として吸物椀の身にクラムチャウダーのようなスープを そして蓋にはミニサラダのようなものを盛ってみては如何でしょうか。
身も蓋もあり(?)とはこのことです。
このように使う人の自由な心は大切で 貴方の食卓をとてもオシャレなものにしてくれますよ。
余り参考にならないアイデアだったかもしれません。 失礼致しました。

今日は幾つか棚上げされた課題を残しながらも62回目の終戦記念日を迎えましたが 我が家では予定通り深夜にもう一つの記念日となりました。
美由紀ちゃん おめでとう  ありがとう。

投稿者 Sugino : 2007年08月15日 07:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/754

コメント

コメントしてください




保存しますか?