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2007年02月03日

雪見酒

例年なら只今「厳寒の候」とご挨拶しなければならない時期ですが どうしたことでしょう。
暖冬の今年は特に「地球温暖化」という言葉が毎日のように飛び交っていますが 温暖化という言葉には優しい響きがあってどうも切迫感がなくていただけません。
近年当地では滅多に拝めなくなった雪ですが それでも子供の頃は暮れから3月にかけて数回の出会いがありました。
雪の苦手な都会では日常を最優先するあまりに麻痺するのであって くすんだ都会も日常を離れれば白銀の詩情に満ちた風景となり ノスタルジーさえ覚えます。(こんな暢気なこと言ってられない方もたくさんみえるかと思います)

茶の世界では雪の茶会には花を入れずに花入のみを飾るというのが約束だそうで 雪を六花と言い花に見立てる程 雪に入れ込んでいます。
この雪を楽しみ雪景色を愛でる茶会も風情のあるものでしょうが 芯から温まる雪見酒は如何でしょう。 
少しくだけますが 雪を愛でる心は同じかと勝手に思い込んでいます。
街中では直ぐにワダチの跡などが出来て興醒めの宴になるかもしれませんが シンシンと降る雪の中で静寂の時間を過ごすのも乙なものですよね。(その気になり雪景色に酔いしれて書いています)
今日は豆撒きの後 花見酒,月見酒と参りましたので 雪見酒といきたかったのですが残念です。

投稿者 Sugino : 2007年02月03日 08:14

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