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2007年01月26日

業界雑感

この業界の将来を見据えます時 今の食生活の在り方を切り離して考える事は意味の無いことのように思います。
ではどのような食生活がなされているのかと申しますと 十人十色の言葉通り非常に個人的に細分化されているように見受けられますが 実は両極に集約されているようにも思われます。
つまり家庭料理なら量販店の惣菜が主体であり 外食ならば男性客主体の居酒屋やファミレスチェーン店などを選ぶというタイプ。
そして対極は家庭料理でも必ず一品は手の込んだ料理を加え 外食するなら予算に見合ったそれなりの雰囲気と器でもてなしを受けるような店を選ぶというタイプです。

しかし実はその中間に位置する人達が圧倒的多数であるのですが このタイプの方は概ね器に関して決して強い要求を示さず 現状で過半の満足をされていますので新規顧客とはなり難い面があり 失礼を承知に上でここでは割愛させて戴きます。
では私達の店がどのようなお客様をターゲットにしようとしているのかは これまでのコラムからもご理解いただけるかと思いますが 器屋であり続ける以上器に拘り続けねばなりません。
現状では両タイプのお客様が混在していますので 両者のバランスとメリハリのある売り場構成を図っていかねばならないところです。
限りある資源であり限りある売り場ですので あれも売りたいこれも売りたいの助平根性を払拭しなければなりませんが この点絶えず四苦八苦しておりまして どうも諸悪の根源は自分自身にあるようです。
亦 できる事なら献立や食卓との提案型を目指したいのですが どうもこれも叶わぬ夢で終わりそうです。 
次世代に託します。

投稿者 Sugino : 2007年01月26日 07:47

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