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2006年09月19日

扇面銘々皿

今年も秋の婚礼シーズンの到来です。
写真はこれまで二度ほど記事にしました秋田・角館の桜皮樺細工の扇面皿です。
(桜皮につきましては以前の記事をご参照下さい)
この銘々皿はご婚礼にお誂えの 縁起の良い扇形で本朱塗。
汁椀など漆器の器を内朱で仕上げますのは 盛られた材料を引き立たせ美味しく見せるためのものです。
ご婚礼もご結納から挙式までしばらく続きますが 普段でも国民の祝日や家族の記念日などにも縁起の扇面皿をご利用戴けたらと思っております。

<螺鈿(らでん)>

漆器の伝統的装飾技法の一つで 鮑など青貝の貝殻の内側(虹色をした真珠質の部分)を何度も薄く研磨して文様を作り それを彫刻した表面にはめ込んだ後 漆を塗って研ぎ出して磨くという手の込んだ技法です。
一個の鮑から一個の文様しか取り出せない大変贅沢な装飾です。
写真は樺細工(葡萄とさくらんぼの葉)と螺鈿(夫々の実)の合体した新商品です。

投稿者 Sugino : 2006年09月19日 07:00

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