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2008年01月16日

溜塗半月花一輪

摺り漆で仕上た生地に 更に四国彫独自の風合いを持ち 落ち着いた色調の溜漆を一気に漆刷毛で塗り仕上げます。
ごく細かな埃でも針の先を使って取り除くという ここが最も神経を使う熟達の職人ならではの技の見せ所でもあります。
天然木(四国彫は栃か桂)天然漆という自然の素材の持てる美の全てを 技が引き出してくれます。
半月型という形状もなかなかお洒落ではありませんか。

香川漆器は他に 漆を塗り重ねる事15回 という後藤太平翁の創始したとされる艶やかな深みのあるうるみ色の「後藤塗」 玉楮象谷翁があみ出された技法で 独特の風雅な陰影をもつ「象谷塗」があり 何れもこの産地ならではの伝統を持つ味わい深いものでございます。

投稿者 Sugino : 2008年01月16日 06:31

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