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2007年11月21日

和風洋皿

直径23cm。 さてこのお皿をご覧になられてイメージされるお料理は何でしょうか。
天ぷらやトンカツと答えられる方が多いでしょうね。
トンカツなどは洋食といえる料理で 白いプレートでも勿論似合いますが お店によっては和風の店づくりの為 食器もこの様なプレートを使ってみえるところが多いのです。
私共の納入先でもこうしたお店が何軒かあり 矢張り和風の器を選択されております。
しかし実際の使用の段になりますと 和風プレートで気をつけていただきたいのは 特にソースやタレを使うこの様な場合 食器に吸水性があるかどうかということなのです。
今までもお話しましたように 吸水性のある食器は釉薬の掛けられない糸尻部分から 洗浄時に料理の汁を吸ってしまい 中に入り込んで内側より模様をつくってしまいます。
そして一度つくられた模様は幾ら洗浄しても落ちることはありません。
低温で焼かれる還元焼成の陶器の場合 こうした事は避けられないのです。

これを防ぐ方法としましては ご使用前に小麦粉(色々試しましたがこれが一番)で湯煎して その後自然に除冷しておく事 そうすれば糸尻部分が目詰まりして汁の侵入を防ぎます。
家庭用の5枚程度であれば30分もすれば湯銭できますが 業務用で何十枚ともなれば
大鍋を使って半日がかりという経験もありました。
しかしこれ以外に方法はありませんので お求めの際にはお店に是非確認しておいてください。
写真の商品は石器に近い土を使っていますので このご心配はご無用です。

投稿者 Sugino : 2007年11月21日 07:57

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