« 豊穣柿 | メイン | 吹寄せの器 »

2007年10月23日

グイ呑の新商品

有田から新商品のグイ呑コレクションです。
磁器の古里からの入荷とはいえ 磁器の製品は2点のみであとは全て土物でありました。
ここへ来て急に秋めいて参りまして 丁度温か味のある土物で一献というタイミングです。
しかしどうもそればかりではないようで 季節に関わりなく亦酒器に留まらず 華美な色絵磁器よりも素朴な土物が 若い方たちを含め好まれているように思います。
自然回帰志向と言えるかどうか定かではありませんが 当分このトレンドが続くようにも思われます。

左の写真 : 左は清流釉 右は焼〆伊羅保 手前は粉引鎬
右の写真 : 左は緑濃唐草 右は白磁線描の平盃 後方は三島となっています。
どれも夫々持ち味があって捨てがたいものですよ。

日本酒の楽しみ方は十人十色。
正式な宴席でもない限り揃いの盃である必要は無く 寧ろ寄せ盃の趣向のほうが歓迎されます。
呼称も盃,猪口,グイ呑などと多彩で つくり手も楽しみながら遊び心をもってつくり 亦 お客様も酒器との出会いという期待をもって店に入ってこられます。
お酒を召し上がる前から 器選びを楽しんでおられるのです。
日本酒党と酒器との間には こんな一面もあるようです。

投稿者 Sugino : 2007年10月23日 07:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/823

コメント

コメントしてください




保存しますか?