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2006年10月12日

グイ呑コレクション

日本酒にはしみじみ味わうものというイメージがあり ただ酔えば良しとする飲兵衛には勿体ないお酒であります。
この点 私も落第ということになります。
では味わうためには何が必要かと申しますと 美味しいお酒はもちろんですが 酒瓶からラッパ飲みで味わうことは出来ませんから それを呑む道具という事になります。
つまり 盃です。

盃は杯であり 元来高坏(タカツキ)という器があるように坏(ツキ)と言われ 器のことを指しています。
盃は酒(サケ)の坏(ツキ)でありサカヅキとなるのですが では猪口(チョコ)はといいますとそば猪口などというのもありますが お酒の場合はチビチビやる小振りの盃を指し グイッとやる大振りのものをグイ呑と呼んでいます。
楽しい酒 嬉しい酒 悲しい酒 寂しい酒 晴れやかな祝いの酒・・・いろんなお酒 これらはどれも呑み手の心情がお酒に反映されたものであり 気分によって盃を選べば同じお酒でも味わいが違ってきます。
このように良いお酒(酒器)と出会い そしてその出会いを積み重ねて少しずつお酒を知る事になるのでしょうか。

投稿者 Sugino : 2006年10月12日 09:02

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