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2006年06月02日

再び備前焼

これは 先日息子夫婦が友人の結婚式に招待され 岡山に出向いた際買い求めてきた備前焼宝瓶と湯冷しです。
どちらも緋色と鼠色のコントラストが良く出ていて面白く 私も気に入ってしまった桟切の作品です。

以前 備前焼は自然の偶然性に委ねた産物である というような事を書きましたが 無釉で仕上る以上土と炎には大変気を遣われているという事も聞き及んでいます。
土の良し悪しと炎の管理によって仕上がりが決まるのですから 当然のことなのかもしれません。
無釉の良さはその初心で清浄な肌合いであり 土色も飽きる事のない温かみがあり 花器であればどんな花でも引き立て 家具であればどんな道具とも調和する魅力を持っています。
土作り ロクロ成形 窯詰め 窯焚き 窯出し とどの工程も息が抜けず 最後の窯出しの瞬間は期待と不安が交錯し お酒でも呷ってないと恐ろしくて見てられない事でしょう。(確率は余り良くないそうですから)

投稿者 Sugino : 2006年06月02日 16:28

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