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2006年01月09日

酒井田柿右衛門

磁器のふる里 有田を30年ほど前に訪ねました。
写真はその折買ってきました初代柿右衛門の像と 当時つくられていました赤絵紋様の湯呑です。
夕日に映える柿を見ながら あの柿の色が焼き物の上に出せないか と苦心の末遂に成功したという逸話は有名です。
確か小学校の教科書に載っていましたよね。
赤絵の創始であると同時に 欧米人の言う「ミルクホワイト」の地に細線で絵付けされた瀟洒な絵画世界は 日本的情趣に満ちていて 今尚元禄期の柿右衛門様式が継承されているのです。

<陶磁器の生産工程>

成土→成形→仕上・乾燥→素焼→下絵付→施釉→本焼成→上絵付→上絵焼成→完成

という工程を経ますが 夫々の工程は殆どの産地で分業化されています。
有田の場合も夫々の熟達した職人さん達によるチームワークで成り立っているのです。

投稿者 Sugino : 2006年01月09日 13:30

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