2006年01月09日
萩の七変化
萩焼は土と釉薬の性質上「水漏れ」が生じることがあります。
ですから花入や壷のような花器類につきましては 事前にシリコン等により「水止め」をしております。
しかし湯呑や皿鉢といった食器につきましては この「水止め」を施しておりません。
お茶などの成分が釉薬や土の隙間に入り込み 色変わりしていくと同時に隙間を埋めていくという自然理に基づいたもので 茶人の採ってきた風雅な知恵なのです
(これを「萩の七変化」といいます)
それでも気になる方は 重湯や片栗粉を溶いたお湯の中に入れ 30分程煮出した後良く乾燥させて水洗いしてからご使用下さい。
亦 萩の土は粒子が粗く「臭い」を吸収する性質があります。
加熱するとこの「臭い」が発生する場合がありますので オーブン,レンジ,食洗器等の加熱は避け 初めて使用する際は 一晩ほど水に漬けてから使用して下さい。
投稿者 Sugino : 2006年01月09日 13:58
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