2008年03月16日

焼桐花入


県の伝統工芸品に認定されております金沢の桐工芸。

桐工芸と申しますと 白木の桐箪笥を想起される方が多いかと思いますが こちらは表面を焼いて磨いた独特の焼肌を持つ花入です。
古くは江戸期の桐火鉢より発祥したものでありますが その磨かれた焼肌に漆と砥の粉を混ぜた錆とよばれるもので図柄を盛り上げ 蒔絵を施します。
火鉢全盛の頃とは異なり製造業者は激減してしまいましたが 一部の方がこのような花瓶や和雑貨や茶道具のような小物制作に転換され 伝統を絶やすことなく維持しています。
これはそうした方たちの手に成るものであります。
雪国ならではの良質な桐材とロクロ木地師の技 そして加賀蒔絵の伝統が相俟って この柔らかな温か味を持つ優美な作品となって甦りました。

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2008年03月14日

スッポン鍋


滋養強壮を願う男性 健康美肌を願う女性 この何れもが叶うといわれる「スッポン料理」。

過っては上方料理の横綱とまで言われていましたが 今や全国版となりました。
とは申しましても私は未だ食べたことがありません。
亦 生きている姿を想像すると余り食べたい気持ちも起こりません。
高価な料理であることも 私にとってはネックであります。
ところでこの「スッポン鍋」 何処かの料理番組で評判をとった楽鍋ではありませんが 万古のぺタライトを配合した超耐熱の土鍋です。
私共のお客様のお店では 蓋無しの陶板を使ってみえるところもございますが 何れも地元の万古焼であります。
普通の土鍋と比べていただきますと浅目であることがお分かりかと思いますが これは他の鍋料理が具沢山であるのに対し スッポン鍋はスッポンのみのスープを採ることが目的なので 野菜などふんだんに一緒に煮込むのは邪道だと言われているからなのです。
このスッポンの純粋なスープは琥珀色で透き通っています。
食された方の大半はフグよりスッポンに軍配を揚げるそうですが 如何なものでしょう。さて 俗に似て非なるものの例えの中に「月とスッポン」というのがありますが どこが月とスッポンは似ているのかと反論される方もみえるでしょうね。
これはどうも丸い甲羅と満月 或いは甲羅に爪に膀胱 そして胆嚢以外は全て食べることが出来るので(甲羅も乾燥させて粉末にしたものは強壮剤として利用されているそうですが) 「まる」とも呼ばれているところから比較されたと言う説があっての事のようです。その上 心臓,脾臓に精巣にえんがわ 血までワインで割られて食前酒とされているのですから 真実味があります。
如何です 今夜あたりスッポンのフルコースでも。

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2008年03月12日

楽壷(らっこ)急須


楽壷(らっこ)の急須は拘ります。
この急須の取っ手を良く見て下さい。

手に千筋の凹凸を付けることにより 手が触れても熱くなく そして滑り難くなっています。
亦 注ぎ口の下部を少し下向きに角度をつける工夫により 茶切れが良くなっています。
更にステンレス製の茶漉しが多い中 非常に技術を要する陶製の茶漉しに拘り このため本来のお茶の風味を損ないません。
亦敢えて大きな茶漉しを取り付けたため お茶が出易くなっています。
最後は呑んだ後 茶殻を捨てなければなりませんが 蓋受けの棚は一部を切り取ってあるため捨て易く 亦洗い易くなっています。
如何ですか。 一度お試し下されば病み付きになること請合います。

作者をご紹介します。
常滑焼・伝統工芸士 梅原二郎さんです。

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2008年03月10日

萩焼・木瓜型大鉢


この春入荷致しました萩焼の木瓜型大鉢です。
大鉢に付きましてはこれまでにも色々ご紹介して参りましたが この品に付きましてメーカーは「ワインクーラー」と名付けています。

長辺が約33cmと可也大きな鉢ですので これなら窪みを利用してボトル4本は入りそうですよ。
ワインクーラーと名付けていますので 内側にはガラス釉を施し 萩焼特有の吸水防止は万全です。
ですから花器や盛鉢にと こちらも多目的にご利用戴けます。
萩焼は備前や立杭などと同様 絵柄を施すことがありませんので 周囲との調和に然程気配りする必要もなく デ-ンと真ん中に据えてみて下さい。
圧倒的な存在感を発揮するのではないでしょうか。

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2008年03月08日

井桁松花堂


実際のご家庭でこの井桁松花堂を使うとなれば 9品惣菜を用意しなければならず大変なことだと思います。
しかしプロの世界の業務用となれば然程面倒な事でもないようです。

しかしプロの世界の業務用となれば然程面倒な事でもないようです。
何しろ盛り付けに気を遣うことなく器のサイズに合わせればいいのですから かえって手間いらずなのかも知れません。
ただ全てが小さな器ですので 焼魚や煮魚のようなメニューは別盛となります。
そしてこのように見た目豪華で欲張りなお昼メニューとなりますので これを昼食の目玉にされている飲食のお店もあるようです。

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2008年03月06日

風 鎮


利休居士は掛物について 「横物で床の上下が空きすぎるならば天井を下げよ 竪物で詰まるようなら天井を上げよ」と言っています。
つまり掛物のためなら茶室を改造しなさいとまで言っているのです。

亭主の迎付を受け席入りした客が 初座の床で最初に対面する道具であり その会のテーマが集約されたものこそこの掛物である以上 最も大切な道具であると主張されるのでしょう。
主客の直心の交わりを大切にする利休ならではの言葉ではないでしょうか。
中でもこの掛物にも唐絵,水墨画,歌切,消息など色々ありますが 悟りの境地を示し教えるものとして墨蹟を最も好んだと言われています。
さてこの掛物も永らく蔵入りしていたものを取り出しますと 丸まった状態を記憶していて背筋がなかなかピンとしません。
こんな時のお役立ちがこの風鎮です。
茶室で余り見掛けないのは早くから用意怠りないためだと思われますが 一般家庭では慌てて掛物を取り替えるということはよくあることですので 一対は常備しておきたいものです。
漆器の他 陶器製,鋳物製,石細工とございます。

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2008年03月04日

白頭鷲


白頭鷲はアメリカ合衆国の国鳥で 過ってのロサンゼルスオリンピックのマスコットキャラクターであったイーグルサムは この鳥がモデルでありました。

アラスカからカナダそして合衆国のロッキー山脈川沿いにかけて生息し 主に鮭などの魚類を捕食する鳥です。
4年程で全体が褐色の幼鳥から 尾と頭部が白く変り成鳥となります。
北米の先住民族はこの鳥を聖なる鳥と崇め その羽根を正装の装身具として身に付けていたのです。
一時は密漁乱獲,森林伐採による営巣地の減少などで 絶滅危惧種に指定されていたのが 懸命の保護活動により今ではそのリストから除外されるまでになっています。
このような動物や生物を繊細なタッチで 表情までも見る人に克明に伝える確かな技術が結集したのが このセラミックアートコレクションです。

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2008年03月02日

御玄猪


たくさんの流派がある中で日本最古の伝統を誇り 現在も尚最大の華道流派である池坊で使用する銅製(鉄製もあります)の重ね薄端のひとつです。

池坊専明が亥の子の祝いに用いられる丸三宝を模して花器にしたもので 「御玄猪」の銘を付したのが始まりと云われています。

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2008年02月29日

多用器


(摺り鉢と目皿)・・・上の写真

 直径16cmのセット
 硬質の有田焼で目こぼれしません
 一寸大きめで太い大根でもOK
 煮物などの中鉢としてもご利用できます。

(摺り鉢と目皿と絞り器)・・・右の写真

 直径9.5cmの卓上型
 これも硬質の有田焼で目こぼれ致しません
 目皿は絞り器の裏に付いています
 生姜や山葵に如何ですか
 酢の物,和え物などの小鉢の一品にもご利用戴けます。

何れも一器多用の優れもの。
業界のカタログでは何れも雑器の範疇に入れられていますが 何んとも気の毒な気がします。
キッチン用品でありながら おしゃれな絵付けで卓上でも大活躍の多用器です。

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2008年02月27日

立体懐敷・花草紙


お料理の器は何も陶器や硝子器,漆器製の既成の器ばかりとは限りません。
皆様の創意工夫で身近な素材を器にしてしまいましょう。

例えば 写真は和紙を立体的に細工した「立体懐敷・花草紙」と申しまして プロの世界では既に陶器やグラスなどの珍味入れを重ねて提案されたり 前菜や口取り或いは揚げ物,焼き物の盛り付けにと幅広くご利用戴いております。(金銀は煮物であっても直に器としてご利用戴けます)
この様に自由に細工できて 表現にも幅が広がる素材はそれ程多くはありません。
柔らかさも堅さも 熱さも涼しさも 広さも深さも 懐のある和紙だから如何様にも応えてくれるのです。
営業用でなければ 夫々のご家庭で工作作業に時間を割いていただければ良いのでが ここが苦しいところで 飽く迄私共と致しましては商品の一例をご紹介しているつもりでございます。

平面的になりがちな盛り付けには 取って置きの一品にアクセントとして是非お使い戴きたい小道具だと思っています。

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2008年02月25日

目弾き脇取盆


写真の長手盆は料亭や旅館でよく見かけるお盆ですね。
お給仕や後片付けには欠かせないものですが 脇取盆或いは通い盆と呼ばれています。

サイズは尺4寸から2尺までの大型盆で たくさんの食器を一度に運びますのでシッカリとした造りでなければいけません。
同様の造りで深さを倍位にした料理箱というのがありますが こちらは着席前の配膳やお開き後のあと片付けに使われますので目に留まることは少ないかも知れません。
写真のように木の目止めをせずに塗装して仕上げたものを 「目弾き(めはじき)」と呼んでいますが お盆の他お膳や折敷などにもよく使われ 総黒のものであれば大抵天朱のアクセントが付けられます。
漆を木材の導管内に浸み込ませ 表面のザラついた木目をそのまま残した自然な仕上がりが特徴で 渕を強化したものなどもございます。

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2008年02月23日

銅製茶壷


長期間お茶の鮮度を保つ保存容器としては この銅製茶壷もお勧めです。
蓋は二重蓋で殆ど完璧に密封します。

少し回り道しますが 何故ヨーロッパで銅鍋があれほど普及しているのでしょうか。
それは熱伝導率が非常に高く 鍋に万遍に熱を伝えるという特性を持っているからなんですが 勿論欠点もあって10円銅貨を見ていただきますと分りますように すぐに酸化して変色するのです。
このため食品衛生法により食品に接する部分については 銀か錫によって鍍金しなければならない事になっています。
この茶壷も実は内面に錫メッキが施されています。
それでは錫や銀で造ればどうなのかと申しますと 既にご紹介していますように錫製茶壷は金属製で食品保存容器としては最も適した素材です。
しかし高価な希少金属であります。
他方 銅は最も長く銀や錫の力を借りながらではありますが 人がお付き合いしてきた金属であります。
亦 銅の緑青は不幸にして過去長年に亘り猛毒物質と考えられてきました。
それが1984年当時の厚生省の発表によりますと 塩基性炭酸銅を主体とした化合物で 全く逆の結果の無毒ということが証明されています。
更に銅には金属微量作用という殺菌作用を持っていることも判明しております。
このような銅の持つ特性から食品の調理から保存に至るまで 歴史によって証明され幅広く利用されているのです。

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2008年02月20日

金彩丸紋マグカップ


黒の釉薬をベースに大きな丸紋を一珍で描き 赤とグリーンを配した大胆で個性的なマグカップが生まれました。

と申しましても器は普段使いのマグカップ。
日常使いの筆頭商品でもあり 然程よそよそしさは感じません。
寧ろ普段使いにピッタリの愛嬌すら感じませんか。
マイカップとされても良し 亦気心の知れた方へのプレゼントにも好適です。
何か使うほどに愛着を持ち 手放したくないようになってしまいそうな器ですね。

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2008年02月18日

ひらり碗


これは典型的な器の印象から名付けられた「ひらり碗」

基本的にはご飯茶碗のようですが 惣菜やらフルーツやら何を盛り付けたって構いません。
このように最近は首を傾げてしまいそうな器が 色々つくられるようになりましたが これが食卓を楽しくするのです。
卓袱台談義のネタにお一つ如何でしょうか。
お揃いの湯呑もございますが こちらは一般的な湯呑ほど深くはなくて口が広くなっています。
マルチカップと呼ばれていまして ソバ猪口などにも応用できそうです。

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2008年02月16日

魚文字湯呑


この湯呑を懐かしく思われる方も多いことでしょう。
お寿司屋さんの定番湯呑であったり はたまたご家庭では父権の象徴である特大湯呑であったりしました。

たくさんの漢字を入れようとしますと 湯呑は大きくなると同時に厚く成形しますので 長時間お茶が冷めることなく 亦手にして熱くならない実用性を兼ね備えているのです。
魚偏の当用漢字が幾つあるのか存じませんが 此処に書かれた漢字は殆どが余り覚える必要のない表外漢字です。
パソコンやワープロでは殆ど打ち出せない文字です。
さて 仕事柄ご進物にはのし紙が付き物ですが 引出物ともなりますと一度に何枚もの熨斗紙を印刷しなければなりません。
こんな場合 お名前の中には不思議にこのような漢字が多くございまして 止む無く手書きとなる事もしばしばです。
このような事態は想定内でありますので 普段の文章はパソコン任せであっても やはり常日頃基本の手書きを訓練しておく必要がございます。
そうは言っても文字の上手い下手というのは 小学生以来変ることがないとも言われていますので 如何したものでしょうか。

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2008年02月14日

鉄釉なぶり向付


この形はロクロで成形した円形の両サイドをなぶって広げ 長円形にしたものではないでしょうか。

一個一個微妙に形状が違います。
亦 鉄錆釉の縦縞も大胆ながら 素朴な素地に良くマッチしていると思われます。
こちらも手描き故 夫々微妙にデザインが違っています。
向付と名付けられていますが 使い道はお造り,煮物,炊き合わせなどなど 可也幅広くご利用いただけそうです。
メインに据えて戴くに相応しい器かと存じますが どうぞお料理の方も本日の主菜を盛り込んでみて下さい。
以前ご紹介しました「へちもん」の器です。

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2008年02月11日

GLASS・WORKS


洋食器でお馴染みの鳴海製陶が 海外でガラス製品の委託生産を始めました。

ご覧のように シンプルでコンテンポラリーなテイストを基調としたデザインが 「GLASS WORKS NARUMI」の基本コンセプトです。
写真はトレーと一輪挿しですが テーブルウェアーからインテリアグッズまで 日本の多用なライフスタイルを考慮したデザインと商品アイテムを 世界の一流工場で商品化し日本の食卓へご紹介いたします。
シャープな形状のインテリア商品とは異なり ここには掲載していませんが多分に自社製の洋食器とのコーディネートを意識してか ステムウェアーは柔らかい曲線を描くような形状のデザインを多く取り入れています。
亦 サンドブラスト技法による マーク,文字入れも承っています。

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2008年02月08日

おにぎり・お櫃器


炊き立ての「ごはん」から出る余分な水分をこの「おひつ」が吸収しますので べたつかないでシャキッとしたおにぎりが召し上がれます。

また 蓋をしたまま電子レンジでの温め直しが出来ます。
どうぞお昼のお弁当などにお試し下さい。

もう一つ 右の写真は「おひつ鍋」。
上のおにぎり・おひつ器と同様に扱っていただける上 同様の効果を発揮します。
更に 直火による調理もできる調理と保存の二役鍋です。

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2008年02月06日

MOTTAINAI


先日ご紹介しました「Re-食器」の本年度版 ワンガリ・マータイさんの「MOTTAINAI」ブランドが入荷致しました。

写真は長辺15cmの中鉢セットと9cmの豆鉢セットです。
中央に貼られたシールには 「MOTTAINAI」のブランド名と共に REDUCEの文字が明記され 配合される陶土は軽量土を使用していますので 見た目より軽く仕上がっています。
20%程の再利用された陶器の粉末を含み パッケージまでダンボール剥き出しのものとなっていますが 今後この様な取り組みは更に増えていくことでしょう。
遅蒔きながら この業界も環境保全に向けて動き出しました。

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2008年02月04日

ベゴニア・マグ


東西に200m程の当商店街の舗道には 直径40cm程のプランターが南北両側に60鉢置かれていて 春と秋の2度 店主や従業員の方達で植え替えをしております。

当初は春植えに当市の花であるサルビアを選んだり試行錯誤の連続でしたが 今では秋にはパンジー 春はベゴニアとほぼ定着して参りました。
理由はどちらも世話要らずの花で 何れも開花期が半年余りと長い期間であるためです。
園芸書に因れば 土や肥料,温度に湿度,保管場所等々 こと細かに記されていますが 商店街で殆ど手を加えることはありません。
大変な生命力を持った花なんですね。
そのベゴニアをモチーフにしたマグカップ(清水焼)が入荷いたしましたので ご紹介申し上げます。

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2008年02月02日

春草・織部抹茶碗


猿投山麓赤津の陶芸は 加藤四郎左衛門景正を以って始祖とし 実に七百有余年の歴史を有しております。

遠く鎌倉時代からの民窯による豪気雄大な作風が基盤となっていますが その間時代と共に固定沈滞に陥りながらも その都度傑出した名工が生まれたのも事実であります。
この事はこの地が胎土及び釉薬産出に恵まれ 正しい手法の相伝を伝え続けてきた結果に由るものであると思われます。
このような伝統の地に生を受けられた東窯・春草の作品 伝統を秘めつつ今に生きる織部の抹茶碗です。
昭和62年 赤津焼の伝統工芸士として認められて以降も 織部,黄瀬戸,志野,鉄釉,古瀬戸,御深井,灰釉の伝統技術を守りつつ 新境地を開かれています。

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2008年01月31日

茶棚揃


<セット内容>
夏碗 冬碗 建水 水指 蓋置 柄杓 茶杓 棗 茶筅 茶筅直し 茶巾  (各1個)

一つ一つは数物ですが お稽古には充分かと存じます。

<稽 古>
この稽古という言葉は 普段私達が「お稽古事」などと使っていますように 遊芸事そのものであったり 亦その事を習うという行動を指しています。
或いは 武道やスポーツに励んで練習することを指しています。
しかし広辞苑を繙きますと 第一義に「昔の物事を考える」となっていて 上記の意味は二番目以降となっています。
何のことかと思いもう少し調べて見ましたら どうも温故知新のことを指しているようにも伺えます。
間違っているかも知れませんが このように言葉というのは長く使われる間に 本来の意味から離れた使われ方をした結果 一つの言葉に色々な意味が含まれるようになったようです。

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2008年01月29日

均窯ポット


もとは中国宋代の河南省の名窯の一つで そこで産出された焼物も含め 青磁釉が青白濁する釉薬の事を指していますが ラベンダー彩に特徴があります。

亦 月が昇る直前の空が青白くなる様(さま)に模した月白釉 空の青さを模した天藍釉などもこの均窯の釉薬でつくられ それらの焼物の総称を指しています。
中には紅班の生じるものもあり 様々な景色が楽しめる釉薬でもあります。

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2008年01月27日

お料理膳掛紙


新年会はお済ですか。
大勢の場合ですと 着席前の御座敷の宴会ではこのように掛紙がかけられています。

勿論 お料理の衛生面や保鮮上の処置ですが 人の心理としては「今日の宴会メニューは何だろう」とチョイと覗いてみたくなりますよね。
写真は膳掛け用の掛紙ですが 四季の花や時知らずのポイント柄をご用意致しました。
サイズは 大:630×460 小:530×415 の2種類です。
この他 器掛け用の正角掛紙(175×175) 料理を円錐形に包む料理帽子(径135~180)もございます。
更に掛紙ではございませんが懐石料理の必携品 懐石懐紙もご用意致しました。
サイズは 250×190 190×170 150×150 120×120 の4種です。

(文中の単位はmmです)

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2008年01月25日

陶 額


鳴海製陶は国内でも有数の食器製造メーカーですが その食器造りで培った印刷技術を生かし ボーンチャイナの素材で陶板や皿を利用した陶画を手掛けて参りました。
先ずは小磯良平画伯のイタリアの「サンフランチェスカ寺院」

次は林武画伯の「バラ」

お二人とも故人となられましたが この製陶会社が生前親しく交流されていた事を偲ばせる陶器製のレプリカです。
陶画の最大の特長は長期に亘り 変質,変色のご心配がご無用な点です。
ご新築のお祝いなどに如何でしょうか。

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2008年01月23日

釜めし


日本での最初の駅弁は 明治18年7月に宇都宮駅で販売された おむすび2個に沢庵一切れを竹皮に包んだお弁当(当時のお代は5銭)だそうですが その年の10月には群馬県安中市にある「おぎのや」さんが 信越本線・横川駅にて駅弁の販売を開始されています。

その後 「おぎのや」さんは昭和32年に「峠の釜めし」を創業 翌年より同駅にて発売以来 マスコミによる報道等もあり爆発的なヒットとなり 駅弁の代名詞ともなるに至っております。
この釜めしの釜は流石に土地柄もあって 益子焼の陶器釜を使っていますが この場合のこの容器は飽く迄盛り付け専用でありまして 調理は「おぎのや」さんの徹底した衛生管理の下 工場のセントラルキッチンにて行なわれています。
亦 この釜めしの魅力は 炊き込みご飯に使用する出汁の調合や 炊き加減も然ることながら 9種のこの土地柄ならではの新鮮な山,里の幸の具材にもあるようです。
何と言っても釜めし50年,駅弁120年の老舗ですから。
実は今日この「おぎのや」さん 並びに今はございませんがこの列車最大の難所でありました「碓井峠」縁のお二人がご来四されます。
長男の嫁の両親です。
私共にとりましては初孫の ささやかな喰い初め膳をお互いに祝って戴こうという算段なのです。 
話が一寸逸れてしまいましたが 皆さんの夫々のご家庭におかれましてはどうぞこの写真の羽釜・釜めしセットを使って 旅先気分を存分に味わってみて下さい。
群馬は「良い湯だな はははん ♪ 良い湯だな はははん ♪」 日本有数の出湯地帯でもありますよ。

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2008年01月21日

半月両面茶托


表裏を朱と黒で塗り分けた リバーシブルの半月型茶托です。

これですと湯呑との彩りによって裏表が使い分けられますし 慶弔何れにも適う便利な木製目ハジキ山中塗の茶托です。
また普通茶托と申しますと 湯呑の糸底が嵌り込むよう窪みがありますが こちらにはその窪みがありませんのでお茶請けを載せていただく銘々皿としてもご利用戴けます。
こちらは限定品で 只今特別価格にてご奉仕中。

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2008年01月19日

江戸櫃


和食の基本は何と言っても ご飯。
今でこそ世界中に広まり愛好者も増えて参りましたが やはりそれでもお米との付き合いという点で 日本の右に出る国はありません。

写真はこれも余り見かけなくなりましたが 椹の江戸櫃。
何故 昔の人は炊きたてご飯を釜からこのようなお櫃に移したのでしょうか。
答えを知っているのは 恐らく日本人だけでしょう。
付き合いの深さが違います。
炊きあがりのご飯の表面は湯気でずぶ濡れ この余分な水分を素木のお櫃が程好く吸収し シャキシャキした歯当たりの良いご飯にしてくれます。
美味しくなる上 保温性もあり腐り難いという事も知っています。
米を主食とし 木に親しんだ民族ならではの知恵の産物(道具)なのです。
今一度 このような電気仕掛けでない道具を見直してみることも 地球に優しい心遣いではないかと思っていますが 如何でしょうか。

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2008年01月16日

溜塗半月花一輪


摺り漆で仕上た生地に 更に四国彫独自の風合いを持ち 落ち着いた色調の溜漆を一気に漆刷毛で塗り仕上げます。

ごく細かな埃でも針の先を使って取り除くという ここが最も神経を使う熟達の職人ならではの技の見せ所でもあります。
天然木(四国彫は栃か桂)天然漆という自然の素材の持てる美の全てを 技が引き出してくれます。
半月型という形状もなかなかお洒落ではありませんか。
香川漆器は他に 漆を塗り重ねる事15回 という後藤太平翁の創始したとされる艶やかな深みのあるうるみ色の「後藤塗」 玉楮象谷翁があみ出された技法で 独特の風雅な陰影をもつ「象谷塗」があり 何れもこの産地ならではの伝統を持つ味わい深いものでございます。

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2008年01月14日

銀砂透し銘々皿


石はぜ土の微妙な光沢を持つ銀砂に 縁起の良い開扇を配し要から中骨にかけて透しを入れた高級感あふれる銘々皿です。

お茶菓子にお料理にと どちらにも応用できます。
大切なお客様のおもてなしに 或いはご家族の夕餉やお茶請けに一組如何でしょうか。
有田焼の確りとしたつくりの銘々皿です。

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2008年01月12日

古伊万里沈香壷


沈香とは またの名を伽羅(きゃら)という木より採取された樹脂が凝結して出来たものをこのように呼んでいます。

辛いのが上品酸いのが下品といわれ 上品は脂分が多く潤沢で重く 脂でありながら水に入れると沈むところから沈香と称されているものです。
白檀などのように加熱しなくても匂うものもあり そのために仏像や数珠の材料にも使われて参りました。
こんな古伊万里の沈香壷 蓋を開ければ清々しい芳香が部屋一杯に広がります。
お香を添えて贈り物にもご利用戴ける一品です。

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2008年01月10日

陶製ロックカップ


数年程前なら寿司湯呑と呼んでいたところですが この処この様に大き目の湯呑を湯呑と呼ばないケースが増えてまいりました。

ネーミングもセールスプロモーションの重要な要素と気付いたメーカーは ここへ至りましての焼酎ブームに肖ってか 焼酎カップなどと名付けているのです。
今日の2点はロックカップと名付けられていますが ウィスキーのオンザロックという訳ではないように思います。
やはりウィスキーなら 切れ味爽やかなクリスタルグラスを使った方が美味しそうですよね。
ではこのカップはと申しますと 寿司湯呑のように口広厚手ですから 焼酎用のロックグラスではないかと思われます。
口広は大きな氷でも入れ易くするためであり 厚手は保冷効果を狙っています。
でも結局は湯呑でしょうから お茶であれミルクであれ 何を召し上がっていただいても構いません。
御深井と錆十草のロックカップでした。

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2008年01月08日

羽 衣


この製品(茶托と銘々皿)は羽衣と名付けられています。
こうして積み重ねてみますと 歪みがハッキリと判別できますね。

しかしこれは製造後に狂ってきた歪みではなく(充分に乾燥させていない材料を使いますと 製造後の収縮により歪みが生じます) 生育過程で自由に好きなように動ける環境を与えられた結果の木の意思によるものでありまして 決して不良品ではないのです。
一つ一つの形が自然の成せる業であり 亦つくり手の作為でもあって私たちに伸び伸びと語りかけてくれるのです。
正にこれぞ天然木の味わいであり 恰も栃の木が天女となって羽衣を舞っているかのように感じられませんか。

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2008年01月06日

お遊び盃


二年前は越前塗の宴遊盃でした。

入子の盃五客と蓋を合わせて六客の盃 そしてサイコロのセットですが 出たサイの目の盃でお酒を飲み干すと言うお遊びセットでした。
今年はその陶器版 盃はオカメにヒョットコ そしてテングの三客ですが サイコロの替わりに六面体の独楽になっていまして 夫々交互に二面ずつ描かれています。
こちらは宴遊盃と違って盃の大きさが可也変えてあります。
下戸の方ですと オカメの場合でもこのようにホンノリ桜色となり 次ぎのヒョットコで片目が飛び出しそうになり 最後は炎のように顔中真っ赤となります。
こうなりますと中味は日本酒ではなく ジンかウォッカそれともテキーラかアワモリにすり替わったのかも知れません。
将来を担う成人の皆さん お遊びも程々がよろしいかと存じます。
この他 福禄寿と3組セットのお遊び枡酒盃もございます。

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2008年01月04日

角 樽


三が日を過ぎれば何時までもお屠蘇気分という訳には参りませんよね。

私共では 本日より通常営業となります。
それでも松の内の間くらいは清酒で初春を祝いたい と仰る方にはこの角樽。
本来は酒一升は人生の一生に通じるということで 婚礼や結納に欠かせない道具でありましたが この樽をお正月用の水引などで化粧して使ってみては如何でしょうか。
日本酒は米と水 そして杜氏の力で出来るとてもシンプルなお酒です。
しかし 米をどう扱いどんな水を使うかによって結果に歴然とした差が出ます。
この差は単なる甘口,辛口に留まるものではありません。
吟醸酒とか純米酒とラベルに書かれているのを見たことがおありでしょう。
是非お気に入りのお酒を見つけて下さい。
それから酒器を選んで下さい。
最後は酒肴に相方。
独酌よりも お気に入りの相方と召し上がっていただいた方が深酒になりません。
今年も一年通して気持ちの良い 美味しいお酒とお付き合いできることを願いつつスタートします。

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2008年01月02日

岩上の鷹


初夢とは元旦から2日にかけての夜 若しくは2日から3日にかけての夜に見る夢とあります。

昨年は赤富士を採り上げましたので(採り上げましたが私は見ることはありませんでした) 今年は鷹と参ります。
縁起の初夢は江戸期の頃から「一富士,二鷹,三茄子」と言われています。
なぜこの三つなのか 諸説あって本当のところはよく判っていないようですが 鷹は鳥類の中にあって昔から人との係わり合いを深く持っていて そしてその天高く飛び立つ勇ましい姿から選ばれたのかもしれません。
洋の東西を問わず その狩猟能力を買われて鷹狩りに借り出され その強さと飛翔を象徴する吉祥の鳥というイメージがあります。
昨夜見なかった方も 今夜再度挑戦して今年の吉凶を占ってみてください。
若し今年が駄目なら 写真の高岡製の「岩上の鷹」をお飾り下さい。

どうぞ本年も皆様にとって良き年でありますように。

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2007年12月29日

迎春食卓飾り


お正月を更にお正月らしく華やかに演出する 名脇役たちをご紹介しましょう。

お正月の食卓に如何でしょうか。

・ 珍 味 入 : 獅子頭 梅型 鏡餅 祝竹(水引付) 福桝 鶴 亀
・ 白木羽子板付出皿 : (22×8.3) (14.5×5.7)
・ 金箔羽子板付出皿 : (22×8.3) (14.5×5.7)
・ ミニ金屏風 : 4曲(21~40.5 4種)
           2曲(13~18.5 3種)
・ お料理飾り : 羽根 独楽 ミニ凧 獅子頭 ミニ門松 飾り松 水引各種
               数字の単位 : cm

余りにあれもこれもと賑やかにしてしまっては 折角の食卓が台無しになってしまいます。
ポイントを決めて重点的に飾るのが良いでしょう。

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2007年12月27日

日の出雑煮椀


これはお正月用の雑煮椀ですが 総黒の身に対して朱の蓋は日の出を意味します。
そして蓋の表は松竹梅の絵柄 見返しには松葉と正にお正月向けお目出度尽くしのお椀です。

雑煮を戴くお正月は日本全国共通の慣わしですが これほど地域によって中味に違いのある料理も少ないのではないでしょうか。
そう言えば 名前からしてどんな具を使ってどのように調理しても構わないというニュアンスがありますね。
少し大振りですが お重はお目出度いおせち料理が重なって縁起が良いと言われていますように お雑煮もお代わりされて戴くのが良いそうですよ。
でも余り無理をして お餅を喉に詰まらさないようご用心。

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2007年12月25日

羽子板皿


我が家のおせちは祖母から母,母から女房への伝承おせちですが こんな家庭は今ではほんの一握り 珍種の部類なのかも知れません。
きっとデパートや料理屋さん それともホテルの豪華なおせちなんでしょうね。

おせち料理は夫々の料理に願いが込められ 栄養も偏ることのない優れた古人の知恵が結晶したものです。
ですから全てが出来合い品ではなく 何品かは自家製のおせちを組み入れて欲しいと願っているのですが。
先ずは初春を祝うおせちとして 紅白ナマスに紅白カマボコ,それに昆布巻きがあります。
そして健康(黒豆)と長寿(海老)を願い 子孫繁栄(数の子)財運(栗きんとん)豊年息災(タツクリに叩きゴボウ)を願う品々 これらが一般的なメニューでしょうか。
それにしても随分欲張りなメニューですね。
盛り付けは一般的に重箱やオードブル器が用いられていますが 取り分けには写真の羽子板皿をお勧めします。
如何にもお正月ならではの食卓演出小物ですね。
塗りのお皿は黒と朱の両面仕様となっていますが 華やいだお正月には朱がお勧めです。
亦 この白木の羽子板皿も清浄を表す器で お正月には打って付けです。
この他 華麗な絵付けの陶器の羽子板皿もございます。
思いっきり お正月尽くしと参りましょう。

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2007年12月23日

姫集い・ミニ飾り皿


直径11cm程の小さなお正月用飾り皿(有田焼)です。
小さくはありますが 絵柄(花車,獅子牡丹,唐子,吹寄せ,花鳥の5種)は 非常に細かく手の込んだ伝統柄ばかりです。

置く場所を選ばない上 小さくとも工夫次第で存在感が発揮され 場の雰囲気を一新させてくれます。
同時にその艶やかな色遣いは その場のアクセントともなります。
日本の伝統が見直されつつあるところです。 
おひとつと仰らず まとめてセットで如何でしょうか。

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2007年12月21日

古伊万里デキャンター


クリスタル製のデキャンターは「硝子器について」というコラムでご紹介していますが こちらは古伊万里様式の磁器のデキャンターです。

元々ロイヤルサルートのように瀬戸瓶入りで販売されているお酒もありますし 甕の貯蔵性は古くからの人智でもあります。
ウィスキーやブランデー 焼酎にジンやウォッカ等の蒸留酒がお勧めですが 中身はどうあれボトルだけでもお部屋に華麗なアクセントとなり 存在感を示してくれます。
お正月やクリスマスには シャンパンやお屠蘇に続きこのデキャンターで決めましょう。
クリスタルと違って中身が見えないだけに 何がどれ位入っているのかという想像を掻き立ててくれる 取って置きの一瓶となることでしょう。

容量 : 750cc

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2007年12月19日

リキュールグラス


リキュールというお酒にに付きましては 以前このブログでも記事にしておりますが 今日はクリスマス提案として このリキュールをもう一度ご紹介しようと思っています。

リキュールはブランデーや他のスピリッツなどに 香味や甘味を付けた色とりどりのお酒ですが 甘いと申しましてもアルコール度数は20度から以前ご紹介しましたアブサンの75度までと幅広く 決して甘くみてはいけません。
ところでこのリキュールの歴史は意外に古くて 古代ギリシャ時代まで遡るといわれています。
その起源は当時ワインが主なお酒であった時代で ヒポクラテスが肉桂や蜂蜜などを混ぜて造ったとされる「ヒポクラス」といわれるお酒です。
その後近世に至りイタリアでご婦人にも飲み易いようにと ブランデーにバラの香り付けをして甘味を加えたものが イタリア全土からフランスを経てヨーロッパ全土に広がってゆきます。
このように香りや甘味を付ける香料は無数にありますので リキュールの種類も無数といって差し支えないのですが そう言えば日本のお正月に欠かせないお屠蘇も立派なリキュールと言えますね。
亦 一般によく飲まれているウィスキーやジンなどと違い リキュールは本来滋養強壮飲料であり 食後酒として或いはカクテルの一部に利用されるばかりで その消費量は前者に比すべくもありません。
従いまして ご家庭や飲食店でも酒棚に置かれる期間が長いためか ボトルの形状やラベルの意匠に凝ったものが多いのも特徴で それを眺めているだけでも楽しいものです。
そしてグラスは写真のように1オンスの容量で メジャーカップとしても利用される最小のグラスです。
代表的な物として先程のアブサンの他 仏のベネディクティンやシャルトリューズ フルーツブランデーのアプリコットやブラックベリーにチェリーやピーチ スコッチをベースにしたドランブイやアイリッシュベースのアイリッシュミスト カクテルによく使われるペパーミントやスロージン などなど。
どうぞ今年のクリスマスはアフターディナーに 色彩も楽しめ健康にもお役立ちのリキュールを召し上がってみてください。
亦 カクテルも楽しんで戴けたら チョットお洒落なクリスマスになるかも知れません。

<カクテル余話>

この世で最も高価なカクテルは ?


A : 何処で誰が飲んでも時価100万ドルの 「ミリオンダラー」

・ 2/3 ドライジン(若しくはウォッカ)
・ 卵白 一個分
・ グレナデンシロップ  ティースプン1杯
・ パイナップルジュース  大さじ2杯
・ 砂糖  ティースプン1杯

おお目の氷と共に激しくシェークしてグラスに注ぎます。
チョット女性向かもしれませんが 美しいピンク色もお楽しみ戴けます。
どうぞ今年もお洒落で楽しいクリスマスをお過ごし下さい。

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2007年12月17日

鎬煎茶碗


これも器に表情を持たせる装飾技法の一つで 皿や鉢の胴や渕などをえぐるように削り 境目の稜線を際立たせた立体感のある文様です。

日本刀には 刃と棟の間に刀身を貫く稜線が走っていますが これを鎬(しのぎ)と言っていましてここから由来したものとされています。
深く削り光と影をつくり出すことによって力強さを表現しますが 陶芸はこの様に万物の意匠を様々に応用して形を成しているのです。
貴方のお手元の器も良く観察されれば このような伝統的技法が発見できるかも知れません。

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2007年12月15日

祥瑞捻り鉢


古伊万里様式の伝統を頑なに守り続けてきた 林九郎窯
400年前の様式が今尚色褪せることなく 豊かで楽しい暮らしの提案をしてくれます。

取り分けお正月のようなハレの舞台には この一器が充分にお正月らしさを演出してくれます。
写真は古伊万里様式で全体の絵付けが捻れ 口造りも波紋状になった「捻り鉢」です。
捻れ方もいろいろありますが 特に梅の花を意識して造られたものを「捻じ梅」と称しています。
この形状と相性抜群な絵柄は写真の「祥瑞」(しょんずい)です。
「祥瑞」は元は景徳鎮で焼かれた染付柄の代表ですが 日本からの注文によりつくられたものらしく 丸紋の繋ぎや散しの中に 人物や亀甲などの幾何学文様 そして花鳥風月などがビッシリと緻密に描き込まれています。
中国明代当初の作品の中には 「五良大甫呉祥瑞造」の銘が刻まれているものがあり この名の起源とされています。
こちらもお正月には打って付けのお目出度い絵柄です。

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2007年12月13日

古伊万里蓋向


白身魚(冬が旬のムツ,鯛,アマダイ,鱈,金目など)と一緒に豆腐を蒸したものを「ちり蒸し」と呼びます。

そしてこうした煮物や蒸し物の料理には 写真の円菓子碗や蓋向を使います。
このお料理 比較的手軽につくれますのでご紹介しましょう。
先ず器の底には魚がくっ付かないよう そして風味付けを兼ねて昆布を敷きます。
そして昆布の上に 魚は皮を上に器の向うへ 手前には豆腐というバランスで盛り付けます。
蒸し上がった後暫くは器も熱くなっていますので 取り出し易いように器の下に布巾などを強いておき 布巾の両端を持って取り出します。
蒸し時間は強火(弱火ですと魚の生臭さが残ります)で12~3分 これだけでもう出来上がり。
取り出して刻みアサツキに紅葉オロシを天盛して お好みの量のポン酢をかけて召し上がって下さい。

<蒸し物の基本>

① 水から蒸さないで 充分煮立った熱湯から蒸し 途中で足りなくならないようタップリのお湯を用意します。
② 昨年「茶碗蒸し掴み」をご紹介しましたが 持ち合わせてない場合は上記のように 予め器の下に布巾を敷いて 器が取り出し易いようにしておいて下さい。
③ 蒸し器の蓋の裏から雫が料理に落ちますので 蓋と身の間にも乾いた布巾をかませておいて下さい。
④ 茶碗蒸しのような卵料理は強火で蒸しますと巣が入りますが それ以外の食材は全て強火使用と覚えておいて下さい。

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2007年12月11日

和紙スキ鍋


ご家庭ではとても一冬で償却できそうにないロットですので 殆ど普及はしていませんが 旅館や割烹料理店などでは10年程前より結構使われ始めました和紙のスキ鍋です。

最大の理由は使用後の後始末。
お客様は飲み食いが済めば帰るばかりですが 店側はそうは参りません。
準備に気を遣い 接客に気を遣った挙句 それでも後片付けが残ります。
使用後は生ゴミと一緒に捨てられますので(こんな所にまで使い捨て社会が広がっていますが 鍋を洗浄する際の水の量とどちらが省エネでしょうか) 一つでも洗い物を減らそうとこの点が店側にうけたのでしょう。
しかし不思議ですよね。 紙が燃えないなんて。そして漏れないなんて。
これは紙に秘密があります。
先ずは水分が即座に全体に浸透し ムラのない適度な湿気を保つと共に 三層構造であるため染み出しを完全にストップします。
このバランスによって 紙が鍋としての役割を果たすのです。
念のため申し上げますが 勿論煮炊き専用で決して焼物を調理しないで下さい。
亦 燃料は固形燃料(20分用・25g)のみとしガスレンジなどにはかけないで下さい。
最初の出汁は必ず250cc以上入れて下さい。 それ以下ですと空焚きになることがあり危険です。
そして燃料が燃え続けている間は 出汁を注ぎ足して下さい。
最後に出来る限り鍋は水平 燃料は鍋の中心に来るようにセットして下さい。

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2007年12月09日

エスカルゴ・ディッシュ


このタコ焼器のようなお皿は フランス料理の定番前菜,エスカルゴのプレートです。

一人用は6穴と12穴ですが 30~40個を盛り込める20吋のトレー(ラウンド,スクエアー,オーバル)もございます。
貝殻に下拵えした身と 刻んだパセリやニンニクを練り込んだエスカルゴバターを詰めて オーブンで焼くのが一般的なようですが 殻から取り出した身を内臓を取り除いた後加熱して 上記のバターソースを絡めて召し上がるという方法もあります。
この場合も身は再び殻に戻されて供されることが多いようですが アツアツですのでご覧のトングで殻を掴み 右側の細長い専用フォークで身を取り出して食べます。
エスカルゴそのものは無味でありお味は専らソースの味であり 歯応えや食感を楽しむ料理だそうですが こればかりは食わず嫌いでもあり尚食べたくはありません。
亦 食べたこともありません。
何方か感想をお聞かせ下さい。

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2007年12月07日

再びラジウムボトル


よく家族や女房に対して「水や空気のようなもの」と揶揄することがあります。
無ければ生命が維持出来ないにも拘らず こんな失礼なことを言って良いのでしょうか。

この水や空気に拘ってみますと 不味いより美味しい方が良いに決まっているのですが 比較出来ないものですから「こんなものか」と変に納得しているのです。
否 それすらなくて専ら意識外にあるのが普通でしょう。
でも都会から離れ山里に向かえば その差は何方にも歴然と分ります。
排ガスを知らない空気に 鉛管を知らない水。
その差を知った時に 人は愕然とするのです。
こうして人は技巧の粋を尽くした結果 無技巧の自然に回帰していくのではないでしょうか。
さて この空気と水 都会での大量の空気を浄化することは不可能かも知れませんが 水道水を山の清水に変える事は各ご家庭でも簡単に出来ます。
取り扱って既に数年 ご紹介して2年になりますが未だに売れています。
新規のお客様は勿論 リピーターが多いのです。
ボトル1本800ccとよく利用される方には小さく と言って大きくしますと冷蔵庫のポケットに収まらないため 2本,3本と買って行かれるのです。
まだお試しでない方 百聞は一味に如かずです。
飲み比べてみて下さい。 どんな味音痴の方にも理解できますから。

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2007年12月05日

シェルボール


このボール ルネッサンスの巨匠・ボッティチェリの「ヴィーナス誕生」の貝を連想しませんか。

ヴィーナス・アフロディテはエーゲ海より誕生していますが このボールには山の幸・フルーツの方が似合うのではないでしょうか。
どうぞパーティーのフルーツバスケットなどにご利用ください。
ギリシャ神話など話題にしながら。
鳴海製陶製 ボーンチャイナのシェルボールでクリスマスのセンターピースは決まりです。

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2007年12月03日

油絵キーボックス


これも壁飾りの一つですが 中にはキーが8個掛けられるキーボックスとなっています。

隠し扉付の額縁になっていますので ヘソクリ入れにされても良いかと存じますが その際は 勿論ご自身専用のマイボックスとしてください。
クリスマス・プレゼントに如何でしょうか。

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2007年12月01日

花 台


早いもので 今日からブログを綴り始めて3度目の師走を迎えてしまいました。
師走といえばクリスマスに迎春。
夫々のご家庭に於かれましても年間通して最大のイベントではないでしょうか。

今月はこの二つをテーマに 私共でお手伝いできる商品をご紹介して参りますので ご活用戴ければ幸いです。
先ずはお正月には欠かせない 床や玄関を飾る花瓶の敷き台。
日本の伝統工芸品でもある花台です。
気品と艶やかな美しさを兼ね備え 洗練されたその姿は和風,洋風を問わず 花瓶や置物に風格をもたせます。(床に直に置きますと如何にも無造作な印象を受けます)
お部屋のコーディネーションに 亦 心を込めた贈り物に如何でしょうか。
足の無い平台や正角高足の香炉台 華麗な彫刻を施したものや電話台などに利用される懸崖台 そして階段式の飾り棚など種類も豊富で サイズも色々ございます。

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2007年11月29日

四季百花・小鉢


茶碗蒸しの具材として使われることの多いユリ根ですが 古来タンパク質や良質のデンプン,食物繊維を豊富に含んでいることから 強壮,整腸効果があるとされ 薬用としても利用されて参りました。

国内では北海道産の小鬼百合の物が殆どで 苦味も少なく日本酒との相性も抜群ですので 是非一度銀杏と一緒にカラッと揚げておつまみにしてみて下さい。
塩を振って 写真の小鉢でどうぞ召し上がって下さい。
小鉢は四季の花が咲き乱れた 百花繚乱の高台小鉢です。
季知らずの便利な小鉢で シンプルな単品料理を豪華に演出します。
亦 ユリ根は輸送中に傷つき易いので おがくずに入れて運ばれることが多く 店頭でもおがくず入りパックで売られていますが おがくず入りでそのまま冷蔵保存されれば 一ヶ月ほど鮮度が保てます。
そして全体が紫がかったものは苦味が強いようですので お好きな方なら兎も角 避けられたほうが良いかも知れません。

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2007年11月27日

シュガーポット


近頃はコーヒーや紅茶に 生活習慣病を気にされているのでしょうか 砂糖を使わない方が増えて参りました。

でも依然としてスティックシュガーの詰め合わせなどは 会葬御礼の品などでよく戴いたりします。(反面,角砂糖はすっかり見掛けなくなってしまいましたが)
この傾向が続けば本来砂糖を入れていた壷 シュガーポットはお払い箱となってしまうかも知れません。
そういえばシュガーポットやシュガーレードルが 家庭用としては殆ど売れていないように思われます。
シュガーポットは謂わば洋風蓋物で キャンディーボックスのような使い道やテーブルアクセサリーとして 隠し味的な役割も果たしてまいりました。
こんな実績から是非復活してほしいものだと願っているのですが どうなりますか。
チョット話が逸れるかも知れませんが この写真のシュガーポットの場合 蓋をよく見ていただきますと 通常のシュガーポットの蓋はレードル差込用に溝切りがしてあるのですが ここのメーカーは中の砂糖を湿らせないようにとの配慮なのか その溝がありません。
砂糖の保管という視点がデザインに加わっています。 
こんな「ものの見方」が製品に反映された商品も 家庭用品の中にはたくさんあります。
細かくチェックされますと デザイナー(作家)とのコミュニケーションが図れるかも知れません。
これも器の秘かな楽しみ方の一つです。

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2007年11月25日

軽楽マグ


以前ご紹介しました軽楽丼姉妹版のマグカップです。
取っ手も大きく従来の半分程度の重さですから 手の不自由な方でも楽に扱えます。

亦 口が広くて飲み易いのも特徴です。
何分桜島の火山灰を配合,練成した土ですから 軽くても強度は充分です。
近頃 軽い食器をお求めになる方が増えてまいりましたが どうした事でしょう。
年配の方に多いのは理解できますが 私よりずっと若い方までみえます。
こんな頼りない(?)器が氾濫して良いものかと危惧しつつ 一寸日本が危ないのではなどと老婆心がもたげて参りました。

軽楽の飯碗,湯呑も入荷しておりますのでご紹介申し上げます。
大小揃っていますので ご夫婦のペアーとしてもお使い戴けますよ。

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2007年11月23日

柿釉瓢小鉢


私は殆ど好き嫌いがありませんが 年齢と共に肉から魚や野菜へと移っていった事は確かです。

亦 取り分け好物はと聞かれましても挙げるほどのものはありませんが 強いてあげれば山芋のとろろ汁は好物の一つです。
偶に摺り卸しを手伝う事もありますが この時手が痒くなる方がみえます。
そればかりか 手伝って分ることですが結構重労働です。
先ず洗って皮を剥きますが 皮は薄くて剥きづらいもの でもスプーンを使って削ってみてください。
同様に生姜などの薄い皮を剥く時は このスプーンか割箸で擦ってみてください。
簡単にきれいに皮が剥け 無駄が出ません 。
念のため 手に酢を付けてから剥くと痒くなりませんし 持つ部分は皮を剥がずにおけば芋に触れないで済みます。
亦 山芋は摺り卸すことによって 酵素作用が酸化を進め色が黒くなってしまいます。
これを防止するには 卸した芋に直ぐ酢を加えるか 皮を剥いた芋を酢水に浸けてから摺り卸すと良いでしょう。
力仕事ですが 滑らかな摺り卸しのとろろ汁は摺り鉢が最適です。
ご自分で摺り卸した後の とろろ汁は更に美味しく召し上がれますよ。
そして盛り付けには 普通のご家庭では写真程度の小鉢か汁椀が使われているようですが 女房は私用に丼を用意してくれます。

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2007年11月21日

和風洋皿


直径23cm。 さてこのお皿をご覧になられてイメージされるお料理は何でしょうか。
天ぷらやトンカツと答えられる方が多いでしょうね。

トンカツなどは洋食といえる料理で 白いプレートでも勿論似合いますが お店によっては和風の店づくりの為 食器もこの様なプレートを使ってみえるところが多いのです。
私共の納入先でもこうしたお店が何軒かあり 矢張り和風の器を選択されております。
しかし実際の使用の段になりますと 和風プレートで気をつけていただきたいのは 特にソースやタレを使うこの様な場合 食器に吸水性があるかどうかということなのです。
今までもお話しましたように 吸水性のある食器は釉薬の掛けられない糸尻部分から 洗浄時に料理の汁を吸ってしまい 中に入り込んで内側より模様をつくってしまいます。
そして一度つくられた模様は幾ら洗浄しても落ちることはありません。
低温で焼かれる還元焼成の陶器の場合 こうした事は避けられないのです。
これを防ぐ方法としましては ご使用前に小麦粉(色々試しましたがこれが一番)で湯煎して その後自然に除冷しておく事 そうすれば糸尻部分が目詰まりして汁の侵入を防ぎます。
家庭用の5枚程度であれば30分もすれば湯銭できますが 業務用で何十枚ともなれば
大鍋を使って半日がかりという経験もありました。
しかしこれ以外に方法はありませんので お求めの際にはお店に是非確認しておいてください。
写真の商品は石器に近い土を使っていますので このご心配はご無用です。

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2007年11月19日

細くて長~いお皿


細くて長~いお皿。
こんな器は食卓にアクセントを付けてくれるお手軽な小道具です。

近頃の居酒屋さんや料理屋さんでは 前菜からお造りや焼物に至るまで 豊富なアイデアで色んな料理が出されています。
前菜では季節の珍味が横一列に並びます。
長いので 目はキョロキョロ右から左へと移動します。
それも料理を召し上がる楽しみの一つなんですね。
亦 お造りなどは刺身とツマが二枚セットにされたお皿に 別盛されて出されることもあります。
焼物では付け合わせがもう一品増えたりしまして これも得した気分にしてくれます。
でもこんな長いお皿は家のテーブルには無理だと仰る方 大丈夫です。
左右は窮屈でも天地に余裕がありますから。
家庭料理にも貴方のアイデアが生かせる器として 是非家族の人数分揃えて戴きたいですね。

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2007年11月17日

織部土瓶


先月赤津の伝統工芸師・三宅紀保氏の煎茶器をご紹介しました。
今月は土瓶です。

対照的な作品ですので比較して戴けたらと思い掲載いたしました。
小振りの茶器は 華奢な急須の手や湯呑の口元全体に織部を釉掛けし一押ししたところにも 細やかな気配りを見つけました。
土も赤茶けた鉄分の多い土ではないかと思いますが(焼成時間を延ばされたのかもしれません) 織部のグリーンが抑えられ優しい調和だと感じました。
さて土瓶は煎茶の急須と違いたっぷりとしています。
今度はやや白っぽい土で控えめに掛けられた織部が強調され コントラストが絶妙です。
下膨れのフォルムも太い口も 大きな土瓶を支えるに充分なバランスの良い安定感があります。
織部ばかりでなく 他の作品も見てみたくなりました。
因みにこの業界では 土瓶や急須の他 花瓶や壷のように袋状になって 内部に空間を持った焼きものの事を 袋物と呼んでいます。

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2007年11月15日

こね鉢


これも普通のご家庭では殆ど利用されない道具ですので 利用方法をご存じない方も多いのではないでしょうか。
これは常滑で瓶(かめ)を製造している久松窯製「こね鉢」です。

ソバや餅などをこねる際に必要な大鉢ですが 主として営業用のうなぎや焼鳥のタレ鉢にされたり 天ぷらなどの衣を入れたりと利用され 渕の内側の出っ張りで余分なタレや衣が落とせると好評です。
サイズは径28,34,41cmの3種ございます。
亦 陶器は元々熱伝導率が低くて外気温の影響を受け難い性質がありますので 食品の保存やお漬物づくりには今でも欠かせない 幅広い用途があります。
重い,割れるとプラスチック容器にとって変わられた苦難の時代もありましたが 視点を替え美味しくつくるという事に人が目覚めた時 陶器はまたもや復活しました。 
調理器具やこうした調理前の下拵えに使う道具は 環境ホルモンを出さない国産の信頼できる道具をお選び下さい。

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2007年11月12日

木製菓子器


長時間の滞在が予想されるお客様に対し お茶ばかり何度も淹れかえれば良いというわけには参りません。

手を付けられなくても お茶請けを木製蓋付の菓子器に入れて 用意しておきましょう。
お客様の着席と共に 蓋を取ってお勧めします。
一器はご家庭の必需品です。
何度も買い換えるものではありませんので 木製漆仕上げの表示のある出来れば国産のしっかりしたものを選んでください。
木目の込んだ国産の材料が使われた製品は 充分に乾燥された上成形され仕上られていますので 製品化された後の歪みが発生する事は殆どありません。
そしてお値段の張る漆器ほど 生地,漆共に強度が違います。

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2007年11月10日

盛り込み桶


会席料理を提供されているお店では 先付に始まりフルーツに至るまで10品ほどのお料理が次々と出されます。

これらのお料理は景色良く夫々の器に盛られて参りますが 当然のことながら料理との相性に見合った器が使われ 全体としての雰囲気を壊すことはありません。
全体を陶器で纏める事も 食事全体のテーマを纏めるという意味から一つの方法であると考えられますが 文章に例えるなら起承転結の転の部分に違った素材の器(例えば写真のような漆器:お造りや揚げ物,或いはご飯の替わりにお寿司を盛るなど)を使うという事もよくあることです。
亦 こうした器を使うタイミングは 転とするという他にもお店の看板季節料理であったり 調理人の主観であったりと色々考えられますが 調和が取れれば変化があって楽しいものですね。
ご家庭の食卓におかれましても 転(サプライズ)となる事請合います。

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2007年11月08日

卓上湯豆腐鍋


一年通して食べることの出来る豆腐料理ですが 秋から冬は何と言っても湯豆腐ですね。

豆腐と水と昆布の三点セットで淡味で賞味出来るのが私は好ましいのですが 中には他に野菜や魚介の切り身などを入れて 濃厚な味で召し上がる方もいらっしゃるようです。
付けダレは兎も角調理の基本はこの三点ですので この三点の夫々の質が問われる料理でもあります。
京都・南禅寺界隈の湯豆腐に人気があるのも この水によるところが大きいのではないでしょうか。
付けダレに薬味は皆さんのお好みで結構ですが 鍋に放ったらかしにして煮過ぎないよう 豆腐がグラッときたら掬い上げましょう。
アツアツが身上の料理ですから 出来ればこのような卓上湯豆腐鍋がベストです。
これだけでお酒がすすみますから不思議ですね。 
ところで昆布も旨味の他に味を落とす成分(ぬめりや臭み)を幾つか含んでいるのをご存知ですか。
昆布の組織は加熱によって崩れ易くなるため 勢い良く沸騰させるとこのぬめりなどの成分が出てしまいます。
そこで水に暫く漬け込んでから火にかけ 沸騰直前には取り出すようにしましょう。
亦 おいしさの素はグルタミン酸とマンニット(マンニトール)といわれる成分で マンニットは表面に付いている白い粉です。
これは水に溶け出しやすいので 水洗いせず乾いた布巾などで拭き取ってください。
それではどうぞ更においしい湯豆腐を召し上がって下さい。

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2007年11月06日

白衣観音像


全国の寺院には 木彫りの国宝や重要文化財の指定を受けた観音菩薩がたくさん祀られ 広く信仰・礼拝の対象となっています。

国宝・重文の多くは鎌倉の国宝館に保管されているようですが こちらは有田で焼かれた高さ25cm程の「白衣観音」。
和室の置物・インテリアとしてご利用くだされば 無垢の白衣そしてその上品で穏やかなお顔に 心安らぐのではないでしょうか。
私共の自宅にも一体 床の間に置かせて戴いてます。

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2007年11月04日

小炉(ころ)


優雅に 可愛らしく・・・
掌に載るちっちゃな急須です。

容量は180cc 茶々呑みなら一人でたっぷり。
小茶呑みなら 二人で楽しく。
如何です。新しいお茶の楽しみ方を見つけて下さい。
万古の急須もそうですが 敢えて中の見事な茶漉しをご覧戴きました。

<井本 好保>
1956年 愛知県知多市生まれ
近年 経済産業大臣より常滑焼総合部門・伝統工芸士の認定を受けています。

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2007年11月01日

電気式おでん鍋


今日から月も変り秋が深まって参りました。
いよいよ本格的な鍋のシーズンです。
鍋料理も色々ありますが 熱燗ならおでんではないでしょうか。

写真は業務用のおでん鍋ですが 電気式なので取り付けが簡単ですし 移動も楽々できます。
スイッチ一つで炊き込みから保温までこなし 可変式サーモスタットにより無駄な電力を抑える 省エネタイプとなっています。
そして容器仕切り(八つ切と六つ切)は取り外しが可能で 水洗いも楽にこなせます。
亦 一合用の酒タンポ付もございます。
間口は八つ切ですと65cmとやや大きくはありますが 六つ切では50cm弱と然程邪魔にはなりません。
ご家庭の食卓の中央に据えて 夜長の秋を屋台気分で暖かくお過ごし下さい。

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2007年10月30日

葉脈透し木の葉皿


これは自然の葉脈を生かした透しの木の葉皿です。
葉肉だけを削ぎ葉脈を残すために特殊な溶液を使うようですが メーカーは企業秘密なのか教えてくれません。

その後洗浄した上プレスして形を整えます。
再利用を可能にするため 樹脂被膜を被せたものもございます。
透けていますので器の代役は務まりませんが このように敷板を使えば直接料理を盛ることが出来ます。
「では敷板(或いはお皿)に直接盛り付ければ良いじゃないか」 なんて仰らないで下さい。
これは実用というより料理人の遊び心を満たすものであり 季節感を強調したり視覚的にも優しさを表現しようとする際 意図的に使われるものなのです。
葉脈がクッションの役目を果たしているのが お解り戴けるのではないでしょうか。
もう一つは写真のように葉脈を敷物にして 小さな珍味入やお手塩皿を載せ 特別な料理に仕立てる小道具として利用する方法です。
これもその都度使ったのでは全ての料理が特別扱いされ どれも特別な料理ではなくなってしまいますので 最初の前菜,或いは点心などにお使い戴くのがよろしいかと存じます。
悪戯に着飾ることを奨励しているのではないという事も ご理解下さい。

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2007年10月28日

織部掛花


赤津焼は猿投山麓の静かな落ち着きのある風土に育まれ そしてこの地区のみに産出する良質の原料土にも恵まれた 最も伝統ある焼きものです。

日本六古窯に数えられ 一千年を超える歴史のなか数々の名工により継承された技は 伝統工芸品の指定を受けております。
中でも六兵衛窯の黄瀬戸に織部は二十六代の系譜を持ち 神の手を持つ男といわれる日本一のロクロの名手・山内砂川の手により成形されたものを 代々伝承された木の灰を主原料に調合された釉薬をもって焼成しております。
六兵衛窯の黄瀬戸に織部は生きており 使い込まれるにつれ色が濃くなり 透明度を増して江戸期の古織部のような風格を帯びて参ります。
深い味わいのある六兵衛窯の作品を 暮らしの伴侶として日々ご利用いただければ幸いです。

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2007年10月26日

季の器


鎌倉時代に寺院を中心に広がり始めた茶事が やがて室町時代に入り支配階級である武家社会へと更なる広がりを見せ そして利休の時代を迎えます。

この時代になると最早大陸渡来の茶器だけでは不足するようになり 国内の美濃や瀬戸という陶業地でも茶器が焼かれるようになったと言われています。
このことと前後して焼かれたのが 黄瀬戸や瀬戸黒,そして織部といった焼物たちです。
端正で力強い利休好みの瀬戸黒 明るく瀟洒な中にも落ち着いた渋い味わいを持つ黄瀬戸 そして古田織部による自由奔放でクリエイティヴな織部。
夫々個性は違ってもこの時代はつくり手の温もりを感じさせる 新しい美濃焼の草創期でもありました。
これらの焼物で 蔦に葡萄 そして紅葉をモチーフにした季(トキ)の器が新作発表されました。
豆皿に豆鉢 そして小鉢といったラインナップですが 何れも薄手で上品な器です。
往時を偲びつつ季の器をお加え下さい。

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2007年10月23日

グイ呑の新商品


有田から新商品のグイ呑コレクションです。

磁器の古里からの入荷とはいえ 磁器の製品は2点のみであとは全て土物でありました。
ここへ来て急に秋めいて参りまして 丁度温か味のある土物で一献というタイミングです。
しかしどうもそればかりではないようで 季節に関わりなく亦酒器に留まらず 華美な色絵磁器よりも素朴な土物が 若い方たちを含め好まれているように思います。
自然回帰志向と言えるかどうか定かではありませんが 当分このトレンドが続くようにも思われます。
上の写真 : 左は清流釉 右は焼〆伊羅保 手前は粉引鎬
右の写真 : 左は緑濃唐草 右は白磁線描の平盃 後方は三島となっています。
どれも夫々持ち味があって捨てがたいものですよ。

日本酒の楽しみ方は十人十色。
正式な宴席でもない限り揃いの盃である必要は無く 寧ろ寄せ盃の趣向のほうが歓迎されます。
呼称も盃,猪口,グイ呑などと多彩で つくり手も楽しみながら遊び心をもってつくり 亦 お客様も酒器との出会いという期待をもって店に入ってこられます。
お酒を召し上がる前から 器選びを楽しんでおられるのです。
日本酒党と酒器との間には こんな一面もあるようです。

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2007年10月21日

赤絵汲出碗


直径11cmのタップリとした赤絵の湯呑(羽柴兵衛・作)と おもてなしトレーの組み合わせです。

11cmはほぼ小振りの飯茶碗ほどのサイズですが この大振りな大きさに負けない大胆な赤絵が湯呑のロクロ目の形状とも良くマッチして シナジー効果を引き出しています。
おもてなしトレーの方はお茶請けを直に載せていますが 懐紙があれば敷いて下さい。
このおもてなしトレーも色々掲載しましたが 一器二役でご来客のおもてなしに重宝していますとご好評を頂戴しています。

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2007年10月19日

飲 茶


お茶を飲みながら 点心を戴く事を中国では飲茶と言っています。

中国茶も多種ありますが 点心の種類は数え切れないほどです。
私達は飲茶の点心と言えば蒸し籠に入ったものを想像しますが 焼く,揚げる,炒めると種々雑多な軽食全体を指しているようです。
ただこのお茶請けを戴きながらお茶を飲むという習慣は 広東地方を中心にした一部の地域に集中したもののようで この地方においしいお茶が集積している為ではないかと想像しています。
さて 上の写真のスノコと蓋の付いた容器は 品名も飲茶となっていて少しお湯を張って電子レンジでチン シュウマイや中華マンがふっくら蒸しあがります。
蓋がポリプロピレン製ですので 電子レンジの温度は-30度~+130度の間に設定してください。
この広東地方では仕事を忘れて 朝食に始まり昼食そして午後のおやつにと飲茶三昧の方が結構みえるそうです。

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2007年10月17日

マドラー

――― 楽しいお酒をもっと楽しく ―――

先ずは一人より二人 二人より大勢という事になりますか。
それも気の合った仲間たちならいうことありません。
次に美味しいお酒と共に 美味しいおつまみというところでしょうか。
そして小粋なBGMでも流して雰囲気を盛り上げ 仕上は写真のマドラーのようなチョットお洒落な小道具を用意されては如何でしょうか。
この様な小道具一つが 隠し味的に場の雰囲気を盛り上げ和ませてくれます。
一日の締め括りは楽しい余韻を残して 明日を迎えたいものですね。

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2007年10月16日

三宅紀保・煎茶器


瀬戸・赤津の伝統工芸師 三宅紀保さん(玉樹窯)の湯冷まし付織部煎茶器です。
緻密で繊細な織部。 
ご自宅の織部と比較してみて下さい。 一味違った織部です。

<赤津の七釉>

・灰釉  (平安期)
・鉄釉  (鎌倉期)
・古瀬戸釉( 〃 )
・黄瀬戸釉(桃山期)
・志野  ( 〃 )
・織部  ( 〃 )
・御深井釉(江戸期)

以上が 伝統工芸の指定を受けた七釉です。

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2007年10月13日

居酒屋セット


伊賀焼風の温もりを感じる居酒屋セット(4点)が出来ました。

基本は独酌セットですが 単品扱いですので数は増やせます。
差し向いも良し 気の合った仲間同士で盛り上がるのも良し。
手前の小皿2点は徳利と同径の珍味鉢。
とっておきの肴で更に盛り上げてください。
収納は4点が一つに滑らないようスタッキング出来ますので 徳利一本のスペースがあれば全て収まります。

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2007年10月11日

タジン鍋


サハラ砂漠の国 モロッコのタジン鍋です。
とんがり帽子のような蓋が特徴ですが 水の貴重な砂漠の国ならではの無水鍋です。

このドーム内で食材がもつ水分だけで蒸し焼きしますので 本来の旨味や栄養を逃がしません。
しかし どうもこの本場では調理せず盛り付け専用のものが多いようですが これはこの国では耐熱陶土そのものが無いのか それとも耐熱陶土の合成や焼成技術を持たないためかもしれません。
この写真はご存知土鍋の産出日本一を誇る当地の万古焼で 超耐熱でありしかもこのような厚手の土鍋は長時間の保温力を持っていますので 併せて省エネにお役立ちです。
料理は多少食材に地域差があるようですが 基本は肉と野菜とスパイスの3点のみで この鍋なら強火で6~7分 蓋を取らずに余熱で2~3分蒸らせば出来上がります。
ポン酢や塩など お好みの調味料やタレで召し上がって下さい。
肉の替わりに海老やホタテを使って 海鮮タジン鍋なども宜しいのではないでしょうか。
径16cmの一人用 20cmの2人用 25cmの3~4人用と三種ございます。
収納には蓋が邪魔になりそうですので 外箱を捨てずに収納して仕舞って下さい。

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2007年10月09日

サーモンボード


ホテル等のビュッフェパーティなどでよく見かけるサーモンボードです。
ホテルでは50cm~1mもありそうなボードが使われていますが 家庭用の30cm程度のものもつくられています。

気取らないパーティでもと仰る方には 是非この小さめのボードを一台卓上に備えてみてください。
盛り付けるものはスモークサーモンばかりではありません。
サラミや生ハム何だって良いのです。
汁気のあるなまものだって ほら四方に汁受けの溝が付いていますので大丈夫。
きっとこのボードの周りに人が集まり 賑やかなことでしょう。

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2007年10月07日

遠赤陶板


肉や野菜を鉄板で焼くより 陶板を使った方が何故おいしいのでしょうか。

それは元々土鍋に代表されますように 陶器は熱の伝導が穏やかな上 蓄熱効果を持っていて 火を止めても冷め難くなっているのです。
その上 この陶板は遠赤外線効果で 食材の芯まで熱が通りほっこりとして 食材そのものの持つ旨味がそのまま生かされるのです。
肉に野菜に焼きソバや海鮮物など 何でもござれの陶板です。
おまけに写真のように卓上コンロを使えば 調理の焼ける匂いと音 そして煙が直接目の前で五感に伝わりますので これも楽しみですよね。

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2007年10月05日

白木のお重


お正月のおせちには欠かせない白木(樅)のお重。
一寸気が早いようですが ご予約受注生産 承っています。

サイズは6.5寸(19.5×19.5×5.8)と7寸(21×21×5.8)の2種類
各1~3段までお好みに応じておつくり致します。
亦 重箱用仕切(2本組:十文字型 3本組:キの字型 4本組:井型)も別注にて承ります。
更に重箱包みの風呂敷[梅柄,麻の葉柄(何れもピンク)絞り柄(グリーン)]もございます。
サイズは66cm75cm90cmの3種類

季節商品に附き 11月20日までのご予約に限りおつくり致します。
価格はメールにてお問い合わせ下さい。

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2007年10月03日

色絵山水汲出・幸楽窯


有田町にある徳永陶磁器株式会社:幸楽窯は 創業が1865年(慶応元年)といいますから

140年ほど営々と窯の火を絶やすことなく 焼物づくりに直向に取り組んで参りました老舗の窯元です。
写真のような華麗な伝統色絵の食器が多く 割烹食器から家庭食器に至るまで幅広く取り組み 今では鋳込みから絵付け焼成に至る全工程を一貫生産しております。
見返し(蓋の裏)に山水画が色絵で施され 見えない部分にも手間を掛け 伝統色絵とオリジナリティーの融合を図っているのがお解かり戴けると思います。

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2007年10月01日

田楽皿


田楽は猿楽と共に平安期の頃より発展した雑芸であったようで 後の能楽,狂言の基礎を成したものと言われています。

その田楽の芸の中に竹馬を使った高足の舞という芸があり 現在の田楽料理の名前の由来となったようです。
料理は豆腐やコンニャク(地域によっては茄子や里芋などの野菜の他,川魚を使うところもあるようです)を串に刺し 柚子や木の芽などで香り付けされた味噌を塗り付け焼くという至ってシンプルな料理ですが この田楽がおでんの語源ともなっています。
このところの急激な秋めいた陽気で 同時におでんや田楽に湯豆腐が恋しくなってきましたね。
亦 名古屋を中心にしたこの中部地区は 味噌を調味料として使うことが非常に盛んな所でもあります。
有名な「味噌煮込みうどん」や「味噌カツ」などこの地区が発祥の地とされていますが 味噌田楽や串物の料理には この器を使ってください。
味噌ダレが無駄なく召し上がれます。

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2007年09月29日

和風マイカップ


和風のマイカップをご紹介します。 いろんな中から2客を選んでみました。

何れも受け皿に特徴があって 先ずはカップを固定する溝がございません。
これでは滑りやすいのでは とご心配されるのも止むを得ませんが どうぞご心配なく。
これは和風カップの特徴で石器に近い土物ですので 糸底の粒子が粗いため簡単には滑りません。
但し研磨されていますので ソーサーやテーブルを傷つけることもありません。
受け皿の形状が何れも単独使用を意識して 型変わりで造られています。
ですから銘々皿としても充分利用出来ますし ご覧のようにやや大き目ですのでカップの脇におつまみなどが同時に置けます。
洋陶器の持つ華やかさはありませんが落ち着いた渋さを持ち そして厚めの生地が熱を逃がしません。
秋向けのこんな個性的な和風マイカップ 是非貴方のコレクションに加えて下さい。

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2007年09月27日

清水焼・白磁の酒器


糖度低めのスッキリした日本酒を スッキリした酒器で スッキリ味わい スッキリと酔ってみたいと思ってみえる貴方に。

この清水焼・白磁の酒器は如何でしょうか。
一般に徳利とくれば燗酒となりますが この徳利なら冷酒を移して味わってみたいとも思いませんか。
丁度 ウィスキーやワインのデキャンターのように。
仄かな香りの透明な液体が トク トク トクと微かな音を響かせる瞬間 気持ちもそそられ次第に昂ってまいります。
サイズもジャスト1合 2本で2合とスッキリ酔えます。
セットで3万円と少々値が張りますが 毎日お使い戴くのであればお酒に比して決して高くはありません。
きっと愛着の持てる道具となりますよ。

* 清水焼・白磁渕古紋酒器揃

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2007年09月25日

いっぷく碗


一寸一息入れたい時や不意のご来客をもてなす時など こんな器は如何でしょうか。
「いっぷく碗」と申します。

土物ですが有田で高温焼成された比較的硬めの生地で サイズは抹茶碗と汲出碗の間の大きさです。
タップリしていますので お茶請けを出されてもこの一杯で充分かと存じます。
お茶請けは茶托がこれもお碗に合わせて大きめですので 銘々皿と兼用できます。
その上 アイデア次第であんみつやお汁粉などの甘味にも 或いは小振りの抹茶碗や飯茶碗としても利用出来ますので 結構重宝されてみえると仰る方がいらっしゃいます。
こうして実際に使ってみえる方のお店での一言は 迷ってみえるお客様にとって非常に効果的です。
何より店からの押し付けではないのですから。

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2007年09月23日

粉引三島紋平小鉢


云うまでもありませんが 食器に関して高いから良いという等式は成り立ちません。

先ずは形ですが 料理屋さんでもない限り浅目の方が盛り付け易いのです。
小深い小鉢に余白の余裕を持たせて盛るということは 少ない品数で満腹感を同時に追求する家庭料理には向かないように思います。
それに小深い器は概して収納性が良くありません。
狭い食器棚を効率よく使うために この点も重要な要素です。
次に色合いですが 以前にも掲載しました粉引です。
白化粧の粉引ですから白磁のような冷たさはなく基本の色であり 煮物,酢の物,和え物 そして鍋物にもとどんなお料理でも四季問わずふんわり温かく包み込んでくれます。
最後に絵柄ですが 彫柄で伝統的な三島文様。
絵具を使っていないところが 安っぽくなく亦料理の邪魔をしません。
何方も絵柄のないのは寂しいと言いながら 色遣いが気に入らなくて二の足を踏まれた経験がおありでしょう。
小鉢選びの基本の一つをご紹介しました。
どうぞ参考にしてください。
粉引三島紋平小鉢」といいます。

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2007年09月21日

大福狸


信楽を代表する置物は ふくろう,蛙,鶴,亀,小便小僧,河童,灯篭にテーブルセットと 玄関先や庭先を演出する物がたくさんあります。

先のコラムで何度もご紹介しておりますが 信楽の土はこうした大物をつくるには最も適した土であります。
中でもは 何と言っても信楽焼の代名詞のような存在ですね。
この狸も時代と共に様々な姿となって進化して参りました。
サイズも三寸程の可愛らしいものから 一間もあるような大狸まであり 夫々にオスとメスがいてペアーを組んだり 亦その姿は立狸に杖を持った捻り狸,寝狸にあぐら狸 そして福々しい福狸に 窮めつけはこの「大福狸」であります。
身長18cmと然程大きくはありませんので 何処ででも飼って頂けるのではないでしょうか。
世知辛いご時勢です。 是非一体いかがでしょうか。

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2007年09月18日

レモントレー


紅茶の話題を続けます。
紅茶も色々飲み方がありますが 一般的にはレモンティーでしょう。

2~3人ならばスライスレモンを夫々ティースプーンに載せて出せばいいのですが 人数が多ければこのトレーにまとめて出すのがベターです。
このトレー,名称はレモントレーですが 何枚かおそろえ戴けば夫々のおつまみトレーにもなり 益々会話も弾みます。
他にサイドアイテムとして ティーストレーナーやスティックシュガースタンド、クレセントクッキートレーやスプ-ンレスト、シュガーポットにクリーマー、それにポプリポットやティー・ジャー などなど。
洋食器にはこのようなサイドアイテムが色々ありますが こうした小物が話題を提供してくれたり 一寸した気配りで場の雰囲気が盛り上がります。
今一度 ティータイムをチェックしてみましょう。

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2007年09月16日

菓子鉢


生菓子にも色々な種類がありますが大きくて甘さの強いものは煎茶 小振りで上品なものでしたら香りと苦味や渋味が楽しめる抹茶が良く合います。

亦 菓子鉢(皿)や銘々皿には漆器と陶器製のものがありますが 生菓子なら使用後のべとついた汚れも気軽に洗える焼物が良いでしょう。
人数が多ければ写真のような菓子鉢に 小人数なら銘々皿に盛り 夫々取り箸や黒文字を添え お客様から見て左にお茶菓子,右に飲み物の順で出します。
菓子鉢盛りはお客様の人数に拘らず 人数以上の奇数盛りでお出ししましょう。
尚 小さな干菓子は玉露か煎茶 餅菓子やお煎餅,アラレなどは大きさに合わせてたっぷり戴ける番茶やほうじ茶が合います。
お煎餅やアラレなどの場合は喉が渇きますので お替りOKと致しましょう。

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2007年09月13日

コレクション・ロマンティカ


「ルーマニアについて何かご存知ですか」と尋ねられても 「体操の盛んな東欧の国」位しか思い当たりません。
先の大戦後40年ほど社会主義国であったため その間西欧諸国との交流は絶たれ 殆ど情報が入ってこなかったことにも起因しているように思います。

写真は体制崩壊後輸入された トランシルバニア地方(ほぼ中央部)の伝統工芸品です。
日本でも有田・琴峰の西浦製陶所始め幾つかの陶房が同様の技法で食器を生産していますが こちらは唯交差させるだけでなく 「ヌードルワーク」と呼ばれるスパゲティー状にした陶土を編み上げてつくられています。
しかも太さはスパゲティーの半分以下という細さ。
細くて細かいメッシュ。 従って仕上がりは繊細です。
編み上げも根気の手作業ですが 余程粘性があってコシの強い土でないと焼成できないと思われます。
コレクション・ロマンティカのレースバスケットです。
他の特産品も今から調べてみようと思っています。

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2007年09月11日

葛つき花入


豪快につけられたツル。
花入にも躍動感が感じられます。

ツルもこの焼き締められた渋い花生と良くマッチしています。
こんな花生なら 生けられた野草も生き生きとして見えるでしょう。
フィールドの風を連想します。
このまま花がなくても花生だけのオブジェです。
但し 少ーし余分のスペースを下さい。

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2007年09月09日

六斎・幸之介窯


京都の六斎・幸之介窯は 半磁器を使った手捻りの器に特徴がありますが これなどはその特徴が最大限生かされた汲出碗と言えます。

最大径11cmとやや大振りで 5客とも微妙に形状が変化して手捻りの妙味をお伝えする事が出来るかと思います。
亦 初代・村田幸之介氏は南画の大家でもあり 陶芸にも人物や山水絵が多く用いられ この精緻を極めた小さなキャンバスからも 細やかな絵付けの技法が看取できます。

水墨絵巻、山水五様の汲出碗です。

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2007年09月07日

青華緑彩シリーズ


美濃焼・庫山窯で半世紀近く造られ続けてまいりました 「青華緑彩」シリーズです。
藍色の潤いのある染付と 華やかで色彩豊かな上絵を巧みに織り込み 画期的な色絵染付の技法を駆使して造られています。

今でも新鮮な印象を受けますが 飽きの来ないデザインであればこそのロングセラーシリーズといえます。
開けた瞬間飛び込んでくる鮮やかな色彩が印象的で 贈答品としても贈り手の気持ちを充分お伝えできる食器たちです。
径8cmから11cmまでのミニ三段重を撮影しましたが 大皿から茶器 調味入れや灯りなどのインテリアに至るまでフルアイテムのラインナップです。

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2007年09月04日

入子椀


4品メニューがお出し出来る入子椀です。
例えば麺にご飯にサラダやお造りなど バラエティー丼定食です。

材質は木粉とフェノール樹脂の合成品ですが 漆で仕上げてありますのでしっとりと仕上がっています。
入子ですから洗浄後は一人前ずつ大鉢の中にスッポリ納まり収納性も抜群で 再度使用される際にも一人前ずつ取り出すことが出来て 夕餉に家族が揃わないご家庭にはとても便利です。
定食盆にセットして外食気分で召し上がるのも OK。
4点のサイズ(単位:mm)は 径150×高110 131×94 114×80 97×64 です。

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2007年09月02日

香 合


これはお香を入れる蓋付の小さな容器で 香合(こうごう)または合子(ごうす)と言います。
先にご紹介しました棗(なつめ)同様 小さくても大変高価なものまでございます。

お茶を点てるに際し お湯を沸かす炉などで焚くためのお香が3個入ります。
その内の2個は実際に炭に落とし入れ薫じるものですが 残りの1個は拝見に回されます。
この場合 炉と風炉では薫じるお香も違うため 香合も異なります。
炉のお香は練り香(湿ったお香で径1cm程のボール)で 漆器が傷まないよう焼物の香合が使われます。
風炉の場合は白檀などの乾いた木の四角い香木(こうぼく)が使われますので こちらは漆器や竹製の物が使われます。
亦 蛤などの貝類や金属製の物は季節を問わずに使われますが 使わないで床飾りとする時は紙釜敷きに載せて飾ります。
仏壇同様 このお香は茶室の臭いを消し心身を清めるためのものです。

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2007年08月28日

エインズレイ


エインズレイ社は1775年の創業以来「最高のもののために最高の人材を」をモットーとし 優れたクラフトマンシップを育み 英国王室のテーブルウェアーをつくり続けて参りました。

<エリザベスローズ・コレクション>

エリザベス女王が愛したバラ。
庭園にはこのイングリッシュローズが咲き誇っていました。
現在でも イングランドの国花として英国国民に愛され サッカー,ラグビーなどのスポーツに於けるイングランドナショナルチームの胸にデザインされています。
この他 宮殿をモチーフにしたウィンザー・コレクション ビクトリアン王朝時代の優雅なガーデンをモチーフにしたビクトリアンガーデン・コレクションなど 何れも英国王室伝統の優雅なデザインばかりです。

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2007年08月25日

中国茶器


中国茶といえば日本ではウーロン茶が有名で 健康茶としても人気がありますが その国土同様多士済々な顔ぶれです。

このウーロン茶の製造は最初紅茶のように発酵させますが 途中で発酵を止めてつくる謂わば半発酵のお茶です。
このような製法の結果 日本茶のようにビタミンCを豊富に含みながら 紅茶のように利尿効果を兼ね備えたものとなっています。
他に緑茶に紅茶そして花茶とあり 大半が朝タップリの茶葉を入れて 後はその都度お湯を注げば一日中何度も召し上がれますので 手間要らずの大変経済的なお茶という事もいえます。
ただ 種類によって多少茶葉の量やお湯の温度に量などが違ってきます。
ウーロン茶やプーアル茶は熱湯を用いて茶葉に混じった埃などを流すため 最初のお茶は使わずに捨て2分ほど蒸らします。
紅茶や花茶は熱湯で3分です。
緑茶は日本の煎茶同様7~80度が適温で1~2分。
どれも比較的簡易に淹れられそうですので 是非茶葉からお試し下さい。
もっとお手軽なのはペットボトルに入れられたお茶 この夏は携帯されている方を随分見かけました。 
しかし このペットボトル入りはお茶とは呼ばないと仰ってみえる方もいます。
携帯上ボトルは利用されるとしても せめて中身はご自身で淹れられたお茶にされては如何でしょうか。

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2007年08月22日

オイルポット


活性炭入りフィルターの働きで不純物や嫌な臭いや汚れを吸収し 新しい油を差し油するだけで使えるオイルポットです。

フィルター交換は15回の濾過を目安に 180度以下の温度(火を消して10分 それ以上経ちますと落ちた粉が黒く焦げて沈み 油の酸化を早めますのでご注意ください)で使用してください。
口径が大きいので 油を手早く楽に入れられます。
亦 注ぎ口は油切れがよく伝いこぼれしにくい設計になっていますが 口回りに油が付着していますと伝いこぼれの原因となりますので 紙などで拭き取ってから注油して下さい。二重の濾し網と活性炭で更に油がリフレッシュ。
油は汚れたままにしておきますと 保存中に更に酸化が進み使えなくなってしまいますので 力が弱くなった油は早めに炒めものなどに使い切ってしまう事が大切です。
一寸余裕の1.1L容量のオイルポット どうぞお試し下さい。

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2007年08月20日

グラス・ティーセット


夏でも冷えた飲み物は飲まないという方もみえますね。
(そう言って憚らない方でも 大抵ビールは冷やしています)

それでも見た目が涼しくあって欲しいという方には この耐熱ガラスのティーセットしかありません。
見た目の涼しさばかりでなく お茶の色合いをご自身の目で確かめながら ご自分の好みの色に合わせてティータイムをお楽しみ戴けます。
ポットにはストレーナーが付いていますので カップに茶葉が入ることもありません。
番茶や煎茶にもご利用いただいて結構です。

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2007年08月18日

カラクリ楊枝入


これは何だかお分かりですか。
小さな箱の上に小鳥が乗っていますね。

右手のレバーを引いてみてください。
左の蓋が上に開き 小鳥がお辞儀をして中の楊枝をつまんで取り出します。
国産のカラクリ楊枝入れです。
舞台をぶち壊してしまう脇役もいますが こんな脇役なら食卓も楽しくなりそうですね。

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2007年08月16日

プラスチック容器


食品の保存に便利なプラスチック容器ですが 意外に隅々に汚れが溜まりやすいものです。
食品を入れる容器ですから たまには殺菌効果のある漂白剤などに浸けて下さい。

亦 肉や魚の臭いが染み付いている時は 野菜くずを詰めて一日蓋をしておきますと消臭する事があります。
形が変形して蓋が出来ない時などは 50度程のお湯に浸け柔らかくなったところで蓋をしてサッと冷水に浸け直します。そうして暫く待ちましょう。
これはポリプロピレン,ポリカーボネート,ABSなどの熱可塑性樹脂製のものに限ります。
メラミンやフェノールのような熱硬化性樹脂で出来た製品の場合は 復元しませんのでご注意下さい。
私共では余りプラスチック製品を扱っていませんが 自助食器を含め一部給食用の食器など定番品がございます。
プラスチックは材料となる樹脂により夫々特徴が異なり その特徴に応じた扱いが大切で 長くご利用いただくためにはご使用前に取扱説明書を必ず読んだ上でお使い下さい。

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2007年08月14日

クリスタル・フォトフレーム


外国映画をよく見ますが 男性のデスクには臆面もなく恋人や奥さん或いは娘さんの写真が 亦女性であれば鏡台脇などに同様の写真が飾られていますね。

羨ましい習慣のようでもありますが とても私には出来ません。
シナリオによっては その写真立てが鏡に向かって投げつけられるという光景に出会うことも何度かありましたね。
でもこのクリスタルフレームはソコソコ高価な物ですので 投げつけるのは今一度踏み止まって熟思してからにしましょう。
何より大切な方が納まっているのですから。
お誕生日プレゼントに如何でしょうか。

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2007年08月12日

鰹節削り器


これもご存知の方は少ないように思います。
鰹節は現在殆ど削られた状態の袋詰めされた花鰹(生節自体見かけることが少なくなりました)をご利用されている方が多いと思いますが 過っては殆どのご家庭の台所に 鉋をひっくり返して箱に載せたようなご覧の削り器がありました。

母親のお手伝いの定番でもありましたので私は存じていますが 削りたての鰹節は出汁を採った後の香ばしいコクと風味が全く違います。
この一手間で本物を知ることが出来るのですから 今の世の中この一手間を省くものばかりがつくり出されて 何かおかしいとは思いませんか。
しかし近頃は 子供さんに小さい頃から本当の味を食べさせてあげたいとの思いなのでしょうか 若いお母さん方に人気があるのは喜ばしいことだと思っています。
幼児体験はその人の一生を規定しますから。
話を戻します。
使い方は鉋と違って 押して削ってください。
刃を出し過ぎますと 粗削りになって綺麗な花にはなりません。
そして鰹の腹面を刃に押し当て 頭から尾に向かって削ってください。
削ったら箱を引き出し 薄くて広い綺麗な花で一杯の花畑がご覧いただけます。
期待通りの花が出来れば病み付きになる方もみえるかと思いますが どうぞ必要な分だけ削る事としましょう。

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2007年08月10日

ジャンボ急須


直径15cm 高さ12cmという土瓶並みのジャンボ急須です。
容量は450ccですので普通の煎茶碗なら 軽く7~8杯分はフォロー出来そうです。

本体は12角の面取形で 染付の葡萄柄。
手は太くて握り易く 蓋の摘みには小鳥が付いています。
よく急須の蓋だけ欲しいと仰られるお客様がみえますが 軽率に蓋を摘みますと必ず粗相します。
お買い求めに際しましては 実際に手を握り蓋を摘んでみてお選び下さい。
勿論 蓋のサイズも柄も皆バラバラ 身との一体成型ですので蓋だけの販売は出来ません。
どうぞご容赦下さい。
暑い日が続いています。
夏の水分補給に 多数のご来客にきっと活躍のことでしょう。

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2007年08月08日

離乳食調理セット


先日のお子様食器に続いてのご紹介です。
何方にも赤ちゃんの成長とともに 避けては通れない離乳期という時期があります。

それまでの母乳やミルクと違い 流動食を用意するお母さん方の気持ちは 期待と不安がない交ぜとなり 揺れる複雑なご心中お察し申し上げます。
この時期をお迎えの母子の皆様に朗報です。
この度 子供食器を専門に手掛けているメーカーより 母子共々安心してお使い戴ける陶器製の離乳食調理セットが発売されました。
セット内容は 
① 絞り器(周囲に落下防止の渕を付けましたので 種を下に落とさず果汁をスムースに絞ることが出来ます)
② 卸し器(陶器ですから目詰まりせず 洗浄も簡単に行なえます)
③ 濾し網(ステンレス製ですのでどんな食材でもシッカリと裏漉し出来て 小鉢や摺り鉢とセットで使用も可能です)
④ 摺り鉢(電子レンジの使用が可能ですので 加熱後そのまますり潰すことが出来ます)
⑤ 当り棒(濾し網や摺り鉢とセットで使用出来て 少量でも使い易いコンパクトサイズの天然木製です)
⑥ 蓋付小鉢(食器としては勿論ですが 汁受けなどの調理道具として 或いは加熱保存するなどの保存容器としてもお使い戴けます)
亦 これらの道具は小鉢(身),摺り鉢,絞り器,卸し器,小鉢(蓋)の順に積み重ねが出来ますので 収納スペースが小さくて済みます。
絵柄は男女を問わない人気のミッフィー。 
離乳食以外に介護を必要とされている方にも ご利用戴けますよう配慮されています。

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2007年08月04日

躾箸と介護スプーン


こんな商品も扱っています。

<躾 箸>
子供さんのお箸の持ち方一つでも お母さん方の心配の種ですね。
正しいお箸の持ち方が無理なく楽しく身に付きます。
「いただきます」が言えたら 躾箸。

<介護スプーン>
身体のご不自由な方の 身回りのお世話をされている方に朗報です。
小さくて細くて長めの介護スプーンです。
ソーダスプーンを使われていた方もありますが 角度と深さに問題がありました。

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2007年07月30日

リトルベース


花を入れるところは右側の小さな筒 ほんの一輪のみ入れていただく一輪挿しです。
空っぽの筒だけでは何も面白くありませんが 筒を囲む装飾によって上手く空間が演出され人目を引くよう工夫されています。

土物ですので色彩は元々抑えられた地味な色合い。
ですからそこへ一輪でも入れられれば 主役は鮮やかに花に替わります。
出入りの多い玄関先などの演出にお一つ如何でしょうか。
仕事柄これまでにも沢山のご家庭を訪問させていただきましたが よくあるケースは非常に賑やかな玄関先。
土産物も含め ありとあらゆる調度が所狭しと置かれている玄関先です。
知らず知らず 物置となってしまったのでしょう。
毎日無差別に人目に晒されている場所ですから ここにはもう少し人を迎えるという気配りが必要かと思われます。

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2007年07月25日

クリスタル・ディッシュ


昨日は近畿地方が梅雨明け。
当地も此処のところ30度を越える真夏日が続いていて 愈々本格的な真夏を迎えようとしています。

さて このクリスタルの銘々皿。 
こんな夏のおもてなしの名脇役を演じてくれる小道具ではないかと 取上げてみました。
勿論 おもてなしの主役は貴方ご自身です。
この時期 特に気の張るお客様やご主人の上司の来訪の際など 「こんなおもてなしで良いかしら」などと心配されることってありませんか。
部屋は冷房を効かせていくらでも涼しくすることが出来るでしょうが 目に見えるおもてなしの器にも 涼感を感じていただける気配りが大切です。
先ずは冷やしたお絞り そして次にこの銘々皿なら和菓子からケーキ,そしてフルーツと三役こなせますので 有りあわせのお茶請けで不意の来訪にも対応できます。
この時期短い出番ではありますが なくてはならない必需品かと存じます。
一組お揃え下されば 力強いパートナーとなることをお約束します。
そして余計なひと言を付け加えさせて戴ければ お給仕はお茶を淹れる度にキッチンへ向かうのでは場がしらけてしまいますので 出来ればお客様の目の前で淹れて差し上げるのが良いのではないでしょうか。
おもてなしの主役は飽く迄貴方なのですから。
そうすれば淹れたてのお茶の香りも逃げずに召し上がっていただけます。
このためには 道具一式を茶箪笥などにセットしておかれる事をお勧めします。

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2007年07月23日

曲げショットグラス


ショットグラスの新商品をご紹介します。
容量は70cc,口径は38mmで 全体がカーブした形となっています。
何故この様な形の物がつくられたのでしょうか。
余り深く詮索しないで下さい。

どう見たってスピリッツを呷るにしても 料理用の器として使うにしても実用性があるとは思えません。
遊ぶという事と仕事をするという事は両極の筈ですから 遊びでつくられたとすれば失礼な話ですよね。
でもここは「遊び心」 或いは「お遊び」と軽く受け流してくだされば幸いです。 
全てが仕事の産物だとしたら息が詰まってしまうでしょうし 多少の心の余裕は必要だと思っていますので。
さて このグラスを6個展示しました。 
並べて気が付いたことは 微妙に曲げの角度が夫々違っているのです。
日本では硝子は特別な工芸品を除いて殆ど金型によるマシン成形で造られますが この金型は大変高価な物であり ある程度のロットを造り出さない限り償却できないという装置産業なのです。
ですから日本の硝子メーカーは新商品をつくる度に 博打を打っているようなものなのです。
そこで更にもう一度よく調べましたら 今や何でもありの豊富な労働力を持った世界の中国工場による 人工加工のショットグラスでした。
知らず知らずに中国製品が市場を席捲しています。 
この傾向が続けば国内産と中国産の逆転を懸念する声も高まり 国内雇用の不安が更に現実味を帯びて来るのかも知れません。

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2007年07月21日

業務用飯杓子


全長45cmの飯杓子です。
こんなに大きな杓子は 勿論家庭用ではありません。
小学校や保育園或いは病院などの給食室で 両手で操作する飯杓子です。

よ~く見ていただきますと 表面に細かな凸凹がありますが見えますか。
その凸凹に更に微細な起伏が設けられ(これは確認できないと思います) このためご飯との接着面が少なくなり 尚且水分が残留し易くなるためご飯がくっ付きません。
ご使用前に一度水に浸し 余り汁物などかき混ぜたりしないようご飯専用として戴くのがベストです。
尚 長期使用でご飯が付き易くなったら キッチン用漂白泡スプレーを掛けて1~2時間待って下さい。
再び撥水性を取り戻し復元します。
現在販売されている家庭用のマジックしゃもじは これと同様の加工が施されたものであり 永久に効果が期待できるものではありませんのでお含みおき下さい。
亦 表面に傷が付きますと撥水性が戻り難くなりますので 柔らかいスポンジのような物で洗浄されるようお勧めします。
以上 私自身も私の子供たちも大変お世話になった 給食に携わる皆様への感謝を込めた余計な一言メッセージでした。

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2007年07月19日

硝子の珍味入


南九州の梅雨が明けました。
硝子の珍味入を2点ご紹介しましょう。

利休居士曰く「夏はいかにも涼しきように」とおもてなしの心構えを説いています。
同時に当然のことをさり気なく行うことの難しさも述べています。
では差し当たりお金をかけずに 夏のおもてなしをするにはどうしたら良いのか 一つ提案させていただきましょう。
ガラスの珍味入れを一点使ってみては如何でしょうか。
小さな器ですので涼感と共に さり気なさが演出できます。
亦 小さな器はうつわの重ね着(大皿の一隅に載せる)が出来て 食卓を立体的な景色とし小さいながらも卓上のアクセントとなります。
何も高価な食材を使わなければ おもてなしが出来ないというのではありません。
料理でおもてなしするのでなければ よく冷やしたお絞りだけでもご馳走となるのです。

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2007年07月17日

ステンレス製落し蓋


台風に引き続き地震とは こんなに天災が続くのは何か大切な地球からのメッセージに違いありません。
被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。

ところでこの商品。 料理をつくる方(大歓迎 同時に器にも凝られる方が多い)なら 何方もご存知の落し蓋です。
煮物を作る時 鍋より一回り小さい蓋を落として煮汁を材料に万遍に行き渡らせます。
木蓋のほうが当りは柔らかいのですが 鍋に合わせて何枚か必要になりますし これならフリーサイズ(15~23cmに対応)ですので一枚で間に合います。
寧ろ蓋に煮汁が沁み込みませんので 臭いも移らず衛生的ともいえます。
そして材料の煮踊りや浮き上がりを抑え煮崩れを防ぎ熱を逃がしませんので 省エネ効果もあります。
亦 浮き上がったアクは蓋の上面に付き アク取りも自動的に果たします。
更に 酒盃3個を足にすればどんなお鍋でも蒸し器として利用できます。
どうです。 大変な優れものじゃないですか。
必需品の落し蓋です。

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2007年07月14日

露染酒器


夏でも燗酒を召し上がる方へ 酒器の提案です。
燗付けは湯煎鍋でも電子レンジでも いずれもOKです。

基本的に全ての陶器は電子レンジOKなのですが 絵付で差金のものに限ってはレンジ内でスパークして絵付が剥がれてしまいますのでご注意下さい。
この酒器の絵柄のテーマは「露染」。
白磁の生地に染付と白釉の一珍盛です。
お酒は燗酒でも 器の姿や名前がこの夏の季節にピッタリはまっていますね。
この銚子は先日のアクア酒瓶と同様釣り手ですが 日本酒の場合横手の付いた片口の柄杓型が本来の姿でありますが どうぞこの酒器で熱燗を涼しげに召し上がって戴けたらとご提案申し上げます。
燗付けの際は器も熱くなっていますのでご注意下さい。

先日の新聞記事にロシアでも日本のお酒がウオッカに取って代わるのでは という話題が掲載されていました。
日本食ばかりでなくお酒にまで広がり 日本の食文化がこうして世界に広まれば嬉しい限りですね。
亦 日本酒の召し上がり方は十人十色 それだけに日本人が存分に親しんだ証と言えるのかも知れません。

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2007年07月11日

アクア酒瓶


本来は調理用具で調理場に納まっていた片口ですが 食卓に飛び出すようになっていろいろな種類の片口が造られるようになりました。

全くのお遊び的なアクセサリーとしての片口もあれば 口が無ければ用を成さない実用品まで様々です。
これは酒瓶として造られましたが お酒でなければいけないという物ではありません。
注ぎ器とお考え戴ければ何でも構わないのです。
ただ品名通り海をイメージした色遣いと おまけにバブル入りですので中の液体は無色でクリアなものが無難かも知れません。
時節柄 この様な色彩を食卓に取り入れるのは 涼感を呼ぶアクセントにもなりいいことです。
例えば花生のようにテーブルアクセサリーとして ご利用戴くのも良いアイデアかと存じます。
熊野先生が執筆された「イベント入門」という本によれば イベントとは異変図であり 日常とは異なることを意図するものである と述べておられます。
この夏 意識的に食卓をイベント会場に仕立てて 刺激を味わってみませんか。

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2007年07月09日

陶片みずき花生


陶器,漆器,硝子器,金属器と 花生にもいろんな素材があります。
窮めつけとは申しませんが またまた「へちもん」の変わった面白い花瓶です。

ドームのような大きな陶片の中に 小さなオアシスが入っています。
花が生けられるのはこの小さなオアシスですが 小さいので一輪生けるのみという一寸器が威張った花瓶です。
自己主張する花瓶ですが 色は土物特有の抑えた色目で原色の明るい花一輪を包み込み そして可憐な花の色彩を見事に引き立てます。
こんな色彩バランスもあったのかと驚かされますが キチンと脇役に徹しているところも見逃せません。
花はドーム内に収めても 可愛い演出となりそうです。
近頃 花生もこうした楽しい器が増えて参りました。
その都度ご紹介しますので どうぞご期待下さい。

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2007年07月07日

アクアノートとフローラルノート


「ゆ・ら・り」 たゆたう 水の香り。
アクアノートは水の香りをイメージした器です。

(左から)雪,霙,雫,雲,雨をデザイン化した ホッと安らぐ器たちです。
写真はくつろぎタイムにご使用いただくリフレッシュカップ(150cc)。
モダンテーブルを演出します。
<姉妹品:フローラルノート>

「ゆ・ら・り」 たゆたう 花の香り。
フローラルノートは花の香りをイメージした器です。
純白のボーンチャイナに
ふんわり浮かんだピンクの花びらが
心にも花を咲かせてくれますように・・・

 ・ くつろぎのティータイムに
 ・ お祝いのお席に
 ・ 大切な方への贈り物にもお勧めです。

ボーンチャイナ製 (produced by NIKKO)

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2007年07月05日

ノンスリップ・トレー


写真をよくご覧いただけますか。
トレーを20度程傾けていますが 上に載せた食器が滑り落ちる事はありません。

このトレーの表面はノンスリップのコーティングが施され 滑り難くなると同時に 擦り傷も付き難くアルカリ性洗剤にも強い耐久性を備えています。
数年前より 食器を持ち運びする丸盆や長手盆などに施されるようになりましたが これにより安定した食器の持ち運びが可能となっております。
しかし残念ながら永久に効果が持続するというものではありません。
食器ほどゴシゴシ洗うものではありませんので 通常の扱いで4~5年といったところでしょうか。
その場合再加工といったことも考えられますが メーカーへの返送と再送コストが遙かに加工コストを上回るため お勧め出来ません。
未加工品に比べますと1割ほどのコストアップです。

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2007年07月03日

菱型鉢


このような変型の器は 食卓に幾つも並べることは出来ません。
写真のような主菜用の大振りな器であれば 変わった形であっても抑えた色合いのものを選べば飽きる事も奇異に目立つ事もないでしょう。

形だけでも存在感があるのですから 目立ち過ぎれば全体のバランスを危うくします。
逆にお手塩皿のような小さな器は 少々冒険しても全体のバランスが崩れる事はありません。
どうぞ楽しい器を探してください。 
角(カク)ものは 以前掲載しましたように辺を手前正面にくるよう並べるのが基本ですが 写真のような菱形や六角ものは角を正面にして横長に置くという決りです。
こうしたセッティングの決まりと言えば 曲げ物の場合「円前角向(まるまえかくむこう)」がその代表のようにいわれていますが 円形の曲げ物は綴じ目を手前に 角型は綴じ目を向こう側に置くという決りです。
この様な約束事は 今に生きる私たちにとってどうでも良い事のように思われがちですが こうした約束事を知っているか否かで その人の品性や格調が決定付けられることにもなり兼ねませんのでご用心。

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2007年06月29日

肉じゃが鉢


全国的にお袋の味の代表的な料理ですね。
それだけ人気もあるのでしょう。

でも材料は肉とジャガイモそして玉ねぎとそう変わらないと思いますが 匙加減など調理となると家庭の数だけ作り方の違いがあって 夫々の家庭料理として定着しているのではないでしょうか。
肉は脂肪の多い肉のほうが味が馴染みやすく ジャガイモはホクホクの男爵芋が向いています。
亦 釈迦に説法のようで恐縮ですが ジャガイモの芽のソラニンは中毒作用がありますので 必ず取り除いて調理してください。
尚 器に決まりはありませんが 写真のような古染調の素朴な平鉢を提案させて頂きました。

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2007年06月28日

型変りな丼


2日前より出張しておりまして 本日分は投稿時間がズレ込んでしまいました。

さて 私は常々一家の胃袋を与る主婦の方達には心底敬服いたしております。
毎日の事でしかも一日3度も。 食事のことです。
この上文句など言われたらたまりませんよね。 そんな方は容赦なく食事抜きです。
でもどんなにベテランといえども アイデアや献立に窮したことはおありでしょう。
そんな時 以前にも何度かご紹介した丼物は手早く作れて お腹の満足度も100%
更にこんな丼なら意外性も手伝ってサプライズの一品となりますよ。
しかし同じ丼なら積み重ねは出来ますので収納はOKですが この形はご飯物には一寸食べ難いかも知れません。
麺用としてお使い戴けばベスト。
後片付けも一鉢で済みます。 
亦 調理時の麺掬いはこれを使ってください。(スパゲティーもOKです)

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2007年06月26日

ビタース・ボトル


ビタースボトルといいまして カクテル用品の一つです。

喫茶店で紅茶にブランデーを振り掛ける時 使われていたのを覚えてみえる方もいらっしゃるでしょう。
或いはカクテルのレシピ等に 1ダッシュと書かれているのを見られた方もいらっしゃるでしょうね。
この1ダッシュとは このボトル1振りのことを指しています。
元々カクテルに隠し味(香)を付けるための道具であるのですが 近頃は料理の仕上げに使われる方もみえるようです。

<アンゴスチュラ・ビタース>
  ラム酒にりんどうの根を浸し その苦味成分を抽出したもの。
  健胃強壮の効果があるといわれています。

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2007年06月24日

袋型花器


大胆なフォルムの信楽焼の花器です。
生け口が小さく浅いのでどうしても剣山が必要ですが 焼〆という肌合いからどんな色の花でも生かせます。

季節を問わずご利用いただけますが 花が無くとも存在感を見せ付けてくれます。
玄関先のような目立つところなら必ず来訪者の目に留まりますので ご新築のお祝いなどにお勧めです。
和風,洋風 どんな玄関にも溶け込みそうですし 何と言ってもお家の印象は入口の玄関で決まりますので。

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2007年06月21日

ティーポット

清水焼のティーポットです。
テーブルアクセサリーとしても受け入れていただけそうな チョットお洒落なデザイン性を持ったティーポットです。

コーヒーは喫茶店でもステンレスのコーヒーポットで淹れていますが 美味しい紅茶や緑茶を召し上がるならこの陶器のティーポット。
紅茶や緑茶には香りや風味を豊かにするタンニンという成分が含まれていますが これが鉄分と化合して変質し 水の色を青黒くします。
このタンニンは3分ほど経たないと湯に溶け出しませんので ポットやカップを予めよく温めておきましょう。
この点ではガラスのティーサーバーでもOKです。
茶葉を入れたら 速やかにお湯を葉に満遍なく注ぎ 抽出(3分間)を待ちます。
ここは待てば海路ですから じっくり腰を落ち着け慌てないよう。
では美味しいお茶の一時をお楽しみ下さい。

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2007年06月19日

カテキンポット


体脂肪が気になる方へ。
お茶の葉に含まれるカテキンを効率よく抽出するために 遠赤効果と蓄熱効果の高い陶土でつくられたポットです。

直火加熱しますので 沸かした熱湯の中で茶葉を煎じて 高濃度の茶カテキンを簡単に抽出します。
 お試しください。
お茶に含まれているタンニンは渋みを出す成分で そのタンニンを形成する要素の一つにカテキンがあるのですが ご存知のように証明された効能だけでも随分あります。

* 抗酸化作用 
* 抗菌作用 
* 消臭作用 etc.

<食後のお茶>

日本人は知ってか知らずしてか 食事中や食後にお茶を呑む習慣を身に着けました。
上覧にお茶に含まれるカテキンの効能を列記いたしましたが 正に食事をしながら虫歯や口臭の予防を日常的に行なっていたわけで どうぞお続けになって下さい。

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2007年06月16日

ウオーターホン


私がこの職に就いた頃から店にありましたので これも可也息の長い商品ですね。
価格も当時と変わってないように思います。

ヘッドポンプを押して水を出すポンプ式の水差です。
ご家庭で使われる方は余りいないと思いますが たくさんの飲食のお店で使って頂いていますので 何処かでご覧になられた方もみえるでしょう。
この会社 当初から完成品と共に殆どの製品のパーツ販売も致しておりまして このウオーターホンに付きましても ヘッドポンプ,スペアボール,スペアゴムパッキンと夫々個別販売が可能です。
こうした細かなフォローがリピーターを呼び 商品寿命を長くさせているのだと思われます。
専門店としては避けて通れない中心に据えなければならない商品の一つだと考えています。

容量 : 1リッター

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2007年06月13日

手描楕円盛鉢


楕円形の長辺28cmと 三つ足付きでお手頃サイズの盛鉢です。

地味な色目ですがタップリとした印象を受けます。
勿論 煮物やフルーツの盛鉢ですが 左右の長辺の先端の窪みがボトルの首を安定させます。
たっぷり氷を張ってテーブルの真ん中にデンと据え ボトル・クーラーと致しましょうか。
深さもありますので4合サイズまでOKです。

盛鉢はこれまでにも幾つかご紹介して参りましたが この鉢は然程大きくはないのですが迫力があります。
形状はまん丸ではなく 楕円で左右のヘリをやや低くして天地の中央部を盛り上げています。
この形に圧倒されるのではないでしょうか。
反面錆色の絵柄は生地の色と同色系で 見込に3ヶ所,外側前後に2ヶ所 比較的慎ましやかに描かれています。
見込の絵付けは盛られる料理を意識しているようでもあり 形状を控え目な絵柄が中和させている そんな印象を受けます。

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2007年06月10日

海苔皿


磯の香りの漂う朝御飯。
味噌汁と焼海苔 定番の和食朝御飯も良いもんですね。

最近は味付海苔も多く出回り 余り家庭で海苔を炙る光景を見ることも少なくなってきましたが 海苔は元々脆いものです。
一枚ずつ炙れば香りを逃がしてしまいます。
家では海苔は二枚重ねて炙っています。
そうすれば香りはお互いの反対の海苔に乗り移り 香りを逃がす事もありません。
磯の香りこそ海苔の身上ですから上手に炙りましょう。

ご紹介の写真は一口サイズの海苔と同時に 味付のショーユ千代口を一体化させた焼海苔専用皿です。

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2007年06月08日

摺り鉢急須


抗癌作用や抗微生物作用があるといわれているカテキン。
このカテキンをはじめ健康成分をたくさん含んだ緑茶を まるごと戴いてしまいましょうという発想の摺り鉢急須です。

この急須は内底が摺り鉢になっていて(摺り棒付) お茶葉を摺り潰した後お湯を注ぎ湯呑に移します。
こうして全部戴くのですから ゴミの減量に一役買うことにもなりますね。
二番煎じ,三番煎じとは参りませんが しっかり濃い味の緑茶です。
(お湯の量でお好みに調節してください)
勿論 この摺り鉢急須 美味しいお茶と定評のある万古の土で焼き上げました。

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2007年06月06日

ウィンド・ベル


昨年の風鈴は澄んだ音色の南部鉄でした。
今年はグッとくだけて スヌーピーのガラスの風鈴です。

昨年よりは低音ですが こちらも透明な澄んだ音色です。
イライラやストレスの解消にお役立て下さい。
花火、朝顔、西瓜、金魚の4種。
何れも手吹きの受注生産品ですので期間中の限定販売であり 品切れの節はご容赦願います。

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2007年06月03日

地炉利


日本酒は常温の風味がベストとなるよう造られていますが 口当たりや喉越しの爽やかさとなると 少し冷やしたほうが良いと思っています。

そのための酒器も今では豊富に作られるようになってまいりましたが これは比較的早い時期から作られており 特に料亭などでチョット拘りの地酒などをお勧めする際使われている 取っておきの酒器です。
銚子中央部に氷入れがセットされていますので お酒を薄めず保冷する事ができます。
注ぐ際には氷入れの入口に氷止めが付いていますので 注ぎ口側へ揃えていただけば氷がこぼれる事もございません。
耐熱温度差120度の耐熱食器ですがこれは飽くまで保冷用 火には絶対掛けないで下さい。

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2007年05月30日

黄瀬戸二段陶箱


黄瀬戸は織部と並ぶ伝統ある釉薬で これは素朴な味わいを持つ二段重です。
何を入れても構わないのですが 今回は佃煮2種を入れることにしましょう。

素朴な器に地味な色目の佃煮ですが 素朴な色といっても明るい色ですから ショウユなどで炊き込んだ濃い色の佃煮との色彩の対比も見所となります。
佃煮はご存知東京の佃島(元は大阪だったようですが)が古里。
家康の頃から保存食として魚介を中心につくられていたようですが 今では海,山何でもありで その種類も数え切れないくらいあるようです。
酒肴としてもたくさんのファンを持つ佃煮ですが(私もその一人) どうぞ食べ過ぎにはご用心。
いつも注意されています。

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2007年05月28日

織部木の葉皿


梅雨入り間近ではありますが 青葉に風薫る一年を通して最も気持ちの良い季節です。

野山も日増しに緑が深くなって参ります。
当商店街の欅の街路樹も いつの間にやら全開です。
野山に倣って 食卓にもこの織部の深緑は如何でしょうか。
形状も木の葉型の新製品 居ながらにして森林浴の気分を味わってみましょう。

中皿・・・長辺 20cm
小皿・・・長辺 16cm

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2007年05月26日

おつまみ篭


ウィスキーは基本的には食後酒です。
ですからおつまみはなくても構わないのですが 一般的にお手軽な物として油気のある乾いた物が合うようです。

こう書きますと もうお分かりですね。
ピーナッツやクラッカーのような物です。 
チーズを挟んでチーズクラッカー チョット贅沢にキャビアかイクラなどをのっけてカナッペ とこんなところしか思いつきませんが。
私は殆どおつまみ無しで呑んでますので。
いや昨晩は戴き物のうるめの干物を焼いて貰いましたっけ。
アルコールには忘却作用があるらしく 子供達から呑んでる時に約束事は話さないと言われています。
そんなおつまみにはピッタリの容器だと思いませんか。
竹編み細工の籃胎漆器です。

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2007年05月23日

ドレッシングポット


サラダはドレッシングソースを変えるだけでも 全く別の料理となり色々と楽しめます。

風味ばかりでなくスパイスの利かせ方次第で 素材とソースを上手く組み合わせれば無限の可能性があり 毎日でも飽きずに戴ける料理です。
市販されているソースばかりでなく 夫々のご家庭でオリジナルソースづくりに挑戦されては如何でしょうか。
その際の容器は容量や色彩が確かめられる 写真のような硝子製をお勧めします。
市販のソースは マヨネーズや瓶詰めされたドレッシングに焼肉のタレなど 開封後約一ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
亦 生(なま)の表示のあるものは 半月を目安に使ったら直ぐに冷蔵庫に戻すのが定石です。
そして製造年月日のご確認も怠らずに。

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2007年05月20日

みずひき草卓上膳


懐石でいう折敷のように使う膳には 材質の点では木製,樹脂製,麻布製,和紙製などがあり 形も丸型,半月型,梅型,くつわ型,正角,長角などなど サイズや色やポイント柄を含めれば数え切れない種類があります。

無地ものですと季節を問わずご利用戴けますが チョット季節感を強調したい時などには 季節の花や魚介をあしらった和紙マットもお手軽ですが 何分使い捨てですので写真の卓上膳がお勧めです。
お客様へのおもてなしにと決めてしまわず 普段からご家族でお使いいただければお酒もすすむのではないでしょうか。

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2007年05月17日

薬 呑


この写真 何だかご存知ですか。
ご存じない方はご家族共々健康で幸せな方です。

入院の経験がある方なら恐らくこれのお世話になっている筈です。
特に寝たきりで起き上がることが出来ない方 起き上がれなければコップから飲料を飲むことは出来ません。
そのコップに替わるものとして子供の頃から知っていましたので かなり以前からつくられていたものに違いありません。
形が形だけに今でも手吹きでつくられています。
当店の場合至近距離に数軒の病院がありまして 隠れたヒット商品でもあったようです。
「薬呑(らくのみ)」と言っておりますが いわば業界用語で決してやばい事をしようとしてるのではありません。
くれぐれもこれのお世話にならないよう養生しましょう。

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2007年05月14日

お茶にしましょうか


「お茶にしましょうか」

美味しそうなお茶請けもご用意致しましたので。
杉の懐敷に黒文字を添えました。
でも残念ながら これも食べられない硝子細工のお饅頭です。
昨年陶器製のお団子箸置をご紹介しましたが これも良く出来ているでしょう。
桜吹雪に苺餅でした。

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2007年05月11日

ガラスの動物園


写真はウサギのクリスタル製小物入れ(キャンデー・ボックス)。

全部で12種。
12種と申しましても干支ではありません。
他にはゾウ、ペリカン、ネコ、フクロウ、リス、スワン、カンガルー、トラ、イヌ、カモ、カエルとなっていて 全て揃えばガラスの動物園となります。
展示は白木のテーブルか 陳列棚が似合うように思います。
インテリア・オーナメントとして 「母の日」などパーソナルな贈り物にも如何でしょうか。
サイズは130~260mmで 全て揃えましても然程スペースは必要ありません。

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2007年05月07日

お凌ぎ飯器


蒸し寿司や飯蒸しにちり蒸しなどの蒸し物はお凌ぎとして出される事が多く 即興の一品であるため調理人の感性や遊び心が問われる料理です。

少なくとも調理人はその意気で取り組みます。
プロであれば其処のツボを心得てはいますが 同時に器も蓋物が使われますので蓋を開けた時の期待を裏切らないお料理であって 尚盛付にも大変気を遣います。
勿論 お味を裏切っては元も子もありませんが。
概して華やかな器には素朴さを大切にした盛付で あっさりした器なら賑やかなお料理を盛り付けていただくと効果的なようでもあります。
分量も視覚的には大切な要素で この場合飽くまでお凌ぎですので器の60%程度までが程よい配分で 見た目も美しい盛り付けとなり手を出し戴くという行為に繋がります。

プロの調理人はお客様の数を超越しているかのようにも思われますが 実は日頃付き合いのない方への心尽くしが通じたのかどうか 非常に気にされているのも事実です。
ホテル等の宿泊客へのアンケート調査などがそれを示しています。
星が幾つかなんて気にするのは 利用者より施設側のようです。
マスコミの報道姿勢についてはまた日を改めて投稿しますが プロも私たち同様一人の人に違いありません。
精々 特に食器についてなど 率直なご意見でご協力されますようお願い申し上げます。

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2007年05月04日

グリーン木の葉皿


今日は「みどりの日」
当街の街路樹である欅も 例年の事ながら忘れず忙し気に芽吹いて参りました。

この風薫る新緑の5月に最も相応しい器をご紹介しましょう。
薄手の有田の磁器で 鮮やかなグリーンの葉型皿です。
まさにこの時期を象徴するようなお皿ですね。
サイズは銘々皿,取皿サイズで お茶請けにお料理にと両用出来ます。
お茶請けやお料理との色彩の取り合わせも楽しめそうです。
ご来客のファースト・インプレッションは大切です。 
どうぞ食卓や客間にも5月を取り入れてみてください。

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2007年04月29日

縁高と四方盆


菓子器の中で最も正式なものはこの縁高で 濃茶の席で使われます。

五段の重で 一重に一つずつ菓子を入れますが 客の人数分の黒文字を蓋の上に載せ先ずは正客の前に出されます。
正客は先礼をして上のお重を向うへずらし 下段のお重に黒文字を一本入れて次客に送ります。
お詰めの末客まで菓子を取り終えたら 正客は縁高を順に送り 末客は元通り縁高を重ねます。
このよう手順で使われる縁高ですが お菓子ばかりでなく点心などが盛られることもあり 亦お干菓子となりますと写真の七寸四方の四方盆(よほうぼん)が使われます。
こちらは他に茶入盆や花入盆としても使用されています。

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2007年04月26日

パンケース


朝食をあまり摂らない私には慎まなければならない話題ですが 最近の凝ったパン食党の方はホームベーカリーにホームメイドのジャムを楽しんでいらっしゃるようです。

このように時間に余裕があれば 食べるばかりでなく作るところから始められれば 食事もきっと倍楽しめるでしょうし 美味しさも一入なのではないでしょうか。
写真は陶器製のパンケース(1斤用) 毎日焼け具合の違うホームメイドの食パンをこんなケースに入れて召し上がって下さい。
破れたポリ袋では正確な保存が出来ません。
直射日光を避け 涼しいところにこのケースを置いていただけば 夏なら3~4日 冬なら1週間は保存できます。
亦 味噌や砂糖などの調味料の貯蔵ケースとしてもご利用いただけます。

<硬くなったパンの復活>
少量の水をパッパと振り掛け 電子レンジでチン これでOKです。

<モリブデン鋼の庖丁>
丈夫でしなやかで加工性も高く また鉄の密度を上げることが可能となったことから 薄くても充分な強度が得られるようになったため 軽量化と共に強度が求められる航空機や自転車などの部材として 広く多用されています。
亦 庖丁に用いられるモリブデン鋼(SUS‐444)は 鉄に18%以上のクロームと14%以上のニッケル そして3%以上のモリブデンが添加され 強度と共に耐食性にも優れた鋼材となっています。
写真はモリブデン鋼のブレッドナイフです。

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2007年04月23日

垂 撥


垂撥(すいはつ)は琵琶の撥を垂らしたような形からこのように呼ばれていますが 張付床に掛花入が掛けられない時に使用されます。

主に杉の薄板で長いものは5尺程あり 中央の縦の溝に花入をかける自在金具が付いていて これが上下に移動し位置が調節できるようになっています。
そして尺5寸ほどの短いものは床の軸釘が高くて 掛けた軸が短くなるような場合にも使用されます。
亦 短冊や扇子を掛け物として飾り付けが出来るようになった物もございます。
洋間であってもチョット和の落ち着きが欲しい時など ご利用されては如何でしょうか。

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2007年04月19日

忘れな盆


もうホテルで見掛けることも少なくなりましたが 旅館といわれる宿には各部屋の備品として必ず置かれていた物でもありました。

オーバーナイターとも呼ばれていますが 就寝中のポケットと言い換えることも出来ます。
特に着替えたりしますと いつも持ち歩く物をあちこちに置いてしまって 再度着替える時入れ忘れる事ってよくありますね。
忙しい朝など 気が逸るばかりで決まって何かしら忘れてしまいがちです。
そんな時のお役立ちが このしっかりした仕上がりの春慶塗「忘れな盆」です。
どうしても必要な物以外は持ち歩かない とすることも予防策かもしれませんが どうぞ奥様にばかり頼らず ご自分の持ち物くらいはご自身で管理することにしましょう。

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2007年04月16日

フィンガーボール


直径11~2cmのやや深めの金属のボールと言えば このフィンガー・ボールです。

ディナーの最後を締めるデザートやフルーツですが ブドウのようにナイフ・フォークを使わずに直接手で摘むものが出された時 指先を洗う器として水が張られて一緒に出されます。
まさか飲んでしまう方はみえないと思いますが(以前ご紹介しました盃洗も同様 飲めない水が張られています) 通常14cm程のフルーツ皿が受け皿となって出され 片手ずつ指先を濡らす程度にしてナプキンで拭き取ってください。
終了しましたらナプキンは軽くたたんでテーブルの左側に置き イスの左側に立って後を濁さず退席です。
余りマナーに拘りたくはありませんが 周囲の方への気配りもお忘れなく。

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2007年04月13日

飴釉小鉢


イカやタコといった頭足類は種により産卵期もマチマチで 特に脂がのるといった現象もないようです。

亦 年中水揚げされていて何時が美味しいのか俄かには特定できず 取り敢えず時知らずの食材とされています。
さて この写真の小鉢を見て真っ先に頭に浮かんだ料理が イカのおつくりとタコの酢の物でした。
この飴色は白い食材を際立たせる絶好の器かと存じます。
所謂 アースカラーですね。
この色やドブ鼠色など自虐的に使われることが多いのですが このように周囲を際立たせる効果があり 私の好みの色でもあります。
辛子酢のタコや 細づくりや鳴門づくりのイカを盛り付けてみてください。
亦 イカは黄身衣を塗ってサッと焼いた黄身焼の色も派手るように思いますが 如何でしょうか。

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2007年04月10日

これは何でしょう ?


ズバリ これをご存知の方は非常に少ないと思います。

戦後の食糧難の時代です。
今のように大規模経営の養鶏農家は少なく どのご家庭でも鶏を飼って貴重な蛋白源としていた時代です。
戦後の名残なのか砲弾のような形をしていますが 答えは陶器製の鶏用水呑です。
どうしてこのような形なのか私は存じませんが きっとこの形は鶏が水を呑み易くするためなんだと思います。
いまでもペットとして飼っている方がみえるようで 未だにつくっているのです。
決して戦後の在庫品ではありません。
「陶器屋」という専門店を自負するなら こうしたものも扱わなければなりません。
年に1~2度のお客様に向けて。 
ここが非常に辛いところでもあり 一方「食器屋」という専門店であれば これは無用の長物でしかありません。
何時もは倉庫に眠っていますが 今度店頭にクイズのテーマとしてお披露目致しましょう。

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2007年04月08日

浅田孝夫


「木地は鉋に 鉋は木地師の腕に惚れ」

どこの産地でも豪華な装飾に対する拘りが強いものですが 山中漆器の3代目木地師である浅田孝夫さんは木に対する想いが人一倍強く 木目の美しさをどこまでも追求され続けています。
近年中国や東南アジアから安価な漆器が輸入され 国内におけるシェアーも年々拡大し続けていますが 師は飽くまで国産欅の持つ木目細かな柔らかく美しい木目を愛して止みません。

<欅・名人芸>

写真の茶托の他 茶筒,盛器,菓子器,椀,お盆,銘々皿などがあり 何れも浅田孝夫の名入り製品です。

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2007年04月05日

玉 割


和の朝食の定番でありますが これも余り見掛けなくなってしまいました。
切り身の焼魚に焼海苔 そしてこの生卵。

中央の窪みに生卵が立てて出され 下の受けで卵を溶いてご飯にかけます。
熱いご飯に卵 そして熱い味噌汁。 
慌しい朝の時間ではありますが 日本人が何故かホッとする朝食ではなかったでしょうか。
最後はこれも熱いお茶を戴きながら口を漱ぎしばし寛ぐ 唯これだけの事が一日のスタートに相応しい 儀式のような至福の時間だったように思われます。
験を担いでいるわけではありませんが この様な原風景が次第に少なくなって参りまして 寂しい思いをされている方も多いのではないでしょうか。

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2007年04月03日

竹型三品付出皿


器による演出は あくまで食材を生かすものである筈です。
以前より漆器業界には 漆器と陶器,漆器とガラス器を組み合わせた器はございました。

その代表的なものは松花堂といえますが 10年程前より松花堂アレンジとも言えるこうした組み合わせの器が非常に増えてきました。
これは何を意味しているのか解りませんが 器という小手先の道具に頼るのであれば由々しき問題であろうと思われます。
写真は前菜を盛る三品盛・付出皿ですが 写真のように原色の陶器ばかりでは感性も疑われ工夫が足りないように思いますし 今はこんな程度で驚く人もいませんよね。
驚きといえば意識的に驚かせる料理を提案して 食事に神経を集中させるのだと言われた料理人もみえました。
味や当たり前のもてなしの心遣いなら兎も角 珍奇で贅を尽くした食材や器というのであれば如何なものでしょう。

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2007年03月29日

大安弁当


ご愛読戴いている方の中には このブログ一体どんな人間が書いているのだろうと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分自身のプロフィールなど紹介した事がありませんでしたから。

年齢は団塊のど真ん中で少々お酒の好きな男です。(文章の内容から薄々勘付かれていた方もみえると思いますが)
終戦直後生まれの私達の世代は小学校時代の給食食器はアルミ製の食器で 中学の弁当箱もアルミ製の所謂「ドカ弁」でした。
母も店の仕事に従事して専業主婦という訳ではなかったので 皆の弁当に比べると可也お手軽な弁当だったように記憶しています。
今の学校給食はポリプロという樹脂製食器を使っている自治体が多いと思いますが 弁当となると皆さんカラフルでしょうね。
サラリーマンやOLの方達はいかがでしょうか。
社員食堂で済まされるとしても 弁当持参の方もいらっしゃるでしょう。
特に妻帯されている方なら 愛妻弁当に限ると憚りなく仰る方もみえますよね。
中身は勿論大事ですが 先ずこんな弁当箱で仲間を羨ましがらせてみませんか。

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2007年03月27日

親子鍋


直径16cm,深さ2.5cm前後の 取っ手が横手ではなく本体に対して垂直で上向きになっている鍋です。

この直径16cmというのは丼のサイズと同じで 一人前ずつ丼種をつくっては載せるのに好都合です。
親子丼から付けられた鍋の名前ですが 玉子でとじる丼物ならどんな料理でもこの鍋が生かせます。
先日若い独身男性が「前からこの鍋が欲しかった」と言って買って行かれましたが 「一寸憧れていたプロになった気分が味わえそう」との事でした。
材質は煮炊きの厚手アルミで プロ仕様となっています。

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2007年03月24日

蓋付カップ・ソーサー


絵柄は撫松庵の代表的なモチーフ 桜です。
やや厚手で広口のティーカップ&ソーサー。

厚手の上 蓋付ですので保温・保冷効果は抜群です。
亦 ソーサーにはカップの溝がありませんので 銘々皿やケーキ皿としても充分使えます。
そしてカップはアイスクリームなどのデザートカップ 或いはスープカップとしてもご利用戴けます。
多目的利用の可能なカップ&ソーサーで こうした蓋の付いた器は入院された患者さんへの見舞い品に添えられることも多く 貴重な存在です。

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2007年03月22日

しずく鉢


しずくをイメージした硝子鉢。
ヒビを入れた硝子器には 何処となく温か味のある清涼感(?)を感じませんか。

大の方は長辺が17.5cmと中鉢程度のサイズで 春から夏にかけてサラダをはじめ惣菜の盛付けにはピッタリの器です。
小は長辺12.5cmとやや小振りですので 塩辛などの珍味入れや千代口としてお使い戴いては如何でしょう。
そしてしずくの根元は片口となっていますので ドレッシングなどの注ぎ器としてもご利用戴けます。
こうした形状の器は陶器,硝子,漆器と素材も豊富で サイズもいろいろご用意してございますので 店内のどこかできっとお気に入りが見つかりますよ。
亦 このような食器(特に小鉢)のご進物は 戴かれた方もおかずを一品増やせますし 同じお料理でも器が替われば別メニューのように感じてもらえますので 貰って嬉しい物として常にリストアップされています。

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2007年03月17日

鬼萩手


萩焼に付きましては 以前「萩の七変化」というタイトル他で少し触れさせて戴きましたが 今回は萩焼の作風の一つである鬼萩手をテーマにします。

鬼萩手は素地に荒砂を多量に混じらせた土を用いるため 仕上がりは如何にも豪放で荒々しいものとなります。
荒砂は混じらせるより むしろ原土をそのまま粗目のふるいにかけて焼いた物の方が 変化の多い雅趣に適ったものが出来ているようです。
文献に因れば 萩焼草創の頃から焼かれていたようですが 原土は荒く亦多くの鉄分を含むため 可塑性がないので幾多の困難があったと記されています。
ご使用に当っての注意点につきましてはこちらをご覧下さい。

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2007年03月15日

朱山・ツル付花器


朱山窯・織野貴子氏による灰釉ツル付花器です。

何ともグロテスクな形ですが よく見ればどことなく愛嬌を感じませんか。
粗めの胎土を使った地肌はゴツゴツしていて厳つく感じますが 灰釉ビードロ状の色合いが上手く載って雰囲気を和らげています。
太い三つ足がデンと踏ん張った印象を受け 太い口とのバランスも良く ツルのサイズもピタッと決まったお気に入りです。
清楚な花も 豪華な花もOKです。

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2007年03月12日

みやび桜


先日気象庁より桜の開花予想日が発表されましたが 誰もが予想されましたように 一部の地区を除き今年は全国的に1週間程早い開花となりそうです。

花といえば 同時に野山には花が咲き乱れ パーッと明るい景色に心も浮き立つ季節となります。
食卓の景色にも こんな食器を使って春の華やぎを取り入れてみては如何でしょう。
食材は海,山と豊富な旬の素材が次々と出て参りますので 日替わりの献立には事欠きません。
こちらも楽しみな季節です。

<春が旬の食材>

あいなめ さより たちうお めばる 赤貝 あさり はまぐり あおやぎ 小柱 
たけのこ キャベツ 菜の花 グリンピース 空豆 ふき うど わらび たらの芽 根三つ葉 ふきのとう グリーンアスパラ ・・・

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2007年03月09日

ベーカー


和食器に比べ非常にシンプルな洋食器ですが それでもサイドアイテムの中には比較的形状やデザインに意匠を凝らしたものがあります。

しかしそれらも食生活の習慣から 必然的に生まれた合理的なものばかりです。
小判型をしたこの深い食器は10吋(26cm)あり ベーカーと呼ばれています。
本来はテーブルロールを載せてサービスした器で これを家族でパン皿(16cm)に取り分けるのです。
和食でいう大鉢のような役割を持った器とお考え戴ければ良いでしょう。
(これに対して大皿は プラターとかサービスプレートといいます)
ですからパンでなければいけない訳ではなく お菓子や煮込み料理など何を盛っても構いません。
過ってのディナーセットにはプラターと共に必ず含まれていたものですが 今は殆ど見かけることがありませんね。

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2007年03月06日

ミニ・ベース


部屋を見渡して一寸寂しい ここにチョットした物があれば なんて思う事時々ありますよね。

そんな時思いつくのは 余り大きくなくて邪魔にならないインテリアでしょうか。
こうしたご希望に対して私共でお応えできる物の一つに 写真のミニ花瓶とか一輪挿しがあります。
近頃はデザイン性豊かなインテリアがたくさん造られています。
亦 手軽に手に入れていただける価格ですし 花が無くても立派に空間を埋めてくれます。
でも 花を生かすのは花生,花生を生かすのは花 双方が生きればあった方が更に空間が生かされると思います。
置くタイプと置き,掛けの両用タイプ それに掛けるだけのタイプがあります。 
どうぞ候補の一つとして記憶に留めておいて下さい。

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2007年03月04日

ソムリエナイフ


ソムリエが新しいワインをサービスする時に使うナイフで 先ずは先端のナイフを起こし 切りながらキャップシールを剥がします。

この場合のアルミシールは ボトルの口の出っ張り部分の下部を切ってください。
アルミにワインが触れるのを防ぎます。
亦 赤ワインは特にワインの澱を混じらせないため ボトルを回転させないでナイフを回転させるよう気をつけてください。
キャップが外れたら コルクスクリューの中心が真ん中に来るように(錐先を中心に差し込むのではありません) 垂直に差込みます。
最後にナイフの反対側のレバーを柄に対して90度の角度に起こし ボトルの口に当て左手でボトルと共にしっかりと支えゆっくり引き抜きます。
仕上げは口元を布巾で外側に向けてきれいに拭き取り 召し上がって下さい。
馴れない間は使い難いかもしれません。
その場合は写真のワインオープナーをお勧めします。

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2007年03月01日

割 子


割子は本来ソバを食する器として用いられた重箱のような物ですが 現在では弁当箱や飯器であったり チラシ寿司の桶やうなぎ丼としてなど いろいろな料理の器として使われています。

元来は四角い容器であったようですが 例の重箱の隅の教訓からかいつの間にか丸くなってしまったようです。
今日から3月。ひな祭りに因んでチラシ寿司の話題を一つ採りあげます。
チラシ寿司に欠かせない具の一つに酢レンコンがありますが これを柔らかく炊き上げようとするのは無理なようです。
野菜が柔らかく煮えるということは 野菜の細胞をつなぐペクチン質が煮ることによって一部分解するためなのですが このように酢という弱酸性の中ではかえって加熱してもペクチンの分解は起こり難くなり 野菜は柔らかくなりません。
レンコンはアクの強い野菜ですので 切ったら直ぐに水に浸けたり 色白に仕上るため酢水に浸けたり 亦酢レンコンのように酢で煮ることもあります。
シャキッとした歯触りが身上の酢レンコンですから この方が食べ応えがあって美味しいのではないでしょうか。
出来たチラシ寿司は写真の割子に色鮮やかに盛り付け ひな祭りを演出してください。

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2007年02月26日

花型鉢


ご家庭の味は何と言っても煮物に尽きます。

最もポピュラーな料理でありながら 各ご家庭で微妙に味が変るのもこの料理ですね。
材料の量に適したサイズの鍋を選んだり 落し蓋を忘れずにそして調味料を加える順を正確に行なったり 煮詰める料理はどうするかとか 手順が変れば味も当然違ってきます。
男性は何時までもこの味を 食べ慣れたお袋の味として引きずってしまうんですね。
亦 煮物は仕上げの処理も料理によって違いますので 気を付けなければなりません。
そして出来るだけアツアツを勧めますが 最後は器への盛り付けです。
手を加えた料理であればこそ 器も料理に相応しいものを選びたいところです。
出来れば 器も味わいのある手造りのものが相応しいと言えましょう。

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2007年02月24日

ファイアー・オーブン・ウェアー


耐熱の土鍋と同じ感覚でご使用でき 保温性など土鍋と同じ効果があります。(土鍋のコラムをご参照下さい)

しかしいくら調理器具とはいえ 土鍋でカレーやシチューという訳にも参りません。
やはり 他グラタンやポトフ,リゾットといった洋風料理の調理には このファイヤー・オーブン・ウェアーをご使用下さい。
直火の他 オーブン,電子レンジにも使え 遠赤効果により美味しくヘルシーに仕上がります。
ご使用に当っては 次の点にご注意願います。

1 天ぷら,フライもの等揚げ物には絶対使用しないで下さい。火災の危険があります。
2 調理中の鍋は熱くなり火傷の恐れがあります。滑りにくいミトン等をご使用下さい。
3 調理後の鍋には必ず鍋敷を用いてテーブルに置いて下さい。
   (飽くまで調理器具であることをお忘れなく)
4 ご使用後はよく洗いよく乾燥させて下さい。カビの原因となります。

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2007年02月22日

酔土子窯


何れもこの春出ました新商品の小輪立です。

黒釉は夫々が独立した二輪立で 一般的には大のみを使い小は装飾的な添え物として空にしておくことが多いようですが 決まりではありませんのでバランス良くお使い下さい。
織部は内側が三ッ切となっていて中央にオアシスを配し そこに花を入れますが繋がっていますのでお水はタップリです。

もう一枚の写真の織部は黒化粧を施し 台付の花入となっています。
そしてご覧のようにどれもナチュラルな感覚を大切に造られていますので お料理を生かす食器同様どんな花でも受け入れてくれる そんな輪立です。
亦 小振りの花器ですので何処に置かれましても邪魔にならず それでいて何れも形に主張があり存在感を示しています。
瀬戸は酔土子(よどこ)窯・加藤正也氏の作品で 何れもお求め易い価格となっています。 

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2007年02月19日

パエリアパン

スペイン・バレンシア地方の代表的な料理です。

写真の浅型両手付で鉄製のフライパンのような鍋がパエリヤパンで この鍋で調理しますが 日本流に言えば焼き飯(具だくさんのチャーハンのようなもの)とお考え下さい。
魚介の具と思われていますが 本来は猟師が獲物の鶏肉や兎肉といった山の幸を 米と一緒に煮込んだものです。
黄色の色彩を出すためサフランを加えるのが特徴で 鍋底のお米におこげを付けるのがコツです。
10年程前でしょうか。
お隣の商店街がイベントで直径2m程の大鍋を使ってパエリアをつくっていましたが あの鍋はリースだったんでしょうね。

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2007年02月17日

幕の内弁当

幕の内弁当の謂れは 過って武士と一緒に円座を占めることが許された強い力士(幕内力士)が食べる事が出来た弁当であるとか 或いは芝居の幕間に食べた弁当であるとか これも諸説紛々としています。

何れにしましても一つの容器に 煮もの,焼きもの,揚げもの,ご飯にお新香と食事がワンセットできる便利な弁当箱ですね。
形は松花堂のように正角のものから長角や瓢型に六角形と種類も豊富で 二段になったものや中の仕切りが取り外せるものまで 更にサイズも豊富で夫々の使い勝手に応じてお選び戴けます。
同じ物であれば複数個お買い上げ戴きましても 蓋と身はキチンと噛み合い滑り落ちる事はありません。
業務用仕様となっていますが家庭食器の一部としてお求め戴きましても 食卓の雰囲気がガラリと変わって食欲もすすむ事でしょう。
刺身に玉子焼きと焼魚は定番らしいですがまだまだ枡がありますから 残りの枡に夫々の家庭料理を詰め込んでどうぞオリジナル幕の内をお楽しみ下さい。

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2007年02月15日

至高の焼酎カップ

先月ご紹介しました至福の半酒器の姉妹品 至高の焼酎カップです。

自然の竹は古来より先人達の創意工夫で 今も脈々と人々の暮らしの中に形を変え深く溶け込んでいます。
勿論 器としても然りです。
このから教わりデザインや機能性に拘り続けた結果 有田焼・至高の焼酎カップが生まれました。
その特徴をご紹介します。
先ず飲み口ですが 口を広げることにより焼酎のキレが良くなり 口当たりも滑らかになりました。
口径は75度そとに傾斜させ 焼酎の気化が早まりまろやかな舌触りとなっています。
次に見込底部をご覧になりますと 中央に突起があります。
これによって対流効果が生まれ 味のバランスが良くなりました。
亦 カップ下部の胴節はまさに竹節のイメージですが これによって指に掛かり持ち易く安心感があります。
最後にひっくり返して高台をご覧戴きますと 可也の上げ底となっています。
この高床高台が温冷何れに対しましても保温性を高めています。

どうぞ至福のひと時を志向のカップで 匠の技を感じつつお楽しみ下さい。

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2007年02月11日

一重切り


茶会における亭主の心遣いは一期一会に尽きます。
この心遣いは茶花に対しても同様の心意気として表れています。

茶の湯では花を投げ入れる或いは生けるという言葉は使わず 打ち入れる或いは生け入れるという言葉を使います。
花こそ短い命であり 再びその花に巡り会うことはないのだからという気持ちの表れと言えるのではないでしょうか。
この花を入れる花入には竹細工がよく使われ 窓一つの一重切りから窓三つの三重切りまでありますが 二重切り,三重切りの花入は下の窓に花を入れ 上の窓は水だけを張って花を入れない決りです。
この竹の花入を陶器で造りますとこうなります。
以前ご紹介しました当地の冬柴文廣氏の作品です。
この燻した花入の地肌は どんな花でも優しく包み込み花の色彩を生かす包容力があり 茶道の説く調和の世界に叶った道具といえます。
掛け,置き両用の一重切り花入です。

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2007年02月09日

ラブリーディッシュ


今年もバレンタインデーはチョコレートですか?

チョコレートは定番ですから避けて通れませんが 今年はチョコレートにこのハート型チョコレート・ディッシュを添えてプレゼントしましょう。
チョコレートは食べ尽くされても このディッシュはおつまみディッシュとして何時までも残ります。
和・洋両用遣いのプレートですから 日本酒,洋酒とどちらのおつまみを載せても構いません。
四国・讃岐彫のラブリーディッシュ。
どうぞよろしくお願いします。

ラッピング・サービスを行なっていますが 貴方の心を込めたオリジナルラッピングのほうがインパクトありますよ。

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2007年02月07日

瀬戸焼のニューフェイス


先日は有田焼(佐賀県),美濃焼(岐阜県・美濃地方)のニューフェイスをご紹介しました。
今日は瀬戸焼(愛知県)とまいります。

愛知県も他に常滑焼(中部国際空港のある所)などがあって 古くから窯業の盛んなところですが 瀬戸物とも呼ばれる陶器 その陶器の古里・瀬戸から今年も新商品がやって参りました。 ご紹介します。
一枚目の写真はタップリとして温もりのある志野窯変の陶コップ。
番茶良し 焼酎良し 職場でもご家庭の食卓でも良し。
一個ずつ進物箱に入っていますので プレゼントされても良いでしょう。

二枚目,三枚目は珍味入れ5客揃。
志野織部と粉引落しの二柄です。脈々と受け継がれてきた伝統の技と人の手の優しさ,温もりを感じ取っていただける逸品です。
小さな器こそ拘りたいと仰る方に 如何でしょうか。


四枚目は 今年も出ました侘び助の小皿です。
小さな器ですが 赤と黒の大胆な色調がお楽しみ戴けます。
これもお料理良し お茶請け良しの優れものです。

何れも和の寛ぎ漂う逸品が揃いました。
どうぞお立ち寄り下さいまして 手にとってご賞味下さい。

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2007年02月04日

美濃焼のニューフェイス


丼の古里・岐阜県土岐市の駄知町からやって参りました この春の新商品をご紹介します。

先ず一枚目の写真は3点とも6~6.5寸のご飯や麺類の丼鉢です。
何れもまん丸ではなく花渕であったり,変形していたり,片口であったりしています。
昨年高台の丼をご紹介しましたが 丼料理それ自体がメイン料理でありまして殆ど他の食器のお世話にはならない(あってもお新香や薬味の小さなお皿が脇に添えられる程度です) 謂わば一器で主役,脇役の全てををこなしてしまうオールマイティーな器です。
食事のシーンを思い出して戴きますと 丼一つがデーンとテーブルに置かれてそれでお終いです。
蓋付ならば中身に興味をそそられますが 中が見えている料理であれば器が大変重要な役割を担う という事にここへ来て産地も気付いたようです。
そんな訳で 今後の丼の新商品開発はこうした視点が中心になってくると思われます。
形は歪んでいても 勿論あとの洗浄や収納性にも配慮され積み重ねは充分OKです。
二枚目の写真は 直径約31cmの盛皿で 内側は粗く削った地肌に硝子状のビードロ釉が掛けられています。
このビードロ釉によって 豪快な荒々しい削り目が自然に中和されているように思います。
裏は五ッ足で安定感も抜群です。
今なら鍋料理 夏場でもスイカなどのフルーツの盛り合わせなど 季節を問わず働いてくれそうです。
三枚目は長辺24cmの楕円型盛鉢です。
近年織部の食器は特に人気があり各社挙って新商品を発表していますが このように渕を残して見込全体が総織部という商品は初めてです。
漫然とした総織部でなく この渕によってキリッと締まった印象を受けます。
フルーツやサラダの盛り付けに生かされるのではないでしょうか。
以上 何れも生まれたばかりのホヤホヤです。 どうぞよろしくお願いします。

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2007年01月30日

陶悦・織部流し

これも先日入荷いたしました有田からの新商品です。
只今丁度取引先各社の展示会が終ったところで 手合わせして参りました新商品が続々入荷しております。
その都度ご紹介して参りますので どうぞご高覧下さいませ。

有田の陶悦窯は十三代四百年の歴史の中で育まれてきた伝統工芸品で 他の窯には無い特有の風合いが今日でも広く愛され続けています。
磁器に写真のような鉄釉や錆釉を掛け独特の渋い味わいを出していますが 今回の新商品は更に渕から織部釉を無造作に流した大胆なデザインとなっています。
吸水性のある柔らかな陶器と違って 磁器に施釉していますので扱いは楽です。
陶器を扱い慣れてない方でも 素朴なイメージの食器を加えたい方にお勧めできる逸品かと存じます。

* 皿,鉢何れも5客揃で進物用パッケージ入り。

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2007年01月27日

鳴海製陶の新商品


昨日入荷致しましたNARUMI製陶の新製品です。

写真が小さくて分り辛いかも知れませんが サムネイルを作っていますので写真をクリックしてみて下さい。
それでも未だ小さいと仰られそうですが カップの高台に注目していただきますと そこが透かし彫りになっているのがお分かりかと思います。
ボーンチャイナという素材に於けるこの技術は 現在このNARUMI製陶だけのようで 気品と華のある逸品に仕上がっています。
当NARUMI製陶では こうした製品をスタジオ・アートと称していまして 卓越した伝統と技術が匠の感性と結び付き 洋食器を芸術性豊かな作品にまで極めて参りました。
形状はコーヒー,紅茶とどちらでもこなせる兼用タイプです。
おひとつ 貴方のコレクションに如何でしょうか。
同額の輸入食器と比べられれば どちらをお選びになるかハッキリしていますよ。
亦 見た目だけでなく 釉薬や絵付けも極限の温度で密着させていますので 使い込まれれば更に違いが分ります。
日本の製陶技術は世界でもトップクラスとご承知おき下さい。

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2007年01月25日

夫婦湯呑


最近は目立ちませんが ひと頃男女仲良くペアールック(最早死語?)というカップルをよく見掛けました。

私達のように気恥ずかしさを感じる世代では 結局あのような格好は出来ませんでしたが。
でも食器ぐらいはペアールックでも良いのじゃないかと思っています。
人に見られるものではありませんし 結構飯茶碗に湯呑にマグカップにコーヒー(ティー)カップやグラスなど ペアーの物がたくさんあります。
ただチョット気になることは 片方を破損した場合2個分の損失感がありますよね。
早い時期ですと片方補充の可能な場合もありますが 大抵別の器を再びペアーでお求め戴く事が多いようです。
亦家族へのプレゼントにしましても 身に着けるものではありませんので然程気を遣わずとも選べるということがあり この場合母の日や父の日,そして誕生日にと アイテムを替えてまとめて二人分をペアーで差し上げているようです。

* 萩焼と京焼の夫婦湯呑

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2007年01月22日

ほうれん草


今年は比較的穏やかな滑り出しですが ほうれん草が旬を迎えています。

若い方はご存じないでしょうが 私達の子供の頃のヒーローの一人に船乗りのポパイがいました。
毎回同じような内容でしたが クライマックスには必ず缶詰のほうれん草を取り出して食べ ライバル・ブルートを打ち負かし無敵のヒーローとなるのです。
しかしこのほうれん草食べ過ぎは良くありません。
ほうれん草に含まれる蓚酸は体内のカルシウム分と結合して 水に溶けない蓚酸カルシウムという形になりカルシウムの吸収を悪くします。
ほうれん草をたっぷりの湯で茹で水にさらしてアクを抜くのは 蓚酸を破壊するための昔からの調理法で理に適った事なのです。
そこで おひたしの盛り付けは大き目の小鉢でも余白を充分取り 見た目もすっきり盛り付けるようにしましょう。

* 赤津・織部平小鉢

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2007年01月20日

侘助大鉢


茶花として好まれる侘助ですが 陶芸のモチーフとしてもベストスリーくらいには入りますか。

当店にも数えてはいませんが可也あります。(ファンもいらっしゃる事は前にご紹介しました) カタログを開けば見開きに大抵1個は載っています。
其れだけに選択肢も広いので選び甲斐があるというものです。
この鉢なら開花時期の冬から春にかけてしか使えないということも無く 染付ですので夏まで延長使用されても構わないと思います。
サイズは径24cm高さはその約半分 やや深めですので花器としてもボトルクーラーとしても使えます。
九谷・紅椿窯の作品です。

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2007年01月18日

高 砂


過っては結納の土産品に必ず加えられた高砂の置物ですが 今では殆ど使われなくなってしまいました。

熊手(九十九まで)を持ったお爺さんと 箒(掃く:百まで)を持ったお婆さんが上品に仲良く並んだお馴染みの置物(九谷焼)です。
熊手は福寿の象徴である相生の松をかき集め 杉箒は厄を祓い福を招く道具として夫々が手にして 「おまえ百まで わしゃ九十九まで」 と夫婦円満,御代長久のシンボルでありました。
これも幻となる前に結納品として復活しないかと秘かに期待していますが 叶わないのであれば ご両親の結婚記念日などにお祝い品としてプレゼントされては如何でしょうか。
一家に一組あってもいいように思います。

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2007年01月16日

たち吉の新商品


たち吉のこの春出ました新商品です。

形状は優しい印象の楕円形(長辺20cm,短辺15cm)。
そして冷たさを感じさせないクリーム地に 赤い実の「みのり」の絵柄。
程よい深さがありますので 和,洋,中華と万能です。
フルーツもOK。 鮮やかな果物が一際可愛く華やかに輝きます。
普段使いにも おもてなしにも大活躍。
恐らく何方にも食器棚の一番出し易いところに納まる食器です。

こちらは和草(にこぐさ)の組茶付と組湯呑。
和草は芽吹いたばかりの草や葉,そして茎の柔らかな部分の事を指します。
モチーフはキンミズヒキとカラスノゴマ。
何れも野の草花を淡いトーンで描きました。
心癒される色遣いで ほんのり春の香りが漂ってきます。
何れも木箱に入り 自然な優しさをお伝えする心尽くしのご進物にもご利用戴けます。

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2007年01月14日

三品盛皿


三品のおもてなし。
一皿に盛り付けるか 銘々盛りするか これはどちらでも選択できるお皿です。

でも薬味やディップなら一皿盛でも構いませんが お料理は銘々盛りの方がベターなようです。
お料理の一皿盛は お手軽な印象を与えてしまいますので。
家族使いなら 一皿盛の方がが手間要らずでお勧めできます。
特にご主人の晩酌などに使えば 毎日出番がありそうですね。
右の写真は有田の蓋付三品盛 中が見えないだけに期待されます。
佃煮や珍味の三種盛など如何でしょうか。
どうぞ 迷い箸には気をつけて下さい。

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2007年01月11日

棗(なつめ)


小さくても値の張る道具 棗(なつめ)は抹茶を入れる容器で薄茶器の一つです。

クロウメモドキ科の植物で 棗(夏目の当て字を使う事もあります)の実に形状が似ているところからこう呼ばれています。
利休の時代から家具(道具)として正式に用いられたようで 形に大,中,小それに大を平たくした平とあり 大は薄茶,小は濃茶,中は兼用とされ 濃茶に限り黒無地が使用されます。
他に肩の張った利休型,下部に膨らみをもった尻張型,胴が張った胴張型などいろいろな形がありますが 小さなものゆえ木取り,乾燥など 木地師も最大限神経を集中させ成形して参ります。 
華麗な蒔絵や沈金を施したものは更に製造工程が増え値も張りますが 飽くまで薄茶用の家具であると心得て下さい。

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2007年01月09日

馬上盃


しつこく日本酒の話題を続けます。
のこともこれまで何度も書いてまいりましたが これは馬上の武士が使ったといわれる高台の馬上盃。

何故高台なのか私にはよく分りませんが 戦闘中に酒を呷る事などないでしょうから 恐らく出陣前の儀礼に則った 戦勝祈願の儀式として用いられたのではないかと思っています。
今宵は司馬遼太郎の戦記物を肴に 戦国武将達に思いを馳せ馬上盃で一献とまいりましょう。
この馬上盃 クリスタル製もございますが メーカーは懐石盃と名付けていますように 珍味などの料理を盛っていただくのも良いかと存じます。
どうぞ鮑,勝ち栗などの縁起物をご用意下さい。

注:この場合の鮑は縁起物です。 
  磯の鮑の片思いではなく 鮑熨斗と解釈してください。

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2007年01月06日

福寿紋の器


何ともお目出度い食器ではありませんか。

「福寿」や「吉」文字は勿論ですが 色遣いまでもおめでたい。
正月だから掲載したのではありません。
年中こうありたいとの願いから 初売りより店頭に置いているのです。
他に預け鉢に菓子鉢,小皿に取皿 盛皿にコーヒー碗皿と揃っていますが これ全部食卓に並べてしまいますと 大変賑やかになり一寸センスを疑われそうですが。

土物・瀬戸焼の新商品です。

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2007年01月04日

昆布茶湯呑


元来昆布茶は乾燥昆布を細かく刻んだり粉末状にしたものに 湯を注いで飲むお茶ですが 現在では殆ど軽く塩味が付けられ 玉露茶やあられ等を加えたものが主流となっています。

特に乾燥梅肉を加えたものは「梅昆布茶」と呼ばれ お正月やおめでたい席には福茶として欠かせないものとなっています。
亦 昆布茶は飲料用としてばかりでなく お料理の隠し味に用いられることもあり大変利用価値の高いお茶です。
私共では嫁いだ妹(現在埼玉在住・器ふじさき)から 毎年梅林堂さんの「梅昆布茶」が送られ戴いておりますが 梅のほのかな酸味,シソの風味,昆布の旨みが程よく調和したサッパリ味の昆布茶です。
本日初売りからのお客様に使わせていただきます。
どうぞ皆様におかれましても 写真の萩焼・昆布茶湯呑を使ってお試し下さい。

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2007年01月02日

根来塗盛皿


暮れには当地では珍しい積雪を記録し 明けたお正月にも所々見苦しい残雪を留めていますが 新年は比較的穏やかなスタートとなりました。

それでも この寒中をわざわざ年始ご挨拶に来られたお客様をおもてなしするには 身も心も温まるお屠蘇ということになりますが その際,御節の数の子に叩き牛蒡,そして田作りの三種肴を添えてください。
それにはこの写真の杉根来塗6.0盛皿が 年の初めを寿ぎお正月の雰囲気を盛り上げてくれます。
盛皿にも獅子頭や飾り凧,羽根飾りのような正月飾りの小物を添えれば 気分はもうスッカリお正月。
出難いところを訪れていただいたお客様への気配りです。

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2006年12月29日

赤富士


四季折々 刻一刻と表情を変える富士山ですが 晩夏から初秋という短い時期 しかも前日が雨で朝日の昇る時間帯という条件をクリアしなければ この赤富士を見る事はできません。

たっぷりと水分を含んだ溶岩大地に朝日が差し込み 分光して赤褐色の地肌が燃えるような赤に染まる瞬間に 富士山は赤富士に変化します。
近場の方なら兎も角 このような機会はそう何度も訪れるものではありませんので お正月や祝日の床飾りとしてこの額皿を飾られては如何でしょうか。
一富士、二鷹、三茄子 の中でも特一の赤富士です。

* 九谷 福田昇龍 作  「赤富士」額皿(尺2)

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2006年12月27日

祝 箸


お正月の箸 柳の祝箸です。

正式には寿の字の下に 家族めいめいの名を記して使います。
この箸紙から真新しい白木のを取り出すことから新春が始まり 如何にも心改まる一瞬でもあります。
この祝箸は神前の供物を取り分ける際に使われた取り箸であったのですが 今ではお正月や婚礼のようなお目出度の席には欠かせないものとなっています。
丁度クリスマスのケーキナイフやサーバーと同じように 清浄な白木箸はそれだけで席の雰囲気を一変させる効果がありますね。
どうぞ清々しい気分でおせちを召し上がって下さい。

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2006年12月25日

木製お好み椀

左の汁椀と比べていただけば大きさの見当が付くと思いますが 名付けて「お好み椀」といいます。

陶器の飯茶碗ですと 差し詰め お茶漬け茶碗といったところでしょうか。
なにやらこれも曖昧なネーミングですが 要は使用目的を特定しないものについて このような曖昧な名前をつけているようです。
多用椀 多様鉢 多用丼 この類が皆そうです。
正月のお雑煮や具沢山のけんちん汁に三平汁 汁物以外にも炊き込みご飯や丼物などにと大変活躍します。
お味噌汁のページでも述べていますが 木製は保温力がありますので中のお料理が簡単には冷めません。
亦 熱いものを入れられても 手は熱さを感じません。
このサイズのお椀も一組揃えたいところです。

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2006年12月23日

椿柄の卓上小物


清水焼 椿柄の薬味入と楊枝立です。
昨年 お客様の中に熱烈な椿ファンがいらっしゃる事を書きましたが 魯山人も何度もこの椿を大鉢などに取り入れてます。

初春の茶事にもよく用いられる花ですね。
大振りにデザインされ 色使いも大胆なものが多いようですが 今年も各メーカー挙って取り挙げました。
年が明ければ早々に各社の見本市 来年は何が出るのか楽しみにしています。
結構造り手にとって人気のモチ-フではあるのですが 一歩間違えると大変安っぽくなりますので どうぞお気に入りを見極めて下さい。

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2006年12月21日

お子様食器


小さなお子様のいらっしゃるご家庭は 何をするにもその子が中心になってしまいます。

迎えるクリスマスも例外ではないでしょう。
料理にケチャップやマヨネーズで絵を描いたり 食べ易いようにとラップで包んだりと 何かと工夫をなさっている事と存じます。
写真の食器はシュガーランドの企画制作による「ラッキー・ピッグ」
ご存知の方も多いかと思いますが 子供さんばかりではありません。
若い女性にも結構人気があります。
料理と伴に食器もこのクリスマスから新調してあげては如何でしょうか。
きっと喜ばれますよ。

他 キャラクター柄の子供食器も扱っています。

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2006年12月18日

ケーキナイフ&サーバー


今年もそろそろカウントダウン。
今月の子供さん達のお楽しみは 何と言ってもクリスマス。

ケーキの苦手なお父さん達も この日ばかりはお付き合い下さい。
誕生日とこのクリスマスは デコレーションケーキでないとキャンドルのライトダウンの儀式が出来ません。
ケーキのカットとサービスにはこのナイフとサーバーをお使い下さい。
苦手な方も小さ目でさりげなくお付き合いを。
普段使う物ではありませんが こんな特別の日には赤とグリーンのリボンを結んで 雰囲気を盛り上げましょう。
このような一つの小物が大きな役割を果たします。
おっと 子供さん達のもう一つの最大のお楽しみ プレゼントもお忘れなきよう。

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2006年12月16日

大倉・ブルーローズ


大倉陶園の最も代表的 且つ伝統的な絵柄「ブルーローズ」
一点の曇りも濁りもない白に清楚なブルー この絶妙の色遣いは今後も変わることはございません。

メーカーでもない私が無責任な事は言えませんが 兎も角創業以来の絵柄で花瓶などにも付けられている名刺のような絵柄ですから。
末永く販売してまいりますので いつまでもご愛用賜りますように。
参考に同じ大倉の白磁渕金の銘々皿をご紹介します。
こちらも際立った白さがお判り戴けると思いますが 絵付けをしたほうが白さが際立ち更に色彩のコントラストが効いています。
この二つ 白とブルーローズが大倉陶苑の看板商品です。
老舗は必ずこうした顔を持っています。

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2006年12月14日

蛇の目盃


年が明け梅のほころびと伴に春の訪れを感じる頃になると 新酒の出回る時期となります。

今は丁度その仕込みの時期に当り 蔵元が大変忙しい時期でもあります。
しかしこの新酒の利き酒は とても素人が出来るものではありません。
これはその際使われる蛇の目盃(利き猪口)で 見込に二本の青いラインが引かれています。
酒米を原料とするお酒は完全に透明なのではなく 薄い黄味を帯びた色をしています。
この色をこの盃のブルーのラインと白い生地の境目で見分けるのです。
お酒は次に香りそして味の吟味となるのですが 利き酒師は喉越しで判断するのではなく 舌の上を転がして香りと同時に味を判断します。
そしてたくさんのお酒を調べなくてはなりませんので 吐き出してしまいます。
勿体ないようですが酔っては仕事になりませんから 致し方ありません。
皆さんが召し上がるお酒は全てこの関所を通過していますので この酒盃は必要ないものですが これもコレクションに加えて戴ければ 日本酒の楽しみがまた一つ増えるかも知れません。
日本酒には ワインのように何年かねかせて味わう「長期熟成酒」がありますので。

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2006年12月12日

オーブンウェアー

キッシュ タルト グラタン ココット ドリア スフレ等々。
近頃は若い方たちを中心にオーブン料理が花盛り。
きっとクリスマスには 賑やかに食卓を飾ることでしょう。

そんな料理に欠かせないのが オーブンレンジ対応の食器です。
陶器や磁器は基本的にこの調理に対応できますが 差金や銀彩のものはレンジ内でスパーク反応を起こしますので避けるべきです。(注:近頃はこれに対応の金やプラチナが開発されていますので お求めの際お尋ね下さい)
と言いましても こうした調理用の食器はラメキン グラタン皿 パイ皿 タルト皿 スフレボール等々のように特殊な形状をしたものばかりですので 別途お求め戴かなければなりません。
サイズも豊富に揃えています。(2F・キッチンフロア)
年とともに次第にバタ臭い料理が苦手になってきましたが 二世代家族はこれも避けて通れません。
少しずつでも食べて 何とか苦手意識を払拭しなければ。

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2006年12月10日

スワン・オーナメント


白鳥はこの時期越冬のため日本にも飛来します。
主に関東以北のようですが。

中継基地として 羽休めの通過ポイントの場所も何箇所かあるようですが 居心地が良ければ一冬居てくれる筈です。
一冬居てくれることを願って餌付けに成功したところもあるようですが ペットではないのですから そこまでしないほうが良いようにも思いますが 如何なものでしょう。
飛来地は自然環境との相関関係にあります。
人間によるこれ以上の自然破壊が進まなければ 来年もきっとやって来てくれるでしょう。
写真は以前ご紹介致しました マルティグラスによるスワン・オーナメントです。
さてこの姿はテイク・オフでしょうか ランディングでしょうか。

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2006年12月08日

甘辛鍋


真ん中で仕切られた土鍋。 
甘辛鍋と申します。

例えばこんなご利用法は如何でしょう。
大人にはチョッピリ辛口のキムチ鍋 お子様にはツルツル美味しい水ギョウザ鍋。
この二つの料理を一つの鍋で同時に仕上げて 一緒に召し上がれます。
直径28cmと9号鍋のサイズですが 普通の土鍋より少し深めですので4~5人家族まで充分フォローします。
四日市の土鍋は耐熱性抜群で全国シェアーの8割を占め しかも毎年進化しています。

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2006年12月06日

キャセロール


キャセロールは 元はスープやシチューの煮込み料理を指していた言葉ですが

同時に調理する直火鍋や 調理された料理を食卓に出す蓋付のボールのような食器もこう呼ぶようになっています。
卓上用のキャセロールは美しいデザインのものがたくさんあり それ自体卓上のアクセサリーにもなりそうですが 国やメーカーによってカバードヴェジタブルと呼ばれたり 亦スープチューリン(金属の写真)と区別できないものもあり 概念が非常に曖昧なものとなっています。
二枚目と三枚目の写真は調理器具ではなく 卓上で料理を保存し供するための容器です。
最初の写真は調理→保存→卓上へとスリーウェイユースで どんな熱源にも対応する万能キャセロールです。
このように一工夫された優れた道具は 同時に優れた器ともなります。
和風の炊き込み鍋として 或いは洋風,中華と共に使えるキャセロール 一つあれば大変重宝しますよ。

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2006年12月04日

リーフ・ボール


クリスマスなどのパーティーの主役となるリーフボールです。

渕金でチョット豪華ですが リーフのレリーフ模様のみの無地ですので 何でも盛り付け自由自在です。
洋風菓子鉢と捉えますと 限定された使い道となってしまいますが
オードブルよし フルーツよし サラダよし
と オールマイティーのパーティー必須アイテムです。

NARUMI BONECHINA

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2006年12月02日

有田のグイ呑

高さ6.5cmとやや小深い有田焼・手造りのグイ呑。

写真は「朱巻桜散し」と「織部十草」。
春と秋のグイ呑です。
差し向かいなら 女性用と男性用です。
たまには 手描き手造りの器で仲良く飲りませんか。
えっ 毎晩一緒に飲ってますって うらやましいですね。
まさか 右の写真のようにはなっていないでしょうね。
実はこれも直径10cmと大振りの平盃で 絵柄は七福神の七種です。
(写真は弁財天と布袋和尚)

忘年会,新年会と続きますが くれぐれも呑み過ぎないようご自愛下さい。

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2006年11月29日

手付ロングトレー


手から手までの長さが50cmと長~い盛皿です。

和風オブロングトレーとでも言いましょうか 奇妙な形ですが使い始めると意外にハマってしまいそうな器です。
形からパーティー用とみられますが 二人でお使いされるのも一興です。
使い方は まずお二人は向かい合って座り テーブルの真ん中に二人前盛り付けてこのトレーを縦に置きます。
横並びに座られた場合は トレーも横置きです。
二人前が一枚で済むという訳です。
少し窪んでいますので 汁物もOK。
食後にどちらが綺麗に食べたかチェックが入りそうですが。
後始末も一枚です。
収納のことは頭に入っていません。ご了承ください。
「ふざけたお遊び」 とお叱りを戴きそうなページとなってしまいました。お許し下さい。

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2006年11月27日

ポワソニエ

imgpowasonies.jpg
フランス料理の煮魚専用鍋 ポワソニエです。

蓋をして中が見えませんが 取っ手付きの中子(中網)が付いていますので 煮た後魚が型崩れせず取り出せます。
長辺が60cm程もあり チョット家庭では扱い切れないサイズです。
これ毎入るオーブンもないでしょうし ガスレンジもこんな大きな鍋は載らないでしょうから。
でもプロの世界では 必須のポピュラーな鍋です。
材質は煮炊きに適した銅とアルミです。
鍋は厨房に入らなければ見ることは出来ませんが 他 衆目にご披露される盛り付け用のサーモンボードやエスカルゴディッシュなど 食を追及されるプロフェッショナルにお応えする道具がいろいろございます。

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2006年11月24日

ケーキスプーン


ケーキの召し上がり方は

一般的にはケーキフォークを使いますが ケーキフォークは良く観察されますと 三本の刃のうち外側の一本がケーキを切るための厚刃となっています。
 切った後 突き刺して食べるのですが もう少し行儀良く食べられないか ということでつくられたのがこのケーキスプーンです。
これも日本人の発想により生まれた道具ではないかと思われます。
切るそして掬うの二役スプーンで プリンやババロアなどのデザートにも使えます。 
このような使われ方から メーカー側ではマルチスプーンと名付けているところもあるようです。
金メッキの他ステンレス製もございます。

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2006年11月23日

多用丼

文字通りの多用丼(径16.5cm,高9ccm)。
この商品も私共のロングセラー商品の一つです。

理由は先ず形と大きさ
ご飯用の丼にも麺鉢としても両用で使えます。
浅ければ麺専用となり 亦深くて容量タップリですと釜揚げとなり ご飯と麺が両用できるサイズと形状はこれしかありません。
しかも薄い黄地に赤絵という配色は 同じ麺でも中華に使う事を可能にしています。
何処も丼は収納においても嵩張りますので そんなに何種類も持てないという現状です。
このように充分な実用性を備え多目的に使える商品には ヒットするキチンとした理由があります。
ご来店の上 お確かめ戴ければ幸いです。

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2006年11月21日

手捻り鉢

手捻り,手描きの平鉢です。
5枚セットですが 5枚とも微妙に絵柄と形状が違います。

それでもご覧のようにキチンと積み重ねできます。
言旧された表現ですが この微妙な違いこそ 手造りならではの人の手の温もりを伝える器の持ち味です。
太目の呉須の縁取りが器全体を引き締め 抑えた赤絵花弁紋との配色も上品なバランスで 器だけでも楽しめます。
然程深くなく手ごろなサイズ(15cm程度)ですので 茸の和え物,イカの塩辛,きんぴら等どんな秋の味覚もこなせそうです。
出番が多くなりそうですが 素材は有田焼で磁器に近い材質ですので やや薄手ですが堅くてタフな器です。

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2006年11月20日

エビカニスプーン

エビにカニが美味しい季節となりました。
素材が美味しいからどんな調理でも良いですね。

でも高価な食材ですから毎日ってわけには参りません。 
何かハレの日であったり その一日が特別な一日に違いありませんから 一人で食べるという事もあまりありません。
周囲には家族や仲間が大勢いて 見渡しますとお箸でも上手に身を穿り出す方がみえますが 大抵の方はこの獲物と格闘してますね。
これが続きますとそちらのほうに気が集中して 話しかけても上の空 折角の味を賞味できず美味しさも半減してしまいます。
写真のスプン・フォークなら フォークで穿り出し返してスプーンで掬い楽に食べられますよ。
お絞りをお忘れなく どうぞ召し上がって下さい。

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2006年11月18日

スモール・アーティクル

卓上の小物は時には食卓を華やかに 亦ある時はリッチな気分に 少しの余裕で気分をすっかり変えてくれます。

テーブル・アクセントであり テーブル・アミューズメントでもあるお気に入りの小物を見つけて 気分転換にお役立て下さい。
このような卓上小物は私物ではなく家族全員が共有出来て また来客も一緒に楽しめるところがあって良いですね。
亦 あってもなくてもいい物というのは 所有された方の目線次第で如何様にも生かされます。

上は 栓抜き ジャムポット ナプキンスタンドです。

右は ディナーベルとマスタードポットです。

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2006年11月16日

会津もめん


江戸初期より会津に伝わる会津もめん。

夏は涼しく冬暖かいというもめんが見直されています。
和装着物は元より 巾着などの和装小物からのれんやタペストリーといったインテリアに至るまで幅広くつくられています。
写真は会津もめんの壁掛け花生(タペストリー) 
大小四季夫々のデザインをご用意致しました。
この一服が部屋いっぱいに四季の香りを運んでくれます。

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2006年11月13日

ヒラメ盛皿

今は養殖ものが年中出回っていますので何時でも食べられますが 天然物はこれからが美味しい季節を迎えます。

ヒラメの盛皿にヒラメの活き造りを盛ろうと思いますが 余りに安直な発想でしょうか。
実は私は活き造りとか残酷焼とか踊り食いといった食べ方はチョット苦手なほうで 以前タコのぶつ切りを口に運んだ途端 吸い付かれた経験があります。
活き造りにしましても ヒレなどがピクピクしているのを見るのは忍び難いのです。
そのくせ 子供の頃は平気で無益な殺生をして遊んでいましたが。
当時は今ほど遊具もなく 自然が相手でありましたから一寸エスカレートしていったのだと思います。
そんな訳ですので 動かない刺身にして盛り付けます。

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2006年11月10日

デコイ

新潟三条市でつくられたデスクオーナメント。
木彫りのデコイです。

元々はハンターが水鳥をおびき寄せる囮の鳥として作られたものですが これは台座の中央部に彫り込みがあって 印鑑などの小物入れとしてご利用いただけます。
元々は伝統工芸の墨壷を作る専門工房でしたが 今ではこのような小物入れやブックエンド ジュエリーボックスといったデスクオーナメントや バードカービングを多く手掛けています。
デスクワークで疲れた目の保養にもお役立て下さい。

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2006年11月07日

火消し壷

調理師の世界では焼くという調理において 炭を使うということが常識となっています。 所謂炭焼きです。

特にウバメガシの備長炭は 火力が強く火持ちも良く ガラスを傷つけるほどの硬度があります。
この炭焼きは今やプロの世界から一般家庭に波及し 焼肉,焼き鳥,バーベキューなどに炭を使う方が次第に増えてまいりました。
全く動かなかった七輪(コンロ)が 家庭用で動き始めています。
私達の子供の頃は 倉庫の二階半分にこの七輪が山積みされ 格好の遊び場となっていたのを思い出します。
そうして この炭の火を消す道具が写真の火消し壷。
蓋をすれば中は酸欠状態となり 楽に消せます。
亦 消し炭は次回使用の際 楽に着火しますので火種として使います。
この火消壷もここへ来てボチボチ動くようになりました。

室内でのご使用はくれぐれも換気にご注意下さい。
大,中,小各サイズ在庫あります。

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2006年11月05日

割箸入れ

先日のニュースに中国も資源保護に乗り出し 割り箸の輸出に高い関税をかけるというのがありました。

想像で書いてはヒンシュクを買うことにもなりかねませんが 日本の場合の割り箸は全て旱魃材を利用しています。
旱魃という作業は言うまでもなく森林育成に欠かせない作業ですが 国土の広い中国では このような育成作業をしていないのではないかと思われます。
無差別の資源伐採をしているから 割り箸に関税という発想が生まれたのではないかと思われます。
何かニワトリとタマゴのような話ですが。 
最大の輸入国は日本に違いありませんが 東南アジア諸国では同じように箸文化を共有している国も多くありますので 影響が心配されるところです。
写真は業務用の割箸入れ(楊枝入れも付いています)
楊枝も木材資源でしたね。

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2006年11月02日

田舎鍋

土鍋は火にかける調理器具で 一般の食器とは原料の土が違います。

一般的な陶土は熱を加えますと膨張します。
この膨張によって破損するのですが これにぺタライトという膨張係数の低い鉱石を加える事によって(50%程度) 膨張が抑えられ破損しなくなります。
量産している万古の土鍋は(国内シェアー8割)殆どこの鉱石を配合していますが 手造り鍋の中にはこれを加えていないものがありますので お店で確認される事をお勧めします。
さて写真の「田舎鍋」 こちらは勿論 超耐熱
しかも鍋から放射される遠赤外線輻射熱によって 栄養の損失や酸化が抑えられます。
長時間入れっぱなしになる事の多い 味噌汁やスープにはこの保温力のある「田舎鍋」が一番です。

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2006年10月29日

木の葉皿

私共の商店街の並木は欅やハナミズキといった落葉樹です。

そろそろ色付いてまいりましたので 来月から落ち葉となりそうです。
毎年夏には市のほうで剪定されていますが 何分大変な生命力です。
誰もがご存知のシャンソンのスタンダードナンバーのように 一葉一葉ひらひらという感傷を誘うような風景とは参りません。
束になってドサッと落ち 風や車が舞い上げます。
チョットオーバーな表現ですが 朝清掃しても夕方には街路は落ち葉の絨毯となってしまいます。
こんな外の風景に目を遣りながら この木の葉皿(何故か欅の枯葉のようにも見えます)でお茶菓子を戴く事にします。

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2006年10月28日

固形燃料


<保管法>
 ・保管場所は冷暗所を選び 直射日光の当る場所や火気の近く亦高温になるところは避けてください。

<使用法>
 ・着火したら最後まで燃やしてください。
 ・吹いて消す事は厳禁です。
 ・燃焼中の継ぎ足しも危険です。
 ・誤って口に入れたり食べてしまった場合は 吐き出させ多量の水を飲ませた上 
   医師に連絡してください。
 ・燃焼中に刺激臭がした場合は酸欠状態が考えられます。窓を開け換気してください。
   この点くれぐれも十分な注意が必要です

<燃焼時間の目安>
 ・15g    約10分
 ・20g    約15分
 ・25g    約17分
 ・30g    約19分

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2006年10月26日

宮常彫


素朴さに込められた至高の技。

山中(石川県)で木地師として創作に携わる事 半世紀を越える宮本常吉氏。
何十本と揃えられた刃物を使い分け 鋭敏な指先で丁寧に削っていくと ロクロに乗せられた円筒形の木片が次第に正確な円へと変わっていきます。
その姿には一切の無駄がなく 恰も自然と無言の会話をしながら形づくっていくように思われます。
技の極意は削る作業だけでなく 原木の選定から乾燥 道具の作り方から漆の塗り方に至る一貫した製造工程に見られ 連綿と続く技の集大成が一つの作品となって送り出されます。
一見素朴さだけの山中漆器。しかしそこには職人が五感を駆使して納得のいくものしか世に出さないという拘りと 至高の技が込められているのです。
 
使うほどに深い味わいを感じる伝統ロクロ挽きの山中漆器です。

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2006年10月24日

カクテルピン


夜長の秋に似合う飲み物はチョット手を加えたカクテル。

レモンやオリーブ,チェリーにオレンジなどの柑橘系フルーツは よくカクテルにデコレートされます。
その際 そのデコレーションを口に運ぶ時使う小さなピンがこれです。
グラスに添え カクテルにアクセントを付ける物でもありますので 写真のようなチョットおしゃれなピンは如何でしょうか。

 ティーポットとチェスのデザイン
 何れも6本セット

レモンを添えるカクテル  : ジン・リッキー
オリーブを添えるカクテル : マーティニ
チェリーを添えるカクテル : マンハッタン

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2006年10月23日

井戸茶碗


古朝鮮の飯茶碗(高麗茶碗)を 茶人がその寂(かいらぎの釉薬が密着しないところ)を愛して茶の湯の茶碗としたもので 井戸の名の由来は定かではありません。

この茶碗 かいらぎの面白さには一寸物足りなさを感じますが 堂々たる容姿に独特の枇杷色 如何でしょうか。

 写真は萩焼の井戸茶碗。 径14cm×高8.5cm

<井戸茶碗の見所>

1 かいらぎ(梅花皮) 2 高台竹の節 3 高内景色 4 胴ロクロ 5 外側ロクロ 6 茶溜り 7 茶筅擦

<国宝の井戸茶碗>

喜左衛門井戸 柴田井戸 筒井井戸 など

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2006年10月20日

カプチーノ


濃くてコクのあるエスプレッソに ホイップクリームや泡立てた牛乳を加え 泡を浮かせたコーヒー。

これが殆ど朝食を摂ることのないイタリア人の定番朝食だそうで 一切れのパンとカプチーノです。
牛乳は熱くすると泡立たないので冷えた物を使い 好みに応じてココアパウダーやシナモンで香り付けをします。
私は何故牛乳を泡立てるのか存じません。
コーヒーには何もいれずに頂戴しております。

* フルーツコレクション(NIKKO) 絵変りカプチーノ碗皿5客セット

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2006年10月18日

フクロウの灯り


フクロウ灯りも以前掲載しております。

どちらも癒し系のインテリアで この二つをドッキングさせたのがこのフクロウの灯りです。
夜長の秋。 フクロウの透かしから洩れる仄かな柔らかい灯りに 大いに癒されて疲れをとって下さい。
素朴な自然感覚の信楽焼は 森が息づいているようにお部屋を深呼吸させます。
この秋の売出チラシに掲載いたしましたが 好評につき特別価格にて継続販売をしております。

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2006年10月15日

燗徳利

今月最後の日本酒の話題とします。

祝い事やご法事につきものの食事会。
近頃の住宅事情では ご自宅でされる方が少なくなったと思われますが それでも二次会は自宅でするという習慣が多少残っているように思います。
或いは夫々の集落の習慣で 開かれるお講の宿を提供しなければならない等の理由から どうしても酒器が必要になり 買い求められる方が今もみえます。
毎日使う事はありませんので借りられる方もみえますが 割れ物だけに扱いが大事です。
とはいうものの酒器とは酔うための道具であり 挙句借りた割れ物を粗相してしまうことはよくあります。
しかしたいていの場合 こうした道具を揃えておられる方は旧家で その道具も先代からのものであったりして補充できない道具が多いのです。
ですから 割れ物はお借りしない方が良いかと思います。
特にお手伝いの方もたくさんいて 責任不在の場合など。
引越し屋さんからもよく破損補充をを頼まれますが 当店の場合同一品の補充率は1割程度です。

今朝の新聞によれば世界遺産・合掌造りの白川郷で 豊作を祈願したどぶろくの振る舞い酒が飲酒運転の取締りと同時に行なわれたようです。 
 
8勺(独酌)~5合(宴席)までカバーします。

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2006年10月14日

盃 洗

もう少し日本酒の話題を続けます。

この中には水が張られていますが この水は飲めません。
今では料亭でしか殆ど見掛けられなくなった「盃洗」です。
洋食のフルコースでは「フィンガーボール」という指を洗うため水が張られたボールが出されますが これは盃を洗うための台付丼で食器ではありません。
古来日本人は一つの盃で同じ酒を酌み交わす事によって心を通わせ合うと考え 飲酒の礼法であったと思われます。
その名残として今でも「献盃」とか「御流れ頂戴」という言葉があり 上下分け隔てなく献酬するという習慣として留めていますが しつこい献酬は嫌われますのでご用心。
どうぞ返盃の際 軽く酒盃を浸してください。
陶器製の盃洗もございます。

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2006年10月13日

信楽酒器


日本酒の話題を続けます。
今までにも幾つかの酒器を掲載してきましたが これが今の当店の在庫で私の一番気に入っている酒器です。

産地は信楽 無釉焼〆 荒土を含ませて焼かれたもので 肌は処々それが剥き出しとなり荒々しく感じますが 徳利腹部にほんのりと窯変がみられ独特の曲線と相俟って 全体としては土肌の印象とは反対に 柔らかい女性的なイメージがあります。
対照的に盃は高坏ではありますが足も太く どっしりとして男性っぽく感じられます。
炻器に近い土ですので内面に洩れ防止が施されていますが 独特の鎌首のような口は切れも良く 実用面でのデザインも優れています。
以前にも述べましたが 食器の中でも酒器は最も趣味性の高いもの そして一組あれば良しとしないもの ですから皆さん試行錯誤しながら選んでいます。
酒器にご興味のある方 検索窓に「酒器」と入力して記事を選んでみて下さい。

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2006年10月10日

すすり茶碗

玉露は新芽が伸び始める頃 日光が直接当らないようヨシズで覆う覆下茶園という栽培法が採られます。

こうして摘まれた玉露茶は濃厚なとろーりとした甘みと芳醇な香りがあり 少しずつジックリ時間をかけて味わう贅沢なお茶です。                     
この玉露茶にはそれなりの淹れ方があります。
先ず沸騰したお湯を適温まで冷ますため湯冷ましに注ぎます。
次にすすり茶碗と湯呑にお湯を注ぎ温めます。
そうしてすすり茶碗のお湯を捨て適量の茶葉をすすり茶碗に入れます。
適温は50度位ですが 湯冷しのお湯をすすり茶碗に注ぎ蓋をして2~3分待ちます。
すすり茶碗は写真でも確認できると思いますが お茶の色を目で確かめるため内側には白化粧が施されています。
その後写真のようにすすり茶碗の蓋をずらして湯呑に注ぎます。
この際お茶は最後の一滴まで絞り切ってください。
同じ茶葉で3煎ほどお茶を楽しめますが 2煎目以降は湯温を高くし抽出時間を短くします。
この時のすすり茶碗が写真の茶碗です。 急須を代用しても構いませんがこれを使うのが正式です。
折角手間隙掛けたのですから 召し上がる茶碗もこの小さな玉露用の湯呑をお使い下さい。

・南蛮玉露湯呑と2.5茶托

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2006年10月08日

玉獅子

当市の数ある獅子舞の中で 垂坂町立阪神社の獅子舞は

江戸末期に麹組合の論争が起こり(今でもその秘伝の麹味噌を2軒の方が造っておられ 私も出来る頃を楽しみに待っている一人です) これに勝訴したのを祝って奉納されたのが起源と言われています。
箕田流という獅子舞で10月の大祭に併せて行なわれていますが 7演目の内「花の舞」に於いては獅子が鞠を咥えて放り投げ 亦口に咥えるという独特のウルトラCの演技があり 毎年氏子の子供衆がこの演技の修得に励んでおられます。
この技術の修練に貢献された方々に 毎年写真の玉獅子が感謝状と共に保存会より贈呈され 技術が伝承されていくのです。

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2006年10月06日

和紙マット

季節感を出す演出は料理や器ばかりではありません。

和紙で出来たテーブルマット,お料理の掛け紙,懐敷に敷紙などをご使用戴けば 見た目も直接季節をお伝えする事ができます。
絵柄は殆どがポイント柄で 季節の生物であったり花暦となっていたりと その時期に合わせてご使用いただけます。
これは料理屋さんが使うもの 或いは来客用として使うものとお考えならずに ご家族の特別な記念日などにもご利用戴けたらと思っています。
亦 使い捨てで勿体ないとお考えでしたら ラミネート加工をしていただけば毎年再利用できます。
ただ受注単位が50若しくは100枚となっていまして ロットが大きく使い切れないと仰る方が見えるかもしれません。
その場合は「四季の便り」に手紙としてご利用いただいては如何でしょうか。
お店であればDMのような案内状やPOP広告などにもお使いいただけます。

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2006年10月05日

三日月花生

今日は朝から生憎の雨。
今年は今日(10/6)が中秋の名月 当り日だったのですが残念ですね。

尤も写真のオブジェは満月ではなく三日月ですが。
こと花生となると日本人の感性は留まるところを知らないようです。
陶器にも「これが花生」と思えるような いろいろな発想から生まれた花生が造られるようになりましたし この欅製の花生など正に名人芸ではないでしょうか。
一輪のみでも豪華な生花にはない 清楚な魅力を引き出す花生です。
この時期限定かもしれませんが 後のオブジェ(径35cm)は花生とくっ付いているわけではありませんので この時期が過ぎれば一輪挿し(高20cm)単独でご使用戴けばよろしいかと存じます。

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2006年10月04日

朱巻蓋向

「秋茄子は嫁に食わすな」については嫁イビリか嫁思いか 本当に美味しいのかそれとも本当に身体を冷やすのか 諸説紛々としているようです。

同じような言葉がもう一つ 「秋鯖は嫁に食わすな」というのがあります。
こう続くのであれば秋茄子と秋鯖の炊き合わせをつくって この秋色蓋向に盛り付けて食べてみようじゃありませんか。
そう言えば我が家では(こんな料理を紹介された本にもレシピにも巡り合っていませんが)この二品が同時に出された事はなく まして一つの器に炊き合わせでというのが果たして正解かどうか試してみることにしましょう。
この蓋向 蓋がモッコリしています。 タップリ盛り付け出きそうですが飯茶碗にも使えますね。

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2006年10月02日

蓋付湯呑

ご年配の方への個人的な贈り物は なかなか難しいものです。

身に着けるものですと 先ず失敗する事が多いでしょう。
その点 他人に見られることなく秘かに毎日使って戴けるもの。
そうしたものの方が無難には違いありません。
しかし無難に過ぎると 今度は印象に残らないということがあります。
その点でも 陶器は種類が豊富ですので 贈り手の個性を反映させる事ができます。
こんな湯呑(写真)も参考にしてください。
蓋付を贈るのは 相手が年長者である事を意識してくれたと判断して貰えます。
蓋物のコラムにも書きましたが 陶器の場合蓋が付きますと湯呑に限らず倍近いお値段になるという事をお含みおき下さい。

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2006年09月30日

デミカップとマグ

モデルなしで12ヶ月と10ヶ月の子供を画き分けたといわれるいわさきちひろさん。

生涯子供のありとあらゆる姿を 母の目で画き続けてきました。
両手一杯に未来を抱えた子供の愛らしさ,生命感を 瑞々しいタッチで描き出すいわさきちひろさんの世界。
今更その魅力をお話するまでもございませんが 見る人に「慈しみ」「優しさ」「純真な心」を与え 見る人すべてが安らぎを覚える事でしょう。

プレゼント好適品・・・贈り手の優しさも伝わります。

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2006年09月29日

酒燗器

秋が駆け足でやって来ました。
そろそろ「あったか燗」の恋しい季節となりそうです。

これは外容器(湯船)の中に徳利が納まったセットです。
外容器にはポットのお湯亦は氷水(クラッシュドアイス)を入れて 中の徳利には清酒か焼酎を入れて召しあがり下さい。
陶器自体保温(冷)能力がある上 徳利が納まっていますと外容器の中は密閉状態となり 然程温度が変化することはありません。
ペースの早い方には適温になるまで待ち切れないかもしれませんが どうぞお好みの状態で美味しいお酒をごゆっくり召し上がりください。

(燗酒)
・ 日向燗:目安の温度 30度 待ち時間 3分
・ 人肌燗:        35度      4分
・ 温 燗:        40度      5分
・ 上 燗:        45度      8分
・ 熱 燗:        50度     12分
・ 飛切燗:        55度     15分
(冷酒)
・ 雪冷え:        5度
・ 花冷え:       10度
・ 涼冷え:       15度

熱燗の場合 外容器に熱湯を入れ過ぎますと溢れて危険です。
此の湯(冷)燗器の場合は300ccが目安です。5~600cc入るもう少し大き目もございます。

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2006年09月27日

朴葉の器

朴の葉は長さが40cm程にもなる位大きな葉で お寿司やおにぎりなどを包んで携帯用弁当箱の役割を果たしてきました。

恐らく国内で自生する木の葉としては最大級ではないでしょうか。
亦 いまでいうアルミホイル(朴葉味噌,朴葉餅など包んで焼いて食べます)の役目や紙皿の代用としても利用されています。
その自然の朴の葉を木地に両面漆で貼り付け 器として生かしました。
茶托と銘々皿です。
磁器である湯呑の人工の美しさも この朴葉の自然の中に良く溶け込んでいます。
季節を感じさせる逸品をどうぞご賞味下さい。

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2006年09月25日

徳利蒸し


上中下と三段に分かれた徳利型をした蒸し物料理の器です。

下段に材料 中段に薬味 上段に付け汁を入れて蒸し上げ そのままテーブルへ。 
材料はその時期旬の魚介と野菜の取り合わせですから時知らずとなりますが 温物ですので秋以降春先までの献立となることが多いようです。
これも中身が楽しみな料理ですね。
亦 ご覧のようにソバ碗,薬味皿,ソバ徳利を一つにまとめた形でもありますので ソバを供する器としても使われます。
ですから年中出番待ちの器かも知れません。

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2006年09月23日

耐熱プレート

耐熱ですので調理と食器の一器二役です。

例えばパスタに焼きソバ,ピラフにチャーハンなど 炒めてそのまま食卓へ運びアツアツを召し上がって下さい。
調理器具とは思えないプレートですから 食卓に置かれても全然違和感ありません。
ただし 調理直後は火傷にご用心。
調理器具でもあるということを忘れずに 鍋敷や受け皿などを必ず敷いて下さい。
焙じ器としても使えますので ゴマ煎り,豆煎りにもどうぞ。

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2006年09月22日

一人用菓子器

これは何れも小振り(一人用)の菓子器です。

大切なお客様が長時間滞在される場合に どうしてもその方専用の菓子器が必要です。
例えばご寺院様に法事のお勤めをしていただく場合などが該当します。
これならその都度銘々盛りしなくても 読経の合間合間の休憩時に蓋を開けてお勧めいただけばいいのです。
複数用のものは数あってもなかなか一人用の手頃なものが見つからなかったのですが 6月の取引先の展示会で漸く執念で3点見付けましたので早速一挙にご案内させていただきました。
何れも木製山中塗で4~5寸のもので 当店のお問い合わせ欠品情報より補充いたしました。

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2006年09月21日

鯖の味噌煮鉢

青魚の代表 秋刀魚と共に鯖も旬を迎えました。

この魚の調理方法は大抵のご家庭で酢締めをするしめ鯖か 味噌煮されるかどちらかではないでしょうか。
私は新鮮であれば酒の肴となるしめ鯖を好みますが 夕餉の一品となれば大抵味噌煮となります。
青魚特有の生臭いクセを生姜風味で抑え その上味噌を加えて仕上げます。
味噌は味の濃厚な八丁味噌か仙台味噌が効果的といわれますが 香が飛ばないように煮上がる直前に加えるようにしましょう。
写真の鉢は「鯖の味噌煮鉢」という名前が付けられていますが このようにお料理まで特定したネーミングを好んで使う食器メーカーが増えてきました。
秋は色々な食材が日替わりで出されて楽しみですね。

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2006年09月19日

扇面銘々皿


今年も秋の婚礼シーズンの到来です。

写真はこれまで二度ほど記事にしました秋田・角館の桜皮樺細工の扇面皿です。
(桜皮につきましては以前の記事をご参照下さい)
この銘々皿はご婚礼にお誂えの 縁起の良い扇形で本朱塗。
汁椀など漆器の器を内朱で仕上げますのは 盛られた材料を引き立たせ美味しく見せるためのものです。
ご婚礼もご結納から挙式までしばらく続きますが 普段でも国民の祝日や家族の記念日などにも縁起の扇面皿をご利用戴けたらと思っております。

<螺鈿(らでん)>

漆器の伝統的装飾技法の一つで 鮑など青貝の貝殻の内側(虹色をした真珠質の部分)を何度も薄く研磨して文様を作り それを彫刻した表面にはめ込んだ後 漆を塗って研ぎ出して磨くという手の込んだ技法です。
一個の鮑から一個の文様しか取り出せない大変贅沢な装飾です。
写真は樺細工(葡萄とさくらんぼの葉)と螺鈿(夫々の実)の合体した新商品です。

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2006年09月17日

安南手片口盛鉢

暮らしのセンスというものは 持って生まれたものではありません。

たとえ一流料理研究家のレシピ通り料理をつくったとしても そこに食材や器そして何より食する人に対しての気持ちが込められ 想いが反映されたものでなければ唯の一品というものです。
想いが込められてこそ 美味しい料理となり命が吹き込まれます。
毎日のこうした事の繰り返しによって 暮らしのセンスというものが磨かれていく事になるのではないでしょうか。
庶民的な料理の代表,肉じゃがや煮豆が 貴方の気合の入ったさじ加減と写真の片口盛鉢によって気持を通わせ合います。

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2006年09月15日

陶片小皿

壊れた器の陶片を そのままデザインしてつくりました。
古の浪漫を現代に映して。

発掘された鎌倉から室町にかけての古窯址。
その登窯には窯道具やロクロ道具に混じって 数々の陶片が発掘されています。
発掘された陶片から古人を偲び 器として再現しました。
浪漫溢れる現代食器です。

黄瀬戸 唐津(2種) 鼠志野 志野 染付(2種) 織部(2種) 御深井 焼〆 色絵

 全・・・12種 

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2006年09月14日

平茶碗

もう新米食べられましたか。
梅雨の長雨が影響したのかどうか作柄が心配ではありますが 今年も美味しい新米の出回る季節がやってまいりました。

この季節に食卓を彩る平茶碗。
口径145mm,高さ55mmと口が広くて浅型の飯碗です。
浅型は食べ易く適度な重さもあり収納性にも優れ 使い手の立場でつくられた形状です。
「食欲の秋」は先ずはお米から ふんわり,こんもりとご飯を盛り付けてください。
美味しい新米は勿論 サラダや煮物にと幅広くご使用戴ける平茶碗です。
いろいろ試してみてください。
一度使えばきっと手放せなくなること請合います。
どうぞよろしく。

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2006年09月13日

睦揃(ペアーセット)

私共が毎日のようによく受ける相談事項の一つに 結婚される方へのお祝いの品選びがあります。

そんな時 私たちは日常お使い戴けるアイテムで 組み合わせなども出来るだけシンプルなもの それにご結婚のお祝いらしくペアーとなっているものをとご紹介しています。
それは所謂夫婦茶碗であり 睦揃(むつみぞろえ)と呼ばれているものです。
その代り色使いやデザインについては 出来るだけ贈り主の個性が反映されたものを選ぶ事が大切です。
何処かに贈り主の個性が感じられるものは 受け手の印象も断然強く深いものとなります。
そんな条件を満たすものの一つとして この写真の赤絵ペアーセットは如何でしょうか。
器の形状はガタ彫,内赤絵もユニークですが トレーも捻りの効いた形をしています。
万一贈り物が重複しても この品から使っていただけると思いませんか。

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2006年09月11日

陶 籠

品名は陶籠。
文字通り陶器製で直径15cmほどの籠です。

安易に付けられたような品名ですが こうとしか表現できなかったのでしょう。
食卓に置かれれば きっと花生ぐらいでしょうか。
食器にはチョット無理なようですから。
机に置かれれば ペンや鋏,ペーパーナイフなどの文具入れでしょうか。
喫茶店などのカウンターなら間違いなくマッチ入れとなるでしょう。
こういう首を傾げる商品もけっこう店内にはございまして 実はこれ店主の衝動買いの仕入れ品なのです。

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2006年09月09日

クラフト・ペンスタンド

逆立ちのお兄さん。
一寸恨めしそうな表情ですね。

箸(ペン)は背負わされるわ 食事にはありつけないわってとこでしょうか。
どうぞいじめないで仲良くしてください。
瀬戸でつくられたクラフト箸立です。
手造りですので 2個目は表情の違った笑ってるお兄さんに会えるかも。
こんなユーモラス(失礼)な小物。
一つぐらいあっても楽しいんじゃありませんか。
結構重くて 安定してます。

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2006年09月07日

プースカフェ


余り見かけないグラスですが プースカフェグラスといいます。

数種のスピリッツやリキュール,シロップなどを 比重の大きいものから順にグラスに注ぎ 層を成した縞模様の色彩の美しさを楽しみながら飲むというカクテル。
このお酒に限りステアしたりシェークすれば台無しになってしまうカクテルですが いきなりボトルからグラスですと恐らく失敗します。
小さなショットグラスなどに予め必要量を移して バースプンを伝わせて移してください。
比重の目安はアルコール度数の大きいものほど軽いはずですが 含有しているエキス分や糖分によって比重が大きくなる事がありますので 混じらないかどうか試作をされた方が無難です。
pousse-cafeとはアフター・ディナー・ドリンクのことです。

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2006年09月05日

寿司湯呑

江戸期に今のお寿司屋さんの原型が出来たようですが 当時のお寿司屋さんは経営者が寿司職人でもあって 人気のお店は一人で何人ものお客さんを同時に相手にしなければならず お茶のお代わりなどに構っていられなかったという事情があり 寿司湯呑は大きいのだという説があります。

更に湯呑が厚いのは 大きくなれば厚くしなければ割れやすくなるという事情もありますが(丼が厚いのもこの理由) もっと大切な事は熱いお茶を冷め難くすることであったようです。
ぬるいお茶を早く沢山飲まれては それだけでお腹一杯になってしまい 経営上好ましくなかったのです。
何かこじ付けのような説ではありますが 合点して頂けましたでしょうか。

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2006年09月03日

9月のお香皿

香炉につきましては以前一度ご紹介させていただきました。

今日はお香皿ですが 月に兎にススキにトンボとこれも一致した秋の風情です。
新聞の余興欄に「間違い探し」というお遊びのコラムがありますが どうしても納得できない色遣いが2箇所あります。
先ず「月」 「月がとっても青いから~」という歌もあったようですが 私は未だ赤い月にも青い月にもお目にかかっていません。
ここは金彩の満月にすべきではないでしょうか。
もう一つはトンボですが この時期のトンボは「赤とんぼ」に決まっています。
何故金彩なのでしょうか ギンヤンマはいてもキンヤンマはいません。
そこで疑問をメーカーにぶつけましたところ 月を金に替えるとコストが上がり上代設定が難しくなるとのことでした。(?)

おふざけのコラムになってしまいました。申し訳ございません。以後自重いたします。

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2006年09月02日

9月の器

紅葉の葉に吹墨を散し 金彩の三日月と兎を配したこれでもかというような秋の器です

春には桜尽くしの器が花盛りとなることもありますので こんな趣向もあって良いかなと思いますが それにしても和食器の世界は 半数以上が四季をテーマとした世界であるのは 日本の風土とその風土に育まれた日本人の感性の成せるところなのでしょう。
この様な器は使用時期が非常に限定されますので 普通のご家庭では揃え難いところですが 例えば家族の中に9月生まれの人がいて誕生祝の食事に使用するとか 9月生まれの相手にプレゼントするとか 或いは料理屋さんが9月の限定メニューにこの器を利用するといった事情があれば 非常に効果的な器といえるのではないでしょうか。

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2006年08月30日

ティー・フォー・ワン

軽快なスタンダード・ナンバーに「ティー・フォー・ツー」というのがありました。
覚えてみえる方も多いでしょう。

写真のティーカップにティーポットのセットは名付けて「ティー・フォー・ワン」。
カップの上にポットがスタッキングできる マイ・カップ&マイ・ポットのセットです。
丸くまとめた可愛いデザインと 重ねて収納という合理性を併せ持った一品です。
当市は臨海部にコンビナートを抱えた工業都市でもあり 単身赴任の方も沢山みえ不自由な生活を余儀なくされていますが こんな食器をパートナーにお役立て戴ければとの提案です。
私も今日は一人寂しく「ティー・フォー・ツー」でも聞きながら 紅茶でも淹れますか。

カップ2客をスタッキングさせた「ティー・フォー・ツー」もございます。

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2006年08月28日

ホース・オーナメント

競馬ファンの方も多数みえるかと思います。

当市に競馬場はありませんが市が運営する競輪場があり レース開催日などは会場へのアクセス道路が幹線道路ゆえ非常に混み合います。(お隣の菰野町では毎年5月に草競馬が 亦多度町では上げ馬の神事が開催されています)
私は賭け事を致しておりませんので 仕事と重なりますと可也イライラさせられてしまいます。
競馬に付きましても重賞レースさえ知らなくて 知っているのは特に著名な馬や騎手の名前ぐらいでしょうか。
でも推理小説を読んでいるときの謎解きの面白さと共通すると誰かから聞きましたが 相手が生身の生き物だけにその日のコンディションまで判断できるのか 疑問を感じています。
しかし組み立てた予想が的中したときの気持ちは 素人の私でも想像できます。
大穴など当てた日には 記念に写真の置物などいかがですか。
サラブレッドのオーナーにはおいそれとなれませんが これなら簡単に手に入ります。
クリスタル製のサラブレッドです。

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2006年08月27日

型変り小皿

何れも型変りの小皿です。

上から茄子,紅葉,木の葉,柚子,瓢箪,豊穣柿を模ったものですが これ全部一度に使っては賑やかになるばかりで纏まりがつかず 季節に合わせて一点のみアクセントに使うのが良いでしょう。
丸皿の中での型変り皿は 特別の一品(料理)を意味します。
このような小皿を少しずつ買い揃えていくのも 買い物の楽しみの一つではないでしょうか。
ベテラン主婦は メニューと一緒に盛り付けられた状態をイメージされながら買って行かれます。

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2006年08月25日

フリースタンド

これもあればお役立ちのキッチンでの必需品。

キッチンの引き出しでバラバラに散らかっている箸やカトラリー,卓上お玉などのツールをスッキリまとめることが出来ます。
私達は見える所に気を遣っては 見えない所にゴチャゴチャと隠してしまう悪い習癖を持っています。
食卓とキッチンの内と外をスッキリ整理するには 2個必要です。
箸立候でないから良いですね。 ただ余り短い姫フォークやピック等は落ち込んでしまいますので そちらの方は短めのチョットお洒落なグラス等を代用して下さい。
陶器の良さは このように暮らしにお役立ちの商材を手軽にドンドンご提供出来るところにもあります。

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2006年08月24日

七宝焼

七宝焼は銅などの金属生地にガラス質の釉薬を焼き付けた美しい工芸品です。

ガラス釉のため 陶磁器に比べより透明感のある表面光沢に特長があります。
古くはツタンカーメンの棺にも七宝の技法が使われていたという事ですが 名前の由来は 仏教で言う七つの高価な宝(金,銀,瑠璃,玻璃,シャコ,珊瑚,メノウ)のように 美しい貴重な焼物というところからきています。
尾張七宝(愛知県には七宝町があります)と湘南七宝があり 現在この二地区で造られていますが(写真は湘南七宝) 食器やペンダント等の装飾品の他に 変わった所では自動車のエンブレムなども造られた実績があります。

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2006年08月23日

淡青釉煮物鉢

これは随所にカイラギが見られる煮物鉢ですが 余り見掛けない色合(淡青)ですね。

特殊な釉薬を使ったのか 焼成で工夫されたのか 見込にはビードロ釉の沈殿も見られます。
夏仕様の器ですね。
ガラス以上の涼感があります。
夏野菜の筆頭 カボチャの煮付など盛り付けてみては如何でしょうか。
器との色調もなかなかいけそうです。
枝豆など散らせば更に色鮮やかな盛り付けになりますね。
ホクホクのかぼちゃを 見た目涼やかにいただける貴重な器じゃないでしょうか。

カボチャを使った料理は煮物の他 サラダ,天ぷら,スープ,グラタン,カレー,味噌汁,コロッケなどなど なんでもござれですね。
色々試してみてください。

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2006年08月22日

密封キャニスター

こちらは陶器製の密封キャニスター

 漬け込んだピクルスなどの匂いが移らないよう
 湿気を嫌うコーヒーや茶葉の保存に
 自家製ジャムやマーマレードの保存に
 缶詰を使い切らなかったときの保存に
 砂糖など調味料の保存に

などなど大活躍 陶器ですので何を入れても構いません。
亦 密封式ですので中身を漏らさず持ち運べ ホームメイドを容器ごとプレゼントする事ができます。 
これは幾つあっても直ぐに使い切ってしまい 重宝なキッチンの常備品です。
尚 中身の見えるガラス製についてはこちらを参考にしてください

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2006年08月20日

ミニ招き猫

高さ5.5cmの可愛いミニチュア招き猫(スズ付)

「福おいで招き猫

・白猫 : 開運招福
・黒猫 : 家内安全
・金猫 : 財運出世
・銀猫 : 満願成就
・黄猫 : 金運万来
・桃猫 : 恋愛成就

いつも貴方の傍に置いて可愛がって下さい
    ささやかな福を貴方のもとへ運びます

 披露宴に列席された方への送賓グッズにも如何でしょうか

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2006年08月19日

佐波 稔

洗練された能面の持つ美しさは 笑うでも,怒るでも,泣くでもなく無表情ともいえますが しかし一たび演じる者の身体の一部となった時 オモテは生命を吹き返し 時には悲しみに打ちひしがれ 時には喜びに身を躍らせます。

「食器は料理の着物」の言葉を借りるまでもなく 良い食器は料理が盛られて初めて輝きます。

<燻渦紋>

手に取ってお確かめ下さい。
土と炎の力,人の手の優しさ。
この三位が一体となった時 絶妙の窯変が生まれます。

<佐波 稔>

1991  金沢工芸大賞 受賞
1992  通産大臣賞 受賞
1996  全国土鍋コンペ 入賞  他

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2006年08月18日

織部中鉢

和食器のなかの中鉢(皿)という器は 名称こそ曖昧ですが意外に出番の多い器です。

と言いますのは一方では一人用の器として そしてもう一方では家族全体の盛鉢として 両方のスタンスが取れる器だからです。
例えば一人用としては ラーメンやソバ等の麺鉢,或いはチラシ寿司等の丼物やお茶漬け用として使えます。
盛鉢としてなら煮物やお漬物等中心にこんもりと盛り付けて 取箸を添えれば全員で召し上がれます。
形もこうした摺り鉢状が利用価値が多いように思いますし 色も抑えた色であれば素朴なおふくろの田舎料理などをザックリ盛るのがお似合いかと思います。
逆にテーブル全体から浮いた色(形)であればあるほど存在感を発揮し 中心に据えると効果的な演出が出来るかも知れません。
ご参考にして下さい。

写真の織部の中鉢は以前ご紹介しました冬柴文廣氏のご子息さんの手に成るものです。

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2006年08月17日

たたら工房

ロクロを使わない成形法の一つに「たたら成形」というのがあります。

粘土を板状にしてその両サイドに同じ厚みの板(たたら板)を置き その板に添って糸で粘土を切ります。
このように両端の板を一枚ずつ取り外しながら切っていくと 同じ厚みの粘土板が何枚でもつくれます。
この板を組み合わせたり 手捻りや手起しの技法を用いたり 型に当てて成形したりします。

写真は有田の「たたら工房」 太田恵氏の作品です。

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2006年08月16日

蔵珍窯

蔵珍窯(ぞうほうがま)の目指すもの。

それは使い易く料理を盛って調和し 心を豊かに満たす余韻の残る食器を創造するという事です。
これは観賞用の美術品だけを手掛けている窯の姿勢と違い 実用食器を生産する窯であれば 全ての窯が目指す普遍の目標と言えます。
写真は窯元が毎年2月に椿展を開くなど 特に入れ込んでおられる「椿」をモチーフにした箸入れです。
ほか弥七田織部や安南手に鼠志野など 幅広く多彩な器がつくられていますが 何れも見る人の感性に響く力があり しかも価格が実用の範囲を超えていないところが魅力です。

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2006年08月11日

小梅壷

こういう卓上用の小さな壷を見ますと

中身は反射的に小梅からっきょうを想像してしまいますが 毎日チョット違った物を入れて驚かせて見ましょうか。
色んな野菜をピクルスにして日替わりで入れておいては如何でしょう。
今日は何かなって毎日覗かれますよ。
ピクルスは単独でもお酒のおつまみにも肉や魚の付け合わせにもなり サンドイッチやカナッペそれにオードブルなどの飾り物にもなり 色々たくさんあった方がそれだけ食事も楽しくなります。
以前ご紹介しました簡易漬物器をご利用下さい。

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2006年08月07日

グラス・フラワー

細いピアノ線のようなワイヤーにガラス球が付いたグラスフラワーです。

カラフルなインテリアで ワイヤーを切ったり曲げたりすれば長さも調節できて もっと変化がつけられます。
これ何って チョット振り向いてもらえそうなインテリアじゃないでしょうか。
色は赤にピンク 黄色にグリーン そしてブルーの5色。
2色づつ組み合わせて 季節の色を演出しても楽しそうですね。
写真のような細口の花瓶が上手く生けられます。

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2006年08月06日

虎竹弁当箱

竹の中でも希少品の虎竹(虎班竹トラフダケ)。

の表皮が虎の斑紋に似ているところからこう呼ばれていますが 四国は土佐の山間でしか生育しないという不思議なです。
今迄も何度か移植を試みたそうですが 土壌に問題があるのか この斑紋が出なくて全て失敗に終わっているようです。

さて通気性抜群のこの弁当箱 夏のお弁当には最適です。
サンドイッチなどの収納にもご利用下さい。

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2006年08月05日

輪花平鉢

美濃作陶の種々の伝統技術を現代に生かす

作山窯から生まれたトルコブルー輪花の平鉢です。
少し発色を抑えたようなトルコブルーではありますが 不規則で細かなトチリによるブルーの濃淡が冷たさを和らげ 寧ろ温か味さえ感じます。
装飾品なら兎も角 濃い鮮やかなブルーの器では盛り付けに苦労されると思いますが この抑えた淡いブルーはいろいろ料理とのハーモニーが楽しめそうです。
今なら真っ赤に熟したトマトのサラダ,真っ白なアイスクリームなど 色のコントラストが楽しめます。
季節もスリーシーズン使える逸品です。

<トチリ>
トビカンナとも呼ばれ ロクロの回転を利用して バネの良く効くカンナを躍らせながら点線を連続的に刻んでいく技法。

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2006年08月03日

巻貝小鉢

何年か前 海の生物クリオネが可愛い天使のようだと 話題をさらった事がありました。

あのクリオネ 実は巻貝なんだそうです。
貝殻被っていないのに貝なんて間違いだと思われても致し方ありませんが クリオネは赤ちゃんの頃はキチンと貝殻を被っているのです。
大きくなると殻が退化してあのような姿になるのです。
クリオネは流氷のやって来る頃のオホーツクで見つける事ができます。
よくあんな冷たいところに生物がと思われるでしょうが 実は流氷の水面下はアムール川の恩恵を受けた生物の宝庫のようです。クリオネの産衣はこんなの(写真)かももしれません?
右は二枚貝の組蓋物
アサリ時雨と昆布の佃煮をどうぞ

貝殻の食卓でのイメージはやはり夏。
子供さんにも喜ばれますよ。

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2006年08月02日

ポケット付カラフェ

下手な写真でご免なさい。

底部の袋の部分がポケットになっているのですが 分りますか。
このポケットに氷を入れて冷えた状態を保つわけですが 飲み物はジュースでもアイスティー(コーヒー)でもワインでも何でも構いません。
飲み物を水っぽくしないクーラーです。
注ぎ口が左 ポケットは右側についていますので 誤ってポケットを下に向けて注ぐ事は無いと思いますが こぼさないようご注意願います。
サイズも色々ありますので お尋ね下さい。

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2006年07月31日

夏の煮物

昨日当地も漸く梅雨が明けました。

先月8日が入梅でしたから 何と2ヶ月近くの長期でした。
日照不足による米や夏野菜への影響は ある程度避けられないのではないでしょうか。
女房殿も漬けた梅干がいつまで経っても干せないので困ってました。

写真はクリスタルの蓋向です。
美味しさが見える 冷たさが見える器です。
かぼちゃにオクラに茄子などの夏野菜の炊き合わせに この器を使ってください。
夏の煮物は味をしっかりと含ませ 冷蔵庫で冷やしてから食卓へ出すようにしてください。
家庭の献立では焼物や揚げ物が主菜となり 煮物はどちらかと言えば副菜と考えられていますが プロの世界ではおいしい煮物や椀物が出来れば一人前といわれているだけに 疎かには出来ません。
青物野菜は八分通りの茹で加減でないと色落ちしてしまいます。ですから別々に調理して盛り付ける炊き合わせがベストです。

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2006年07月30日

フランジュール

グリーンのドットが笑窪のような可愛いグラスウェアーです。

発売以来4年目となりますが 相変わらず人気の高いグラスです。
写真は冷茶碗とデザートカップの2点ですが 他タンブラーや一口ビール,ファッショングラス等がありますので どうぞお尋ね下さい。
敷物は水引草をあしらった会席膳で器をを引き立たせます。(八寸の代用としても可)
受けの茶托やコースターにつきましてもどうぞご相談下さい。

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2006年07月28日

酒 肴

晩酌が日課となっている方は

2~3品の酒肴をねだります。
写真のような夏向きの付出皿なら 充分3種盛が出来ます。
干物を出せば大根おろしにオカカをまぶして欲しいとか スモークサーモンを出せば何かと和えてサラダにして貰えないかとか 竹輪ならチーズを通して欲しいとか 何かと注文の多いのは酒癖というのでしょうか。
私は全く注文をつけません(?) というより殆どおつまみなしで飲ってます。
この酒肴は家族向けのお惣菜よりはるかに厄介ですね。
それほど凝ったものでなくても お漬物の3品盛で決めてしまいましょう。

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2006年07月25日

軽楽丼

こんな丼が欲しかった。

器は大きくなればそれだけ重くなるのは 自然の理です。
体力を持たせるために生地も厚くなり これが扱い難い最大の理由だったのですが・・・

<特徴その1:軽い>
  はるばる桜島より取り寄せた火山灰と美濃の陶土を練成し 1300度の高温で焼成した全く新しい多孔質磁器の完成です。

<特徴その2:安全>
  磁器本来の衛生面,安全性に加え 元より有害顔料は使用してないもののイングレーズによる釉面下の絵付けで 環境ホルモンや鉛毒問題とは一切無縁の安全食器です。

<特徴その3:風合>
  日本一のの生産地である美濃焼・土岐市で生まれた丼。
  昔ながらのポッテリとした形状に伝統的な古染付の文様。
  幅広い料理に活躍し 使い勝手も洗い勝手も抜群です。

投稿者 Sugino : 12:17 | コメント (0) | トラックバック

ソフト・ドリンク

ソフト・ドリンクをつくりましょう。

器はゴブレットです。
・ アイスコーヒー、アイスティー
・ 果肉の入った果汁に水とミルクと甘味を加えた エード
・ ソーダで割った スカッシュ
・ 更にソーダを加えて泡立てた スパークル
・ 卵とミルクの ミルクセーキ
・ 多めの甘味でとろりと濃くつくられた ネクター
・ アイスクリームを浮かべた フロート
・ メレンゲを浮かべた スノー
・ 果物でグラスの渕飾りをする トロピカル
・ 二種類のドリンクを真ん中にホイップクリームを入れて二層に分ける ペアー

夏休み中の子供さんに いろいろ,たくさんつくってあげてください。

* クリームデッシャー 各サイズ 有り

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2006年07月23日

色鍋島

現在 佐賀県・伊万里鍋島焼の大川内山には

30余りの旧鍋島藩の伝統を受け継ぐ窯元があります。
全て磁器を生産する窯ですが 畑萬陶苑もその一つです。
丁度今は 「音の風景100選」にも選ばれた磁器の風鈴祭が開かれていて 各社競って 南部鉄に匹敵する澄んだ音色の風鈴を掲示して出迎えてくれます。
風鈴は今もその名残を留めていますが 磁器ならではの焼物を叩いてその音色で選別した「めおとし」の技なのです。
当時 その陶技の外部流出を防ぐため役所や関所が設けられ 陶工たちは厳しく管理されていましたが 今では関所跡などが再現され鍋島藩窯公園として整備されているようです。

写真は「色鍋島・睦揃」

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バーベキュー

夏のお楽しみの一つに

アウトドア・バーベキューがあります。
キャンプであれば最高でしょうが 庭でもベランダでも良いじゃありませんか。
開放的な日差しの下での料理ですから誰も文句は無い筈で 材料も切り方も味付けも何もかも我流でダイナミックにされればいいのです。
食材は余り肉類に偏らず 魚介や野菜も彩りを配慮しながら万遍に用意されたほうが良いと思いますが 食べる人が調理人でもあり この調理も楽しみの一つでしょうね。
さあ これでスタミナを挽回してください。

* 写真のバーベキューコンロの他 炭、プロセット(焼串) 有り

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2006年07月22日

萩陶苑

伝統の萩焼

また一つ新しい窯が加わりました。
見慣れた御本手や粉引の他に ビードロやカイラギなど新鮮な萩の顔です。
集合写真ですので一つ一つ吟味していただけないのが残念ですが 大皿に花瓶 ビアカップに汲出碗と一通り入手いたしました。
どうぞ店内にてご確認下さい。

作 家

 <大賀和幸・光彩9.0大皿>

 <庄圭一郎・昇輪花生>

 <竹下敬三・耳付かいらぎ花生>

「かいらぎ」

 釉薬が焼成に際して縮みザラザラした状態になることがあり この状態のことを「かいらぎ」といいます。
 「かいらぎ」は刀の鞘を収めるのに用いる鮫皮の事で 梅花皮の字を当てます。
 萩焼の井戸茶碗や花入に多く見られる景色で 茶碗の腰部や高台付のまわり 花入の肩部など特に多く見られます。

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2006年07月21日

ビギン

ブラック,ホワイト,シルバー

というモノトーンの力強いカラーコントラストを 自在に操るデザイン。
「ビギン」が存在している空間を染める シックで個性的な存在感に満ちた食器です。
女性から男性,男性から男性へのプレゼントに如何でしょうか。

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2006年07月18日

バブルグラス

一寸レトロな感じの泡入りグラス。

風が通り抜ける爽やかな清涼感があります。
懐かしいカキ氷にフラッペやアイスクリームなどの冷菓は勿論
酢の物や梅肉和えなどの小鉢としても使ってみては如何でしょうか。
寧ろ冷菓のように単独で使うより 食卓の種々の食器の中にあってこそ生かされる器かも知れません。
きっと楽しい食卓になりますよ。

<冷菓いろいろ>
ゼリー ババロア プディング ムース 水ようかん あんみつ 杏仁豆腐 あずき白玉
 くずきり フルーツパフェ フルーツサンデー シャーベットetc.

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2006年07月17日

茶蕎麦

酒席で宴もお開きになる頃

屋台が出て茶蕎麦が振舞われることがあります。
お茶会での点心だと思えばいいのですが 呑む事に一生懸命で殆ど食べるものを口にしなかった人の中には ここぞとばかりに腹ごしらえをされます。
蕎麦を腹一杯食べるのは野暮という江戸の蕎麦美学もありますが 元々点心なのですから2~3口で食べきってしまいます。
そこでお代わりをすることになります。こういう方が必ず何人かいますね。
この点心の事を京言葉で「虫養い」と言っていますが 京都の女性は「おむしやしない どすえ」と「お」をつけています。
なんとも心地よい響きですね。
こう言われれば二杯目に手を出す事は出来なくなってしまいそうです。

この茶ソバ用にピッタリの器がありました 「萌黄小丼」(左の写真)
                           「黒内朱茶ソバ器」(右の写真)

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2006年07月16日

旨みダシポット

<基本ダシの採り方>

1 濾し網に5cm程の昆布を1~2片と 鰹節を5~10g程度を一緒に入れます。
2 お湯を沸かし 沸騰したお湯がいったん静まってからポットに注ぐか 家庭用給湯ポットの90度のお湯を注ぎます。
3 蓋をして1~2分程度でダシが抽出されます。

<応用編>

1 2番ダシ: 抽出時間を少々長くする事で2番ダシを採ることが出来ます。
        少々風味は落ちますが 長くすれば旨みは充分です。
2 お 茶 : 細かいメッシュで茶葉は洩れません。

<1番ダシと2番ダシの使い分け>

1番ダシ: すまし汁 そばつゆ 素麺つゆ ダシ巻き卵 加減酢 丼つゆ
2番ダシ: 味噌汁 茶碗蒸し ごまだれ 炊き込みご飯 鍋ダシ 野菜煮汁

* 中(780ml 4~5人用 濾し網付)
* 大(1000ml 5~6人用  〃  )

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2006年07月15日

冷煎茶器


冷煎茶は水でも抽出できる時間をかけて蒸した深蒸し用の茶葉を選び お湯の場合より少し多めに使います。
茶葉が開きお茶が抽出されるまで数分かかりますが 慌てずジックリ待ちましょう。
お湯出しで淹れたお茶を クールサーバーやポットに移し冷蔵庫で冷やしておく方法もありますが 香りが抜ける上この茶器が不要となりますのでお勧めできません。
おいしいお茶は 淹れたてを待つ事に意味があると心してください。
右の写真は実はヒビ入り冷酒盃ですが 私共では殆ど冷煎茶碗として買って行かれます。
形とサイズがどちらにもピッタリなんですね。

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2006年07月14日

手造りマグ


<織野岳人>
土岐市出身
母 織野貴子氏の指導により作陶
母親譲りのダイナミックで且つ繊細なマグカップです。

<加藤祥孝>
土岐市出身
和田一人氏に師事
随所に無釉の箇所を設けたデザインが 独創的なマグカップです。

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2006年07月13日

枡グラス

クリスタルの枡グラスです。

容量は5勺。
小さく見えますが 二杯で一合ですのでご用心。
透明な清酒を 透明なクリスタルで呑む。
日本酒党の方には応えられないでしょうね。
ただ桧と違いますので 木の香がない枡とご了承下さい。

これも今迄何度か記事にしましたが 珍味や佃煮などの酒肴を入れても器と料理が生かされます。
でも両方を同時に使うのはいかがなものでしょう。

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2006年07月11日

クラフト調味入

ノリタケとハリオの

クラフトマンによる手造りの調味料入れです。
口元は計算し尽くされた設計で ショウユ差はどちらも尻漏れしない構造になっています。形や色やデザイン性ばかりでなく キチンと機能性が優先されているのです。
亦 手造りゆえ一つ一つ微妙に形状の差異がありますが 卓上にあってこの手造り感覚は豊かで温かい表情となり心を和ませてくれます。
食卓のささやかな卓景として おひとついかがでしょうか。

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2006年07月08日

グラス・ティーポット

熱いお湯を入れたガラスが割れるのは

熱によってグラスの内側が伸び外側が伸びないために起こる現象です。
耐熱ガラスは熱に対して伸びたり縮んだりしない膨張係数の小さいガラスで ハリオグラスは創業以来一貫してこの耐熱ガラスを生産してまいりました。
昨日新商品を含め10点ほど入荷しましたので 本日店頭ワゴンにて特別価格の顔見世が出来ると思います。
美味しさが見え見た目も涼しげな耐熱ガラスのポットですが より長く安全にお使い戴くために注意書き表示をご一読された上 ご使用願います。
尚このメーカーは蓋のみですとかスペアボール,ストレーナー等のパーツ販売を行っていますのでどうぞお尋ね下さい。

* 基本的にガラスコップを重ねるのは禁物ですが(中にはスタッキング出来るコップもあります) 万一重なって離れなくなった時 このガラスの膨張係数を思い出して下さい。
慌てず,無理せず上のコップに冷水を 下のコップはぬるま湯に浸けてみて下さい。
上は収縮 下は膨張 コソっと外れる筈です。

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柳川鍋

この時期に土鍋とは と思われるでしょうか。

この土鍋は直径15cmと小さい上 良く見ていただければ可也浅い土鍋だと気付かれるでしょう。
開いたドジョウと笹掻きゴボウを卵で閉じた料理「柳川鍋」です。
江戸の頃からドジョウもゴボウも精の付く食材とされていて 夏の料理だったのです。
丁度うなぎとタイミングがバッティングしますが 古来「うなぎ一匹 どじょう一匹」といわれてますように 小さくてもそれ程栄養価の高い食品なんです。
私は未だ食べた事はありませんが 調理方法はほかに甘露煮,から揚げ,どじょう汁など 食わず嫌いの方も一度食べたらハマってしまうかも知れません。

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2006年07月07日

製氷器

氷の器

食卓を涼しく装うお手軽な方法は 何と言ってもガラスの器を使う事でしょう。
更に盛り付けに氷をあしらえば尚結構です。
もう一つダメ押しは製氷器といいまして アルミ製(プラスチック製)で氷の器を作る型があります。
つまり器そのものを氷にしてしまうのです。 花型,木の葉型,舟型など色々ありますので
 お好みの型を使って作って下さい。
これはもちろん食事中に溶けてしまいますので 下に更にもう一枚受けのうつわ(専用の置台あり)が必要です。
他 一寸情緒に欠けますがギンスのように使える保冷剤があります。(アイスノンのようなものです)
持ち合わせが無い場合は 冷たい料理を盛り付ける器を 直前まで冷水に浸けておくか 冷蔵庫で冷やしておいてください。

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2006年07月06日

ドリンク・フォー・ツー

ドリンク・フォー・ツー

今は殆ど見掛けなくなった過っての喫茶店定番メニューですね。
何だかニアミスを犯しそうな危ういグラスですが 一体となった二つのグラスは中央で完全に仕切られていますので 一つの飲み物を共有し合う事は出来ません。
亦 ストロー無しでは飲めません。
でもこんな初心なグラス 何とか復活しないでしょうか。
在庫あります。 どうぞ二人で仲良く召し上がって下さい。
残念ながら こんな微笑ましい光景もトンとお目に掛かれなくなってしまいました。

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2006年07月05日

新商品:その3

「本歌取り」

元々 和歌,俳句の世界で過去のよく知られた秀作を想起させる象徴的な言葉や趣向を 意識的に取り入れてつくる事を言った言葉ですが 現代に於いて陶器の世界でもこの取り組みが行なわれようとしています。
写真の焔窯造りによる「絵織部」もその一つで 桃山時代の古田織部の流れを汲む鉄絵を施し 織部を掛け分けた意匠が中心となった器で 今様式に纏められています。

<PART‐2>

この春先行して発売された鮎皿の姉妹品で 長辺11cmの豆皿と15cmの取皿です。
豆皿は珍味やお漬物に 取皿は和菓子の銘々皿としても使えます。
淡い青磁で薄手の清涼感溢れる器です。

<PART‐3>

志野と織部の相性の良さは以前にも述べてきたところですが この長角皿(長辺31cm)も端正に掛け分けられ(その相性の良さが見てとれると思いますが) お料理を引き立ててくれます。
秋刀魚の塩焼きが大変なご馳走となりそうです。

<PART‐4>

瀬戸地区の各社ともこの織部には大変力を入れてまして 本格的な秋を迎えますと主流の意匠となりそうです。
大胆に掛けられた織部の釉薬と 全体に見られるカイラギ そして力強い形状とも良く溶け合っています。
器に負けない料理を期待しましょう。
新商品:その2も参考にして下さい。

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2006年07月04日

フロスト・ガラス

フロスト加工の瓢鉢と猪口です。

今なら鯵のタタキ 秋口に入ればシメ鯖。 
一年通してお造りの材料は 何か手に入ります。
器もスキガラスと違って半透明のフロストガラスですので 夏以外に使っても然程冷たさは感じないと思います。
寧ろお造りは温かいお料理ではありませんので お造り一品にこのガラスを使えば夏でなくとも新鮮な印象を受けるかもしれません。
あと半月もすれば梅雨が明け 酷暑の夏がやってきます。(小暑:7日、大暑:23日)
暑い夏が好きだという方も多くはないでしょう。 
手始めに 先ずは食卓の夏支度に取り掛かってみませんか。

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2006年07月03日

ビアグラス

幾つかのビアグラスを紹介しましたが

これはご存知120~130cc程度の一口ビールグラスです。
ご家庭では6~8オンス程度のタンブラー ビアガーデン(ビアホール)は勿論ビアジョッキ このグラスは料亭の会席膳にと夫々棲み分けが決まったようです。
料亭では乾杯は兎も角 ズーッとビールで通す方は少なく水割りや焼酎などに切り替える方が多いので このようなスタイルになったのではないかと思われます。
グラスに残さず飲み切れるところが良いところでしょうか。
家庭では冷えた日本酒用に使う方もみえます。
タンブラーでなく このグラスですと「コップ酒」などと陰口を叩かれなくて済むようですから。

更にホテルやレストランで出されるビールとなると このピルスナーグラスが多いようです。
家庭でも色々使い分けてみえる方もいらっしゃると思いますが このグラスは丁度6~8オンスのタンブラーに足を付けたものとお考え戴けばいいと思います。
スタウトのような普段と違ったビールが手に入ったときなどに使ってみては如何ですか。

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2006年07月02日

エッグスタンド付マグ

マグカップの蓋の窪みは

エッグスタンドとしてお使い頂けます。
デザインは米国ホールマーク社(グリーティング・カードをはじめ グリーティング関連のデザインを行っている会社)とのライセンス提携により ナルミ製陶がボーンチャイナの素地を使って製造しました。
幼い頃の夢が甦るデザインです。

 あの日の夢をプレゼント・・・ポエティックベアー

<ゆで卵の殻>

早く食べたいのだけれど殻が剥けない。
焦ってグチャグチャにしている人をよく見かけます。
これは食べる人に責任は無くお気の毒なんですが 新鮮な卵ほど殻が剥き難いものなんです。
鶏の血液中の炭酸ガスが卵の中に充満していて 殻に押さえつけられているためなんです。
2~3日たてばガスが抜けて剥きやすくなりますが 茹で上がった卵を冷水にとって急冷してみてください。
どうです? コソっと気持ち良く剥けたでしょう。 
これは我が家でも毎日実験済みですので どうぞお試し下さい。

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2006年06月30日

新商品:その2

古染五草花

凡そ1ヶ月に亘り開かれて参りました見本市(新商品発表会)も漸く終わり この時期連日のように新商品が入荷して参ります。
向う一年間の商いを占う新商品を皆様にご紹介申し上げますので 忌憚のないご意見等お聞かせいただければ幸いです。
6月20日に第一弾をご紹介していますので これは第二弾ということになります。

<古染五草花>

飾らない形 飾らない絵付の古染の2パターンです。
普段使いに即戦力としてご利用戴けます。
焼物皿は長辺33cmと秋刀魚一尾丸々盛り付け出来ますし 小丼は直径13.5cm高さ10cmとたっぷりしていますので丼ものから麺までカバーできます。

<はなうさぎ・山野草>

磁器ものが多かった飯碗,コップに土ものが加わりました。
あちこちにカイラギが見られ 素朴な仕上がりです。
厚さ,重さも適度でマイボール,マイカップとして可愛がってください。
山野草のほうはややたっぷりとしたカップで 焼酎までいけます。

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洗い上手な急須

棚落ち?

急須のお茶葉を入れ替えたり洗ったりする時 お茶葉の捨て難い急須があります。
それは決まって急須の蓋を受ける棚が邪魔をするからなんですが それでは棚の一部或いは全てに切り込みを入れてはどうかという発想で生まれたのがこの急須です。
これで解決しますが 業界用語で「棚落ち」という言葉があります。
これは棚の部分は非常に薄手となっていますので 運送途中などで部分的に破損して落ちてしまう事を指しています。
こうなりますとその急須は不良品となりますが このように意図的に切り込んだものは立派な商品です。
(写真の場合は 丁度口の正反対側4cm程)
切り込み部分の仕上がり具合を調べていただけば 不慮のものか意図的なものか判別できる筈でございます。どうか勘違いなさらないようお願い申し上げます。

最近になって考案された商品ですので お買い求めの際は蓋を取ってお確かめください。

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2006年06月29日

青磁高台小鉢


夏の主役の器は 何もガラス器ばかりではありません。
陶器の場合は釉薬次第,盛り付け次第で 幾らでも表情を変えることが出来ます。
写真は白磁に近い青磁の高台鉢 夏の食卓の余所行きの装いです。
この器なら夏野菜のなんでもない惣菜などでも しっかりとご馳走に仕上げてくれます。
高台効果じゃないでしょうか。
惣菜ばかりでなく 勿論フルーツやアイスクリームなどのデザートでもOKです。

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2006年06月26日

茄子漬南部鉄


古くから日本人は 茄子のヌカ漬けに色出し用として 古釘を晒し袋などに一緒に入れて漬けてまいりました。
茄子の色素は「ナスニン」というアントシアン系の紫色素です。
この色素は鉄分と結合すると 紫紺の色が固定して一層美しくなるのです。
写真は古釘の替りをする「茄子漬色出し南部鉄」3ヶセットです。
ご使用前によく洗ってから使用していただきますが 鉄ですから錆びてしまいます。
ですが ぬるま湯でよく洗っていただけば 何度でも使用できます。
長期間ご使用にならない場合は 水分を十分に取って乾燥している場所に保管してください。
茄子1Kgに対して南部鉄3個 黒豆で2個 貝類の砂出しに2個が目安です。
亦 湯沸かしの鉄分補給にも効果的です。

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2006年06月24日

山本安志


現在は専らロクロ成形による食器の製作に取り組んでおられますが 捻りやタタラ成形の作品も多く手掛けられた山本安志(遊宇楽窯)さん。
清らかな青竹の意匠は この夏の爽やかな演出に良く似合います。
写真の酒器の他 節目鉢といった付出用の器,ソバ用品焼酎サーバーもございます。
この青竹三昧も目を楽しませてくれそうです。
どうぞこの夏お役立て下さい。

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2006年06月23日

冷 奴

夏の定番料理の「冷奴」

豆腐はパックから取り出したら よく洗いよく冷やしましょう。
よく冷やすには豆腐をボールにとって 型崩れしないよう水を注ぎ 3回ほど繰り返した後 水を張ったまま冷蔵庫へ2時間。
中まで冷やすにはこれ位の時間が必要です。
トッピングは 一般的にはネギかアサツキ 或いは削り節か卸し生姜でしょうか。              そうしてショウユかポン酢ですね。
でも実はこの豆腐 結構懐が深くてどんなものにも相性がいいようで 梅肉やらチリメンジャコ,辛子明太子といったものを載せている方がいます。
他にもいろいろ挑戦されてバリエーションを増やしてみましょう。

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2006年06月20日

新商品のご案内

磁器のふるさと

有田からこの秋の新商品が入荷しました。
何れも出来たてのホヤホヤです。
茶付は大小同じ柄で 薄手の平茶碗。
浅型茶付をお好みの方に もう一つ選択肢が増えました。
酒盃は太一窯の手造り品で切り込みの入った高台付 径8cmとたっぷりしています。
最後は焼酎カップ 黒陶土物ですので見込はグルッと黒釉掛けがしてあります。
本日店内に展示致しました。どうぞこのニューフェースも宜しくお願い申し上げます。

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簡易漬物器


ポリスチレン樹脂製の簡易漬物器をご紹介します。

<使い方>
ハンドルを回して押し棒を上げ ワンタッチロックの蓋を外してください。
押し棒を上げたまま蓋を本体にセットし 両端のフックがしっかり掛かるまで押さえつけます。
次にハンドルを徐々に回して加圧してください。
押し棒の底面が 押し板に接した時点で回転ストップ。
早い物でその日から食べられます。

<胡瓜の生姜漬>
胡瓜・・3本、 生姜・・1カケ、 塩・・小匙2/3

胡瓜のヘタを落とし斜め薄切りにし 生姜は皮を剥いて同じく薄切り
ボールに両方をとって 塩を振り混ぜ シンナリしたら漬物器に移して押し棒を締める。
1時間漬けたら 取り出し水気をきつく絞り 軽くほぐして出来上がり。

・ 生姜風味の利いたサッパリ味の胡瓜の即席漬です。
・ 漬物器はそのまま冷蔵保存が出来ます。

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2006年06月19日

金彩淡雪

6月18日。
昨日という1日を振り返ってみます。
余りした事がないので途惑っていますが クロアチアか父の日か そこが問題です。
クロアチア戦は惜しくもドロー。
早くも予選敗退の国が飛び交う中 紙一重で繋がっています。
選手並びにサポーターの皆さんに敬意を表したいと思います。
でも正直言って 私にとってはそこまでです。
一方私共の店にも 何名かの父の日プレゼントのお客様が見えました。
父の日が復権したのかと見紛うような1週間でした。
早い方は1週間前から(1週勘違いされたのかも知れません 母の日が第2週ですから)準備をされていました。
我が家でも 長男が或いは嫁が或いは二人とも常識的なのか クロアチア戦の直前に戴きました。
私の好物です。
最初は何の事だか理解できず(商いと我が家がリンクしないのです)途惑いましたが 素直に「ありがとう」が出ました。
気持ちがどう醸成されたかは兎も角 素直が良いと感じました。

前置きが長くなってしまいました。

東京の下町には ガラス器製造の町工場が集積している所があります。(墨田区など)
都はこの江戸硝子を伝統工芸品に指定し 育成しています。
かたや 北陸金沢では経済産業大臣指定の金沢箔があり この二つの伝統工芸の出会いが 金彩淡雪の器となりました。
ガラスの透明性を抑え 冷たさを排除した中にも涼やかさを保ち 出しゃばらない控えめな金彩が絶妙のアクセントとなっています。
見事なコラボレーションの器たち 全部で16アイテム揃っています。
全て揃えることはお勧めできませんが 1,2点お気に入りを見つけてください。

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2006年06月18日

南部鉄風鈴


ハッキリとした四季がある日本だからこそ でしょうか。
夏を凌ぎ涼を取るために 五感全てを働かせます。
取り分けこうして聴覚で涼を感じ取る民族は 他には見当たらないのではないでしょうか。
それも日本人の感性に応え得る 高く澄んだ透明な音でなければいけません。
低く濁った音はただの騒音で 余計に暑苦しくなるばかりです。
この点において 南部鉄に勝るものはありません。

昨日 今夏風鈴第一号のお客様が見えました。 父の日のプレゼントだそうです
鉄ですので風雨にさらさないで 亦近隣にも配慮されますよう掲示場所を選んでください。

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2006年06月17日

山は富士

サッカーは日本。
あと二勝の願いを込めて
「山は富士」のお皿二種掲載いたします。
開幕に合わせて掲載しておけば 明日で二勝目が決まっていたのですが。

前方は前菜用の付出皿。
 後方はやや深めで煮物皿としても使えます。
薄手ですが大丈夫 丈夫です。

大丈夫 勝ちます。

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2006年06月16日

和風冷菓

昨日は入梅以降 久々の本格的な梅雨空となりました。

梅雨が明ければ愈々夏の到来となりますが 日本人はこの夏を如何に凌ぐかというテーマに真剣に取り組んで参りました。
その一つに自然の叡智を生かす和菓子があります。

日本の夏のお菓子の代表は 寒天を溶かしてつくる水羊羹と泡雪かんです。
ゼリーのように透明ではありませんが 半透明の優しい涼感が郷愁を誘うお菓子です。
素材を生かす和菓子づくりは 然程難しくはありません。(プロの味となるとこんな暢気なことはいってられないと思いますが)
是非一度挑戦してみて下さい。
毒見役の幸せな顔を見れば 貴方もきっとハマってしまうでしょう。
出来上がった水羊羹の盛り付けには 写真の銘々皿をお役立てください。
涼しげに抑えたブルーは 水羊羹を引き立てます。
高台も特別なお菓子という印象を与えます。
水羊羹と泡雪かんの両方つくられて 二種盛されても白と小豆の色そして味の両方の対比が楽しめます。
更に余裕があれば フルーツかんやジュースかんにも挑戦してみてください。

古人のチャレンジの蓄積が今の日本です。

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2006年06月14日

林九郎の酒盃


カクテルをつくる際
お酒の量を量るステンレス製のメジャーカップ(ジガーカップ)というのが必要ですが 丁度形状もサイズも一緒だと思って戴いて結構です。
しかしこれはメジャーカップではなく酒盃です。
呑み過ぎたと思ったら浜の方を使って メジャーカップのように天地両方使って頂いたら如何でしょう。
ただし 下は浜ですから口元に釉薬が掛かっていませんので 口当たりは良くありませんよ。
これは古伊万里を得意とする窯 有田・林九郎窯の珍しい染付冷酒盃です。
絵変り五様のセットですが どれも夏仕様の酒盃として絵柄,スタイルとも捨てがたいですね。
(五様とか絵変りとか10年来の企画ですが 中には必ず一つや二つ気に入らないものが混じっていました)

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2006年06月13日

納豆鉢

終盤の失速 ? 
立て直せるか 日本?

う~ん。   とここまではW杯。

気持ちを入れ替えて 写真をクリックして鉢の内側を良く見てください。
櫛目がついているのが確認できると思いますが これが納豆鉢の納豆鉢たる所以です。
何故かと申しますと 農水省の公表されたデータによりますと 掻き混ぜるほどに甘み成分やアミノ酸が増えるとなっています。
この櫛目により攪拌効果が倍加します。
若い方ほど掻き混ぜないようですが これは単に不精なだけで どうせ食べるなら美味しい納豆をとお思いでしたら 急かないで頑張ってください。
実は私も余り攪拌しません。(若くはありませんが)
糸がなくなるまで攪拌しなさいと仰る方がいますが これじゃ糸引き納豆ではなくなると思いますが 如何でしょうか。
更にこの鉢は手も小振りではありますが支え易く 注ぎ口を付ける事によって飯茶碗に移す時 糸がバラつかなくなっています。
貴方は納豆を食べるとき顔に糸をくっ付け ハンカチかタオルの必要な方じゃないですか。 でしたら是非これをお試し下さい。
究極の納豆鉢です。(径11cm、高5.5cm) 

只今私共の業界は 向う一年の商いを決する見本市(新商品発表会)のシーズンでもあります。
ドキドキワクワクするような商品に巡り合えることを念じて 行って参ります。

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2006年06月11日

京香旬彩

はんなり しっとり  ほっこり

小鉢に盛られたおばんざい。
京都の伝統野菜を 白磁の小鉢に載せました。
今の空気を感じる 新しい和の器です。

   <乃りたけチャイナ製>

絵柄の京野菜

 壬生菜 加茂茄子 伏見唐辛子 九条葱 金時人参

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2006年06月10日

土瓶 ?

見た目 これは土瓶です。

土瓶として使えなくはないのですがチョット大きすぎます。
実はこれ 花生として造られたものです。
蓋を外せばどっさり生けられますし 蓋をしたままなら小さな花を可憐に飾れます。(摘みから差し込めるよう穴が明けられています)
焼〆ですので 端正な花でもワイルドな花でもそれなりに包み込んでくれる花生です。
花がなければないで インテリアとしてドッカリ居座ってしまう そんな雰囲気があります。
近年は必要充分でなければ無駄という考えが支配しているように思われますが 日本人は従来物質的には窮屈を感じても 精神的には遊び心が必要という余裕を持っていた民族だったように思われます。

記事とは無関係ですが いよいよ世界を熱狂の渦に巻き込むW杯が開幕しました。
国を超え 民族を超えた4年に一度の人類の祭典。
この意味で スーパースターの果たす役割は大きい。
見応えのあるプレーを期待しましょう。

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2006年06月09日

冷製茶碗蒸し

昨日この地方(東海)も梅雨入りが報告されました。

温かい茶碗蒸しは寒い季節の料理に違いありませんが この耐熱ガラスの蒸し碗さえあれば 夏場の冷製茶碗蒸しがつくれます。
出来上がった茶碗蒸しの粗熱を取った後 冷蔵庫に入れるだけ(耐熱ガラスだから可能)
具となる材料も空豆やきぬさやなど 今が旬のものを使えば食べ慣れた味とは一味も二味も違ったメニューとなります。
冷えた茶碗蒸しのツルリとした喉ごしに 思わず舌鼓。
耐熱ガラスをもっと利用すれば夏料理のレパートリーが一挙に広がり 得した気分になりますよ。

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2006年06月08日

切子グラス

 ガラスの加飾加工には幾つかの方法があります。

代表的なものとしては カット,グラヴィール,サンドブラスト,ラミネート,プリントなどがありますが 写真は日本では切子と呼ばれるカットグラスです。
回転するグラインダーにガラスを押し付けて模様を彫る方法で グラインダーを使い分ける事により様々な紋様が生み出されます。
日本の伝統的な切子ガラスは江戸切子と薩摩切子ですが どちらも色被せガラスにカットを施したものが多く 無色のスキガラスにはない変化に富んだ魅力があります。
 
<江戸切子の伝統的文様>

1 魚子(ななこ)       魚のうろこのような輝き
2 八角篭目        竹籠の八角文様
3 菊ツナギ         咲き連なった菊の花
4 麻の葉          麻の葉が交差した連続模様
5 矢 来          矢来の雨から連想
6 七 宝          舟の舳先のような先端の尖った楕円形の連続模様

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2006年06月07日

片 口


この大きなサイズの片口注器(大径18cm 小径16cm)といえば 過っては調理場で調味料などを移したり合わせたりする道具でありましたが 現在こうした片口は殆どの方が酒器と見做されるようです。
過っての台所では必ず見られた道具ですが 今はもう少し小さ目のポット型をしたダシ入れなどが使われ 姿を見掛けなくなってしまいました。

同じ片口注器でももう少し小さなものは(右の写真) 皆さんのイメージ通り冷酒器として使われる他 ドレッシング入れやディップポットとして 或いはお新香鉢としてご利用いただけます。
なかなか重宝しますので是非一つ 手頃な大きさの片口を見つけて下さい。

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2006年06月05日

マルティグラス


様々なガラスを幾層にも重ね合わせて作り出すマルティグラス(マルティプル・レイヤード・グラスの略愛称)
全ての作品が 製法上熟達したクラフトマンの手による手造り作品となっています。  
滑らかで艶やかな色合いとシェープ 何時までも飽きない魅力があります。
過っての社名・福岡特殊ガラスの名が示すように 福岡県より特産工芸品の指定を受けている 花瓶やオーナメントを手掛けるメーカーです。

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2006年06月03日

夏の珍味


写真はクリスタル製の珍味入。
雲丹やホタテに鮑は夏が
夏が旬の珍味であれば何と言ってもクリスタルの珍味入。
どうです。 空っぽですが想像力を働かせてみてください。
中身が見えてしまうのが ○か×か。

そう言えばもう一つの珍味 夏が旬の「イワガキ」という牡蠣をご存知ですか。
牡蠣といえば冬の食材と決まってますが この牡蠣は冬の「マガキ」と違って殻も身も丸く 大きさも倍ほどあり濃厚な甘みが口に広がります。
大きいのでこの容器には入りません。                                       新鮮なものであれば殻ごとお皿に盛り付けるか 殻を外して写真のオイスター・カクテルグラスに氷を張って盛り付け レモンなどを絞るかトマトベースのカクテルソースを絡めて 生で食べるのが一番。
冬ガキがすすって食べるのに対し これは被りつかなければなりません。
冷やした白ワインでどうぞ。

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2006年06月02日

銀箔抹茶盌


夏の略点前にこんな茶碗はいかがですか。
ガラスである上 金箔ではなく銀箔を使っているところが 「夏はいかにも涼しきよう」に
適う茶碗です。
一枚一枚 心を込めて張られていく金沢の箔工芸。
額に汗する 見ているだけでもその所作に感嘆します。

耐熱ガラスではありませんので 冷水で点てて下さい。
また一つ 夏の楽しみが増えそうです。

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2006年06月01日

蚊遣り豚


作家で俳優,映画監督でもあった伊丹十三さん。
彼は蚊が頗る嫌いであったそうですが 尤も伊丹さんでなくとも蚊の好きな人はいないでしょう。
伊丹さんが蚊を嫌う理由は蚊の矛盾にあるそうで 一つは 蚊は人の血を吸う なら何故秘かにやって来ないのか やたら鳴いてやってくるのは矛盾している。
もう一つは 人の生血を吸っている身ならば 何故痒い注射をしなければならないかという矛盾だそうです。

という事で 今年もそろそろこの蚊遣り豚の出番です。
何故豚かと申しますと 専ら蚊の吸う血は人の血で豚の血は嫌いなのです(?)
尚 蚊は深酒をした人の呼気や汗に敏感に反応するそうですから 飲み過ぎにご注意。

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2006年05月27日

イワナの骨酒


渓流の最上流に生息するというまぼろしの魚・・・岩魚(イワナ)
イワナ釣りはもう解禁されていますが 今は養殖魚も出回っていますので 天然物に拘らないで釣りもされないという方なら何時でも召し上がれます。
このイワナの料理法の一つに「骨酒」というのがありますが 召し上がられましたか。
内臓を除いたイワナを塩焼きにして 熱燗の日本酒に一尾ごと入れますと 見る見るうちに透明な液体が琥珀色に変わってまいります。
これがイワナの骨酒(コツザケ)。 勿論呑んだ後はアルコール漬けのイワナを召し上がっていただけます。
その際の酒器が写真の器です。 イワナの口から酒盃に注いでお召し上がり下さい。
イワナ漁は今解禁(3~9月)でも お酒は熱燗ですので冬場召し上がっていただくのが 身体も温まってよろしいかと。

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2006年05月26日

枝豆と空豆


夏の献立は悩ましいですね。
結局あっさりとしたものに流されてしまう事が多いのでしょうが こんな季節だからこそピリッと辛味を効かせたものとか すっきりとした酸味のものを添えるとか メリハリをつけると食べ易くなるかもしれません。
この夏の太陽の光を浴びた夏野菜も これから色々出回ってまいりますが 取り分け塩茹でした季節の枝豆とそら豆がおつまみとしては筆頭野菜でしょうか。
写真はそら豆と違って鞘ごと出される枝豆用の小鉢。                              篭付ですのでカラの鞘と分けられ 実の入った鞘を捜さなくて済みます。

そら豆の含め煮は若葉色の緑交趾煮物鉢。
この鉢には焼き茄子や胡瓜や白瓜の酢の物,山芋の梅肉和えなど小鉢もののほかに 冷奴やサラダにお刺身など万能に使えます。

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2006年05月23日

ソバ千代口


ソバは大半が他の穀類同様澱粉質ですが 他の穀類に比べ栄養価が高くたんぱく質の他 カルシウムやミネラル,ビタミンといった主食としてはそれだけで充分過ぎるほどの成分が含まれています。
ただビタミンCは含まれていないので 薬味に柚子を加えると良いでしょう。
あとは定番のネギにワサビか七味唐辛子を効かせて シャキッと召し上がって下さい。
香りを楽しみ 酒の肴にするにはもっちりした「ソバガキ」がよろしいようです。

<そば打ちセット(実演ビデオ付)>

こねる、のばす、切る。 家庭で楽しむ本格手打ちソバ。

こね鉢は底の中央部が盛り上がりこねやすい。
のし板は伸ばしやすい大きめサイズ。

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2006年05月21日

おもてなしトレー


左のスペースに有り合せのお茶請けを載せてください。
不意のご来客には この一枚で充分です。
こんな道具なら お客様も気遣い無用のさり気ないおもてなしが出来ます。
亦 ウイスキーグラスであれば チョットしたおつまみを添えて下さい。
奥様のご主人への心遣いに 感謝 感謝。

色は根来(手前)と曙(奥)  何れも(長辺25cm)


<台所を我が物顔で走り回っているゴキブリ>

もうそろそろ 活動開始の時期ではないでしょうか。
このゴキブリに苦い思いをされている主婦の方も多いでしょう。
食後の後片付けの際ならなおさら。洗い終わったものを更にもう一度洗い直さねばなりません。
もしキッチンのシンクで見つけたら 食器洗いの洗剤を吹き付けてみてください。
 1分でコロリ。
洗剤の毒性で死ぬ訳ではなく ゴキブリに限らず昆虫は体の側面にある気門で呼吸しているため この気門が塞がれてしまうからなのです。
ゴキブリ(アブラムシ)は水ははねつけますが 油落しの洗剤は油への吸着性があるため体にピタリと張り付き 呼吸不全を起こしてしまうのです。  ナンマイダ~。

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大倉陶園


大倉陶園は創業以来一貫して美術的価値の高い磁器を作り続け 皇室ご用達を始め迎賓館食器揃など各方面よりご愛顧を賜っている我が国最高峰の食器メーカーです。
製品は「セーブルのブルー、オークラのホワイト」という言葉で賞賛されておりますように 色の白さ、磁器質の硬さ、肌の滑らかさは他の追随を許さぬ洋食器です。

<焙煎(ロースト)について>

 コーヒーの生豆は焙煎することによって初めて飲用の材料となります。
 豆の種類や性格によって煎り方も異なり 概ね浅い順にライト、シティー、フレンチの三種類がありますが モカのような豆は浅煎りで酸味を残し ジャワのような品種は深煎りで苦味が強く現れます。
 この焙煎によってコーヒーの味と香りが決まりますので 焙煎は熟練した方の仕事といえるでしょう。

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2006年05月19日

サワー漬


今年も年半ばの六月となります。
時候は梅雨入りし ジメジメ蒸し暑い日があったかと思うと 梅雨寒の肌寒い日があったり 誠に一年通して一番凌ぎにくい月かも知れません。
利休居士の言葉に もてなしの心得として「夏はいかにも涼しきように」という言葉がありますが この当たり前のことを当たり前に 理解は出来てもキチンと実践する事は難しいものです。
今のような冷房機器のない時代では 庭、室、料理と全てに涼一味の心遣いがありました。
この夏は古人の心遣いに思いを馳せ 暑気払いの料理にいろいろチャレンジしてみましょう。

<サワー漬け>

冷蔵庫の残り野菜なら何でも「サワー漬け」にしてみましょう。

オードブル、薬味、おつまみ、箸休め とこの時期人気の漬物です。

* セラーメイト(密封瓶)・・・・・ 0.5L~5.0L

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2006年05月13日

楊枝入


以前 小田原の木工品「オルゴール」をご紹介しましたが この楊枝入れも小田原の木工品です。
傘のハンドルを引きますと 左のように楊枝が出てきます。
経済産業省指定の小田原木工品ですが 実用食器生産の多い中 このような遊び心のある
卓上小物も手掛けています。
 卓上小物で楽しい食卓を演出しましょう。

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2006年05月12日

蓋付丼


ご存知 牛丼チェーン「吉野家」さんを連想されましたか。
または 食事のために好きなチェスの時間を割かれたくない サンドイッチ伯爵を連想された方がいらっしゃるかも。
丼とサンドイッチは同じ発想じゃないかと思いますが この器を考案された日本人は「大変 偉い」と褒められて良いのではないでしょうか。
テン丼 カツ丼 ウナ丼 オヤコ丼 テッカ丼・・・・・
でもサンドイッチは兎も角 日本のスローフードの代表であるお米は何を乗せても美味しく お新香を添えれば一つの器でもう立派な会席料理です。
ところでBSE問題 いつまで経っても未解決 ウンザリしてきましたね。 

* 錦牡丹丸蓋丼   ¥2.100-

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冠水瓶


お電話での問い合わせの多い物の一つに 写真の「冠水瓶」があります。
電話の向うでは99%「水差し」と表現され 正式名称の冠水瓶と言われることは先ずありません。
写真を見ていただければ どの様に使われるものなのかお分かりいただけると思いますが
家庭で使う事のない器ですから止むを得ない事だと思います。
(講演会などの際演壇に置かれ 弁士が喉を潤す水を張った器 蓋がコップとなります)
切子の冠水瓶は 冠コップのみの別売りも致しておりますが 破損された冠コップの応急措置としては ウイスキーのロックグラスが使えます。

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2006年05月02日

鰹のタタキ


五月 薫風という言葉が本当に良く似合う季節がやって参りました。
入梅までの僅かな期間ですが 空には鯉が泳ぎ 茶事ではこの月から炉が風炉に変わり夏の装いとなって参ります。
また 松に始まり梅,桃,桜と続いた花も 五月は差し詰め菖蒲でしょうか。
最後に食材ですが これは何と言っても「かつを」 何方もご異存ないところでしょう。

 鎌倉を 生きて出でけん 初鰹 

魚には夫々に見合った調理や味わい方がありますが この魚はこれが一番。
皮をサッとあぶって たっぷりのツマ野菜や薬味で生臭みを消して食べる「タタキ」ではないでしょうか。

* アイボリー万暦正角盛皿(有田焼 辺28.5cm)  ¥3.625-

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2006年05月01日

お漬物


「ごちそうさま」の前には サッパリしたお漬物で締めくくりたいと思うのは 私ばかりではないでしょう。
特に浅漬け(即席漬け)のさわやかさとシャキッとした歯応えの良さは ほんの一口と思っていても何度も箸が伸びてしまいます。
煮たり焼いたりと調理することの無い浅漬けは 生野菜の豊富な食物繊維とビタミンがそのまま残っていますので 美容と健康に大変効果的な食品と言えるのではないでしょうか。

* 簡単浅漬けキャニスター   ¥3.150-

<全国漬物地図>

・ 松前漬け      (北海道) するめ、昆布
・ はたはた漬け    (秋田)  はたはたの熟寿司(なれずし)
・ やたら漬け     (山形)  やたらな野菜を刻んだ味噌漬け
・ 三五八(さごはち)漬け(福島)  茄子、胡瓜
・ はりはり漬け    (新潟)  切り干し大根、昆布、唐辛子 
・ べったら漬け    (東京)  大根
・ 福神漬け      ( 〃 )  蓮根、胡瓜、人参、茄子、沢庵
・ 卯の花漬け     (千葉)  たけのこ or まいわし
・ 野沢菜漬け     (長野)  野沢菜
・ わさび漬け     (静岡)  大根、人参
・ 守口漬け      (愛知)  守口大根
・ 志ば漬け      (京都)  小茄子、茗荷、胡瓜、生姜
・ 千枚漬け      ( 〃 )  白かぶら、赤かぶら
・ 船場漬け      (大阪)  大根、鯖
・ さくら漬け     (滋賀)  日野菜
・ 奈良漬け      (奈良)  胡瓜、ピーマン、大根、セロリ、人参、瓜
・ ずいき酢漬け    (岡山)  赤ずいき
・ はがため漬け    (長崎)  干し大根、干し柿、梅干、梅漬けの赤じそ

以上ほんの一部でしょうがこのように全国各地にあり 中にはその土地の名物となっている漬物もあります。
また キムチやピクルスのように 保存食としての漬物は世界中にありますが 全国ブランドの沢庵、花ラッキョウ、梅干は各ご家庭で一寸手間をかけておつくり下さい。

投稿者 Sugino : 11:37 | コメント (0) | トラックバック

鮎 皿


いよいよ鮎釣りも解禁されようとしていますが この時期を待ちわびた太公望も沢山みえる事でしょう。
食い意地ばかりで釣りの醍醐味を知らない私でさえ この塩焼きを通して初夏を感じます。

 鮎は全身をヒレのようにくねらせて川を遡ります。
その美しい躍動感のある姿を食卓に姿焼で盛り付けようとしますと 串を打って塩焼きしなければなりません。
プロではないのですから 上手く打てなければそのまま焼いた方が良いようです。
グチャグチャいじくり回して 折角の鮮度を落としてしまうかもしれませんので。
焼き上がれば 早速熱いうちにたで酢をつけて食べたいですね。

<鮎の食べ方>

さて 切り身は兎も角 鮎に限らず魚の食べ方は 上手な人と苦手な人の差が結構はっきりしています。
一尾ものは まず左手で頭を押さえて背ビレを取ります。これは鮎も同じ。
焼魚はここで中骨の下に箸を入れて 骨を中心に背と腹を分けるようにして食べると上手くいきます。
鮎の場合はその前に 頭をつまんで背を起し 箸で背から尾までまんべんに押しますと骨離れが良くなります。
そして頭を取る時 一緒に中骨を抜くと無駄なく上手く食べられます。
食べ散らかしは格好良くありません。
骨などは 皿の隅にまとめておく習慣をつけたいものです。

投稿者 Sugino : 11:30 | コメント (0) | トラックバック

2006年04月30日

自助食器


体の不自由な方でも 食事をより楽しめるよう使い易さを追求した食器です。
「すくい上げて口に運ぶ」という食事の基本的な動作を 出来る限り無理なく行えるよう工夫し サイズも豊富にご用意しました。
 
 ・ お皿の底部に角が無くスプーンが滑らかにすべります。
 ・ お皿の片方の縁が スプーンですくう時食べ物が外へ逃げないよう内側へ角度が付けられ 最後まできれいに食べられます。
 ・ お皿(マグ)の裏にシリコンゴムが取り付けられ お盆が少々傾いても滑らず 亦手で支えなくても片手でスプーンが扱えます。
 ・ マグカップの取っ手は指が4本入り しっかりと握ることが出来ます

写真は左がメラミン樹脂製、右が陶器製

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2006年04月07日

アイリッシュ・コーヒー


ウィンナー・コーヒー、カフェ・オ・レ、エスプレッソにカフェ・ロワイヤルなどなど コーヒーの飲み方に決まりなどありませんが アイリッシュ・コーヒーというのをご存知でしょうか。
名前の通りアイルランド風というコーヒーですが コーヒー、クリーム、アイリッシュ・ウィスキー それに黒砂糖を夫々4等分入れるそうです。
聞いただけでも 口の中がべたべたしそうなコーヒーじゃありませんか。
可也 濃厚な味が想像できそうですが 如何にも北国らしく気候風土によって同じコーヒーでも「所変われば」ですね。
スコットランドでも 普通のコーヒーには砂糖はザラメ糖を使っているそうです。

投稿者 Sugino : 14:28 | コメント (0) | トラックバック

珍 味


個人差はありますが 一般的に日本の三大珍味と言われれば 越前の生殖巣を塩漬けにしたウニ(雲丹) 肥前のナマコの腸もしくはその塩漬けを指すコノワタ 備前のボラの卵巣を塩漬け,乾燥したカラスミという事になっているようです。
これらは以前記事にしました「豆皿いろいろ」に盛って戴けばいいのですが 広い世界の三大珍味は ロシアのチョウザメの卵を塩漬けにしたキャビア フランスやイタリアが特産の西洋松露という茸であるトリュフ 3番目はフランスのフォアグラ(ガチョウの肝臓)というのが定説のようです。
キャビアのように日本で養殖に成功した例もありますが 何れも簡単には口に出来ない高価なものばかりですね。
それより何方のふる里にも マイナーであっても隠れた珍味がある筈です。
一寸洋風のものであれば 写真のプチカップをご利用下さい。
殆どの珍味は味は良くても色が地味目 器によって色を添えて下さい。

投稿者 Sugino : 09:51 | コメント (0) | トラックバック

2006年04月06日

BACCARAT


硝子の起源は古く エジプト,メソポタミアの古代文明の時代まで遡るといわれています。
後にローマ帝国,サラセンを経て ベネチア,ボヘミアとヨーロッパを中心に硝子製造技術が発展して参ります。(今でもその名残を留めています)
更にその後 そのヨーロッパでアールヌーボー運動の勃興に伴い ベルギーのバルサン・ランベール、フランスのサンルイ、ラリックといったメーカーの製品が次々と日本に紹介されるに至り 中でもフランスのバカラは ジョニ黒がスコッチウィスキーの銘柄として定着していくように クリスタルガラスの代名詞として人口に膾炙されるようになって参ります。
こうして 現代に繊細なデザインとゴージャスなカットが受け継がれ 透明な煌く光のシンフォニーを奏でているのです。

* BACCARAT ローハン オールドファッションドグラス   1個  ¥16.800-

投稿者 Sugino : 16:03 | コメント (0) | トラックバック

あさり汁


私達の子供のころは 未だ近場の干潟が健在でした。
連休の頃になると 何処の干潟も潮干狩りの家族連れで大変な賑わいでしたが 今は海岸線が埋め立てられその面影は全くありません。
山から下ってきた川の水は多くの有機物を含み 貝は夏の産卵期に備えて飲み込んでは吐き出しを繰り返し 今が旨み成分の最も多い旬の時期でもあります。
こうした干潟は同時に野鳥の宝庫でもあるのですが 自然保護と開発は何とか両立出来ないものかと余計な事を考えてしまいました。

書いている間に「あさり汁」が飲みたくなってきました。 「いただきます」

* 欅 梅松葉 夫婦汁椀揃(山中塗)   ¥5.250-

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2006年04月05日

大 鉢


盛栄えのする大皿や大鉢は おもてなしやパーティーには欠かせないものですが この大鉢は直径36cmとチョット大きい鉢です。
そこで提案ですが 花を生けるコンポート(水盤)として生かすか あるいはこの鉢なら数本のボトルが入りますので 氷を張ってボトルクーラーとして使ってみては如何でしょうか。
大きさの割りに軽く出来ていますので 扱い易く持ち運びも手軽に行えます。
大鉢盛の効果は 盛り付け次第で何でもない惣菜が大変なご馳走に変身すると同時に 取り分けるという食べ方が会話を生み華やいだ食卓にしてくれます。
この種の食器は幾つも必要なものではありませんが 磁器物を買われたら次は土物 染付であれば赤絵といったふうに 趣の違った対照的なものを2種類選ばれれば 四季を通して或いは慶弔何れにも対応出来るのではないでしょうか。

因みに糸底(器底の基石となる部分)の高いものは高台鉢,渕の切り立っているものは鉦鉢(どらばち),渕が段付きのものは兜鉢と呼んでいます。

投稿者 Sugino : 16:08 | コメント (0) | トラックバック

讃岐弁当箱


一年通して最も気持ちのいい季節 と同時に行楽のシーズンを迎えようとしています。。
気持ちのいい季節ですから 行楽は屋外の自然がよろしいのではないでしょうか。
それも弁当持参に限ります。折角せせこましい所から開放されて行くのですから 食事にわざわざ亦せせこましいところに入らなくても良いと思うのです。
主婦は出発前慌しく忙しいかも知れませんが そこはそれ皆で手分けして弁当作りに参加すればお昼の弁当の味は また格別なものとなるでしょう。
自分も手を加えた弁当を自然の中で食べる めったに無い経験ですからね。
 美味しさ、請合いますよ。
それも出来れば写真の弁当箱に詰めて欲しいですね。

* 四国彫小判二段弁当(内朱)    ¥12.600-

無垢の栃材をくり抜き生漆を摺り込みそして磨き と何度も繰り返して仕上げた塗りは最強です。その上木地は最低2年天日乾燥させ 水分検査をした上で木地成形されていますので何時までも歪がくる事はありません。
しかしどんなに優れた漆器でも 食器洗浄機や電子レンジ,食器乾燥機にかけますとすぐダメになります。ご面倒でも手洗い,手拭きを守ってください。 (漆器の禁じ手)

投稿者 Sugino : 10:48 | コメント (0) | トラックバック

宝 瓶


横手の急須やツル付の土瓶と違って 本体に直接手を掛けて茶を供する注器です。
ですから それ程大きなものは無く 湯加減が直に手で感じられるところから 煎茶や玉露用としてつくられてきました。
(手の付いた急須と違って 左利きの方でも無理なく使えます)

<商品のご紹介>

* 常滑焼 相羽久仁晃作 綴目宝瓶    ¥8.400-
* 萩 焼 渋谷泥詩 作 白釉宝瓶    ¥6.300-

美味しいお茶は 茶葉と淹れ方 そして茶器の三拍子が揃って叶います。

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2006年03月15日

シリーズ:藍流し


ダイナミックな躍動感溢れる図柄は 捻りを効かせたフォルムに良くマッチしています。
活きのいい食材なら この器によって更に生かされるでしょう。

<シリーズ・藍流し(美濃焼)>

* 八角大皿(径26cm)    ¥2.100-
* 八角取皿(径20cm)    ¥1.260-
* 四ッ足向付(長辺18cm)  ¥1.680-
*  〃 小鉢(〃 13cm)  ¥1.155-

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2006年03月13日

冬柴文廣


長崎に生まれ 金沢で学び そして四日市で陶芸家として花開いた冬柴文廣氏。
古万古からの伝統として赤絵万古がありますが その技法を素地土の素材感を生かしながら構図を図り 更に釉描彩という技法で 立体的に鈴鹿の野の花をモチーフに映し出した作品が氏の代表作です。
こうした技法の作品が多い中 写真のような燻花入も数多くつくられているのですが さり気ない形状と素朴な色調に氏の持ち味の一面が感じ取れます。

*燻耳付花入(H26㎝)

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2006年03月12日

チェロ・オルゴール


ご存知フランスの作曲家 サン=サーンスの白鳥「動物の謝肉祭」。
チェロとピアノの掛け合いがゆったりと流れ 赤ちゃんを寝かしつけるには打って付けの曲ですね。
写真は小田原の木工品 チェロのオルゴール。
曲の流れと伴に弦が動きます。
曲は白鳥ではございません。
今年はモーツアルトがチョットしたブーム。
そのモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」です。
木特有の柔らかい音色です。
貴方のインテリアグッズに是非加えてください。

 ¥ 15,750-

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2006年03月05日

お食い初め


生後120日目に 赤ちゃんが一生食べるものに不自由しないようにとの願いを込めて 初めてお乳以外のものを食べさせる行事を「お食い初め」或いは「お箸初め」と言います。
しきたりでは祝い膳(写真)を用意して 家族の長老などが介添え役(養い親)となって 赤ちゃんに食べさせる真似をします。
メニューはお赤飯に尾頭付の焼き魚それに吸い物と決まっていましたが 今では実際に食べられる果汁やプリンのようなものをお膳に付ける方が多いようです。

* 九谷焼 喰い初め揃(男女とも)    ¥5.250-
* 山中塗   〃  (  〃 )    ¥5.250-

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2006年03月04日

薬草土瓶


漢方薬は東洋古来の薬用物として根強い人気が有り 亦その効用も見直されています。
薬草を煎じるには その成分を充分抽出するためにじっくりと煮込む必要があり そのためには 冷めにくい保温力のある陶器製の土瓶をご使用いただくのが一番です。
写真は300度の温度に耐える超耐熱の煎治土瓶です。麦茶やウーロン茶の煮出しにもどうぞお使い下さい。
熱による破損のご心配はご無用ですが陶器です 落とせば割れますので同様の扱いを。

* 1000㏄  ¥2.625-
* 1500㏄  ¥3.150-
* 2000㏄  ¥3.675-

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2006年02月10日

ラジウムボトル


(信楽焼)
ラジウム鉱石のアルファー線によるマイナスイオン効果で、普通の水道水が確実に美味しくなる
ラジウムボトル (径8cm×高25cm、800cc)
特別価格 ¥2310-

<百聞は一味にしかず>
満タンにして待つ事 24時間・・・どなたでも味の違いが解ります。
水道のカルキ臭は2時間で抜け 冷蔵庫のドアポケットに収納できます。

<関連商品>
* 何れもラジウム鉱石を使った花生   ¥3.150-

   格段に水の持ちが良くなります

* イオンカップ(ラジウム鉱石が含まれています)  何れも¥1.470-

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山本容子:器の世界


版画家としてはもとより エッセイや絵本を出されたり アクセサリー作家,舞台美術など幅広い活動を展開されている山本容子さん。
写真は普段から口ずさんでいる音楽を絵にした「絵譜絵」の世界を器に表現した「エンジェルズ・アイ」。
写真の右側は左と同じカップ,ソーサーの裏面ですが 見えない外側の絵が隠し味となって 楽しげな音楽が聞こえてきそうな絵物語を紡いでいます。
亦 ご自身もオフィスで お客様の接待用にこの器をご使用されています。

<商品のご紹介>

* CON・BURIO ペアーコーヒーセット (BONE CHINA)   ¥6.825-

                        PRODUCED BY NIKKO

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2006年02月09日

カレー&パスタ


本来のカレーの風味を損なうことなく 辛味を和らげるには好みもあるでしょうが先ずはミルクがおすすめです。
味見をしながら 少しづつ加えていってください。
他 卸しリンゴかジャムのような甘酸っぱいものもいいようです
試してみてください。

<カレースプーンとパスタフォーク>

写真をクリックして拡大写真(フォークとスプーンの形状)をご覧下さい 

* 右: カレースプーン
       バランスのとれた曲がりがポイントです(不良成形ではありません)
       ピラフやスープ ドリアにもどうぞ
* 左: パスタフォーク
       歯先の工夫で簡単に絡めることができます
       サラダやグラタンにもどうぞ

5本づつのセットで ¥3.675-

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端午の節句


空には鯉が泳ぐさわやかな季節がやって参りました。
シキタリでは 男子の初誕生には餅をついて祝っていましたが(誕生餅) 今ではバースデーケーキに 一本のロウソクを立てて祝い膳も形式にとらわれないで子供の好物を用意されているようです。
また 端午の節句でもチマキや柏餅に巻き寿司が定番となっていましたが これも余り拘りなく行われているようです。 
唯 街中では無理ですが今でも鯉幟が立つ田園風景はよく見かけますし 武者人形や出世兜を床飾りとする習慣は残っているのではないでしょうか。
男児の成長と出世を願う 親の気持ちは今も変わりません。

陶製五月人形 いろいろ入荷しました。
どれも小さな飾り物ですので場所を選びません。亦 祝いのお印に節句内祝としてご利用されてはいかがですか。

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2006年01月10日

豆皿いろいろ


普段 豆皿といえば刺身のショウユ入れか 梅干などのお新香皿としてしか利用されていないようですが これはお酒好きの方にとっては 珍味などのおつまみ用にまたとない器となります。
少しづつでも沢山の種類の肴が欲しい方にはうってつけの器ですが 器自体も揃えない方が楽しく 食卓の遊び心が満たされます。
盛り付けは自由に食器もバラバラにセットしても構いませんが 料亭での先付のように大皿一枚に豆皿を載せて まとめ盛をされても良いのではないでしょうか。
その際 余り窮屈に載せないほうが見た目もきれいで美味しそうに見えます。
(料理と余白の比率は5:5を目安にしてください)
また 豆皿はお茶漬けやソバの薬味皿としてもご利用いただけます。

投稿者 Sugino : 15:55 | コメント (0) | トラックバック

ティーカップ


紅茶は何と言っても 色と香りと温度が大切です。
色と香りを愛でるには 薄手の磁器かボーンチャイナ製で 口が広く内面の白いカップがお勧めです。
このようなティーカップは 時としてデザートカップやスープカップとしてもご利用戴けますので とても便利です。
話に夢中になって テーブルの上で忘れられ 冷たくなった紅茶を思い出す方がみえるかも。


<NARUMI BONECHINA CUPPLETEASET>

* CALESS(GREEN)    ¥7,350-
* FELICITA(BLUE)    ¥7,350-

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子 狸


終戦直後のスギノトーキには 一間を越す大狸が居て店番をしていました。
どこかに買われていったのか今は居ませんが(子供によくみかんの皮などぶつけられて いじめられてました) 現在は代わりに2尺程のお客様の傘を預かる狸が店先に居ます。
信楽の町を歩けば あれやこれやの狸がゴロゴロいます。
信楽の可塑性のある陶土は「コシ」の強さに特長を持ち この様な大物づくりには最も適した土といわれています。
また この土は焼き締めると「火色」(緋色・雄狸の顔の色)と呼ばれる発色を見せ その柔らかく暖かな味わいが魅力となっています。

(信楽狸八相縁喜)

1「笠」  思わざるは 悪事災難 避けるため 用心常に 身を守る笠
2「目」  何事も 前後左右に 気を配り 正しく見つむる 事を忘れめ
3「顔」  世は広く 互いに愛想 良く暮らし 道を以って 勤め励まん
4「徳利」 恵まれし 飲食のみに 事足りて 徳は秘かに 我につけん
5「通い」 世渡りは 先ず信用が 第一ぞ 活動常に 四通八達
6「腹」  物事は 常に落ち着き さりながら 決断力の 大胆をもて
7「金袋」 金銭の 宝は自由 自在なる 運用をなせ 運用をなせ
8「尾」  何事も 終わりは大きく しっかりと 身を立てるこそ 真の幸福

                   (石田豪澄 詠ず)

<商品のご紹介>

身長20cmの子狸(雄,雌いずれも)   ¥2.940-

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水コンロ


底に水を張るコンロです。
手順は鍋敷の上に水コンロ(2cm程水を張り,絶えず水を切らさないようご注意)を置き その上に炭を入れた五徳を乗せ(炭は5分ほどガスレンジなどで着火させ充分燃焼させてください 亦屋内で使われる場合は換気にご留意下さい) 金網を置いた上,鍋をセットしてください。
炭の火力と適度な水蒸気により 火力が増し燃焼時間も長くなり 食材をふっくらと焼き上げます。
上記のパーツは全てセットされていますが 他に写真手前の炭を掴むトングも入っています。
くれぐれも使用中のコンロは熱くなっていますので火傷にご注意下さい。
写真の丸型の他 角型そして一人用のミニ水コンロもございます。

* 伊勢織部流し水コンロ(径:30cm)  特別価格 ¥5.000-

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七福神




福徳の七神

恵比寿  : 右手に釣竿を持ち左手に釣り上げた鯛を抱えた姿をなす商家の神
大黒天  : 狩衣をまとい袋を担いで打出の小槌を持ち米俵を踏まえている
毘沙門天 : 憤怒の相で甲冑を着け左手に宝塔を捧げ右手に宝棒を持つ
弁財天  : 音楽,弁才,財福,智慧を司り琵琶を弾ずる女神
福禄寿  : 短身,長頭で髭多く杖を携え多くの鶴を従える
寿老人  : 長頭の老人 杖を携え団扇を持ち長寿を授ける神 
布 袋  : 福々しく肥大な体躯で腹を露出した布袋和尚

7人の神様を一堂にまとめた贅沢なお飾りで どれも愛嬌のある面構えのミニチュア版

各1個         ¥525-
セット(飾り棚付)   ¥4.200-

* 九谷焼 七福盃  ¥5.250‐

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撫松庵


女性がプロデュースする女性のための食器
本来「撫松庵」は着物のブランドですが 女性の持つきめ細やかな心遣いと優しい雰囲気を和食器で表現しました。
 テーマは桜です。

* 里桜 睦揃    ¥5.250-

一般的な飯茶碗は直径が12cm前後。
このめぐみ碗(平茶碗)は14.5cmあり やや大振り そして渕は羽反型をしています。
この反った部分へは普通盛り付けない決まりで その為お料理にも器にも余白の美しさが実感出来ます。
飯茶碗としてはもちろんですが 煮物やサラダ鉢としてもご利用下さい。
これも先にご紹介しました「撫松庵」の製品です。

* 何れも  ¥1.575-

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2006年01月07日

桧盛台


チョット高級なお寿司屋さんに入った気分で 紅節の味わいを盛り付けに生かしながら召し上がって下さい。

* 7寸(21×13.5㎝)   ¥2.205-
* 8寸(24×15㎝)    ¥3.360-
* 9寸(27×21㎝)    ¥4.200-

<木曽桧>

桧風呂があるように 耐水性に優れ腐食に強い木材でヒノキチオールという製油分が多く含まれています。
これは殺菌作用が働くと同時に芳香源でもあります。


鮨(鮨にすると旨い魚と書きます)ネタになる魚辺の漢字

  鮪 鯖 鰹 鯛 鯵 鮭 鱧 鯒 鰤 鰻 鰯 鰆 鮑 鱸 

全部読めましたか。

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香 炉


茶席においては 初入り,後入り,迎え付などの際 お香を焚きます。
茶席でなくても 予め玄関先や客間をお香でしつらえ お客様を迎えることもあるでしょう。
亦 最近ではいろんなお香が販売されていて ご自身のリラクゼーションに使う方も増えているようです。
インテリア置物としても さり気ない存在感のあるお気に入りの香炉を見つけてください。
陶器の他 銅器の香炉もございます。

<商品のご紹介>

* 朱山織部香炉(瀬戸焼 H12㎝)   ¥5.250-
* 南蛮金彩香炉(清水焼 H8㎝)   ¥6.825-

香りと灯りが同時に楽しめる茶香炉も扱っています。

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ローズボール


来客と伴に食事をする 或いはホームパーティーを開くといった場合 食卓を飾る花は欠かせないアクセントの一つです。
そんな時気をつけたい事は テーブル全体の色調やムードと調和する季節の花を選ぶということです。
いずれにしても 食卓には食器が並びますので中央に低く生けるか どうしても邪魔になるなら テーブル脇にワゴンなどを運び 大きな花瓶にどっさり盛り込むのも良いかも知れません。
亦 ここは食事をする場ですから 余り香りの強い花は避けるべきでしょう。
中央を選ぶならこれ センターピースとしての「ローズ・ボール」
場所を取らず低く生けられ たくさんの花でもまとめ易い花器です。

クリスタル製の他 陶器製もございます。

* 写真はカガミクリスタル製ローズボール(高20cm)   ¥8.400-

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2006年01月06日

南蛮ワインクーラー


径21㎝×高18㎝   ¥18.900-

ステンレスや銅といった金属製のものが主流の中で このワインクーラーならどっしりとした存在感があります。
とっておきのヴィンテージワインは 趣向を変えてこれで冷やして下さい。

ワイングラス

赤に白 それにロゼのスパークリングワインとありますが 一般に赤は室温で白は少し冷やして飲むため 赤のグラスが少し大きめ(250㏄前後)とされています。
しかしフランスに比べ圧倒的に白ワインの生産が多いドイツでは白のグラスの方が大きいというお国柄です。

<ワイングラスの持ち方>

足の付いたグラスをステムグラスと言います。
ワイングラスもその一つですが 出来るだけ首から遠くの足元近くを持ちます。
持ち方は台座を持つテイスティングスタイルの他 足首を持つペンシルホールドスタイル,ピストルホールドスタイル(チョット物騒なネーミング)とありますが 何れも 1 体温をグラスに伝えない 2 グラス部分を汚さない 3 置く時にテーブル面に指なり手首が近いため早く触れて静かに置ける 4 何より見た目が美しい という理由によります。
中にはブランデーグラスのように足の短いグラスもありますが これはブランデーは蒸留酒であって グラス部分を手で受けることにより 人の体温を琥珀の液体に伝え液体の香気を発散させるためです。

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2006年01月05日

陶 雛


陶雛 入荷しました。

コンパクトにつくられた陶雛は 飾り付けの場所を選びません。
玄関先で迎えられると 「日本に生まれて良かった」 とホッとした気分になりませんか。
実は 現在のような豪華絢爛な人形を飾るようになったのは 江戸中期以降のことで意外に新しく それまでは紙や土焼きのものでした。

節句内祝として使われる場合は 季節商品ですので2月10日までのご予約受注とさせて頂きます。

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2005年12月29日

上田さかえ(千椿庵)


落ちざまに 水こぼしけり 花椿   (芭蕉)

かって 椿は咲き誇った姿で根元にボトッと落ちる異様な美しさを持っていて 武士はそれ故忌み嫌った花でした。
しかし茶花として使われることも多い椿(山茶)は 俳句の世界では「落椿」の季語があるほど親しまれ 多くの句が詠まれています。
スギノトーキのお客様の中にも 使う食器は全て椿柄という熱烈な椿ファンがいらっしゃいますが 千椿庵の上田さかえさんも 赤い椿に魅せられた陶芸家のおひとりです。
この優しい筆遣いの食器達は 四季を通して雪に包まれた白山麓の陶房より届いたメッセージです。

<商品のご紹介>

* 湯 呑   (1客) ¥ 4,200-
* 4号鍔皿 (5客) ¥ 8,400-
* 4号小鉢 (5客) ¥15,750-

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2005年12月28日

家紋陶額


家紋の由来は 古来文武の重臣が勅許または神文を賜り 家の紋所とされたのが始まりと言われています。
今では五千種を数えるに至っているそうですが 後世に残すには変質しない陶額としておくのが最適です。
有田焼特有の呉須濃(ゴスダミ)に白抜きの家紋は 上品に冴え冴えて印象深く仕上がっています。

 納期は受注後一ヶ月ほどかかりますのでご了承下さい。

* 大 額サイズ(46×46cm)、陶板サイズ(28×28cm)  ¥39.900-
* 小   〃   (42×42cm)、    〃   (19×19cm)  ¥31,500-

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円菓子碗


冬の京都を代表する料理に「甘鯛のかぶら蒸し」があります。
具は冬が旬の甘鯛 それに海老,生椎茸,人参,ユリ根,銀杏などで 摺り卸したかぶに卵白を加えたものを被せて蒸し上げ その上にくずあんをかけて三つ葉を添え ワサビを天盛りした料理です。
今年の冬は雪も寒さも記録的。
この冬 彩りも鮮やかなこの料理 アツアツのうちにどうぞお召し上がりください。
 盛り付けは 写真の円菓子碗。

料理も器もおすすめの一品です。

* 櫻洛紋円菓子碗揃(径12.5cm 5客)  ¥12.600-

  <かぶら蒸しに向く食材>
    鯛、ヒラメ、金目、ムツなど白身の魚

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招き猫


庶民の縁起物「招き猫」は家庭の玄関や商店の店頭に置くことにより 開運招福,千客万来,商売繁盛をもたらすとされています。
白猫は福を招き 黒猫は病を防ぐものとされ 亦左手を挙げた猫は人招き 右手は金招きといわれています。

 ご縁頂戴致しますれば 貴家の尚一層の家運隆盛,商売繁盛が約束されましょう。
 餌は無くとも 忠実に職務を果たします。

* 5号(高15㎝)¥1.050- ~ 13号(42㎝) ¥10.500-
   敷物としての座布団は別売

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頭寒足熱その1


これをご存知の方は団塊以前の世代の方かと。
今ほど暖房設備の整っていなかった時代 お湯を入れタオルで包んで布団の中に入ってましたね。
今でもつくっているんです。隠れたファンがいるらしいんですね。

  くれぐれも 火傷にご注意を!

<湯たんぽ>  ¥2.625-

投稿者 Sugino : 15:31 | コメント (0) | トラックバック

頭寒足熱その2


足熱頭寒となってしまいましたが これも過っては夏の風物詩でありました。
やはり手拭いやタオルを巻く方もいらっしゃいますが この固さ、冷たさが忘れられないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
 「福寿」の文字がうれしいですね。

<陶 枕>  ¥4.200-

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摺り鉢


白あえやつくね とろろといった和風料理の他 テリーヌやパテのような洋風料理にも摺り鉢と当り棒は欠かせません。
小人数でもやや大き目(8寸程度)のものが 安定していておすすめです。
当り棒は摺り鉢の中で円を描くようにして使うので 摺り鉢の直径より5割程度長めのもので 材質が固く形は不細工でもイボイボのある山椒の木が滑らず使い易いでしょう。
後始末は亀の子タワシにクレンザーを付け 目に沿って溝から掻き出し水洗いしてください。

<摺り鉢・常滑焼>

5号(径16cm)~12号(径37cm)常備在庫有ります
価格は ¥420- より ¥4.725-

<当り棒・山椒>

大(34cm)¥4.200-
中(24cm)¥1.953-
小(17cm) ¥756- 

* 乳鉢も取り扱っています

<当り鉢由来>

摺り鉢のことを別名当り鉢とも言いますが これは「すり,する」という言葉を忌み嫌った商家から出た言葉で 当り箱といえば「硯箱」を指したり 髭を剃ることを髭をあたるというのもこのためです。
ここでも摺り棒のことを当り棒と表記しています。

投稿者 Sugino : 14:55 | コメント (0) | トラックバック

卓上小鍋仕立て


<卓上小鍋仕立て>

こんな卓上コンロと小鍋があれば 居ながらにして宿に泊まった気分が味わえます。
 煮上がりを目の前で待つ気分も悪くないですよ。

飲兵衛の貴方でしたら 薄味のスキ焼にもう一杯というところでしょうか。

* 飛騨コンロ(5号)     ¥2.835-
* アルミふる里鍋(5号)   ¥924-(特別価格)
* アルミ卓上コンロ(木台付) ¥1.764-(特別価格)

飛騨コンロは固形燃料を使用し 火皿に入れて敷板を敷いてください

<七厘由来>

コンロのことを七厘とも呼びますが これは7厘程の炭を買えば煮炊きが出来たところから付けられた名前が今も残っているのです。

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2005年12月27日

茶碗蒸し


<巣が入った茶碗蒸し>

強火で蒸し過ぎると茶碗蒸しに巣が入ります。
固まった卵は元には戻らずリカバリーできませんので あん掛けしてカムフラージュするしかありません。
これは中火で20分と調理時間が長いため 消し忘れてしまう事が原因のようです。
それならば 強火で6~7分蒸して火を止め 後 同程度蒸らしては如何でしょう。
火加減の時間は半分以下となり消し忘れることも無く この蒸らしによって中まで固まります。
卵汁は泡立てないよう漉し器にくぐらせ 立った泡は箸などでつついて消してしまえば ツルンと滑らかなお肌の茶碗蒸しとなります。

* 写真の蒸し碗いずれも5客で   ¥5.250-

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2005年12月13日

新商品キーポ丼

<キーポ丼>

ネーミングはKeep&Powerの合成語
有田の製陶技術を駆使して中空構造を完成させました
中空構造により中に空気の層が出来て 器の保温,保冷効果が増加し
しかもその効果は持続します
更に糸底内部は 糸尻の切り口に向かって傾斜がつけられ 
自然に排水される工夫がなされています

特別価格

 1個  ¥2,200~¥3,500 (8種類、いずれも径18cm)

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2005年12月12日

ふくろう


* 瀬戸焼 織部ふくろう花入(高10cm)        ¥5.250‐
* 有田焼 ふくろう花香(花入と香立、高5.5cm)   ¥3.675‐
* 黒檀調 四蕾花台(尺)                ¥10.500‐

 「ハリーポッター」見ましたね。
やはり ふくろうが登場していました。
欧米では「学問と知性を掌る鳥」とか「先見の明をもつ賢鳥」と言われています。
日本でも「不苦労」「福籠」「福老」等の縁起のいい文字が当てられ、
魔除け,招福のシンボルとなっています。
 事実ふくろうは視力が人間の100倍、聴力3倍、首の回転270度と非常に身体能力の高い鳥です。
森の象徴的生物ですので 町中へやって来ることはありません。
ですから「ふくろうアート」をインテリアとしてお勧めします。

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2005年12月11日

津軽ビードロ


北の風土が育んだ響き合う豊かな色彩 愛らしいユニークなフォルム
個性豊かな工芸職人達の手造り作品を味わって下さい

どちらも(H19cm)  ¥10.500-

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2005年11月21日

長左窯の盃


* 鳳凰 平盃(径7㎝、1客)               ¥12.600‐
* 祥瑞手 平盃(径7㎝、1客)             ¥12.600‐

九谷には上絵の伝統文様に 古九谷 吉田屋 飯田屋 木米 永楽 庄三などがあり これが主流ではありますが この長左窯の作品は殆ど染付のものです
染付には 色絵のような煌びやかな豪華さはありませんが 飽きない清楚な美しさがあり 亦手描きによる人肌の温かさが感じられます
器としては お料理や他の食器とのコーディネイトがし易く 装飾品としてもしっとり落ち着いた雰囲気があります

<染付>
 コバルトを主原料とした絵具を用いて下絵付けをし その上に透明な釉薬を掛けて焼成したもの

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2005年11月19日

宮内庁御用達−長左窯のご紹介


<九谷 山本長左 作陶歴>

* 平成2年 6月 天皇,皇后両陛下の御紋入器を製作
* 平成2年10月 即位の礼「饗宴の儀」にてご使用の食器を製作
* 平成3年 1月 立太式にてご使用の御紋入器を製作
* 平成3年 4月 宮内庁「饗宴の儀」の和食器11品目製作納入
* 平成4年 2月 秋篠宮家 眞子様 内祝菓子器を製作
* 平成5年 5月 皇太子様,雅子様御成婚「饗宴の儀」オードブル皿製作
* 平成5年11月 雅子様 御紋入器を製作
* 平成7年 6月 秋篠宮家 佳子様 内祝菓子器を製作 

    <商品のご紹介>

* 割取果実紋 6.0六角皿揃(径19cm、5客)     ¥21.000‐
*    〃    晩酌揃(250cc徳利 1、盃 2)  ¥15.750‐
*    〃    組湯呑                  ¥15.750‐
* 青華牡丹唐草紋 小鉢揃(径12cm、五客)    ¥42.000‐

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秋田の樺細工


<桜皮細工茶筒>
江戸時代,下級武士の副業として広まったといわれる樺細工ですが 明治に入り禄を失った武士が本格的に取り組むようになった事で 今日の原型となる作品が出来て参りました。 
防湿、防乾性に優れた「呼吸する」茶筒です。 (内側も樺張り)
乾拭きすることで 使い込むほど深みのある艶が出ます。

数年前 この茶筒を求めに来られたお客様
更に10年程前に私共で同じものを買われて現在もご使用中との事
もう扱っていないかも と思われ現物をお持ちになられました
そこで当店のサンプルと比較しましたところ
使用前と使用後の差が誰の目にもハッキリしていました
サンプルを取り替えて戴きたい程の見事なツヤで 大切にお使い戴いている様子がその茶筒から伺えました

<樺行灯>
程よい厚さ(0.3mm)に削られ丁寧(1年)に乾燥させた桜皮を透かしたあかりは、まさに「森の灯」といえます


<丸行灯>
*大(高25cm)  ¥10.500‐
*小(高20cm)  ¥ 5.250‐

<総桜皮>
* 茶筒(150g、茶箕付)   ¥7.350‐
* 4寸茶托(5枚)       ¥5.250‐
* 4.5寸銘々皿(5枚)    ¥5.250‐

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2005年11月12日

からくさ美術館の世界


(有田焼)
ご存知中島誠之助の監修による名品の復刻版
* 八寸皿 1P.  ¥2.625-
* ピルスナ- 5P.  ¥3.990-
* 多用碗(コースター付)5P.  ¥5.250-

<中島誠之助 談>  古伊万里を選ぶ基準、それは『使えるもの」であると同時に「飾って楽しめるもの」です。
 伝統工芸として、また暮らしの器として今なお受け継がれているリプロダクション。
 人々の生活空間に生きている古伊万里様式の器たち。
 いつの時代にもアートの遺伝子として受け継がれて行くのかも知れません。

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四国彫飯器


栃材に生漆を丹念に摺り込んだ伝統工芸の逸品です。
木の持つ吸水性でご飯がベタつきません。
* 1人用(径15㎝) ¥ 9.450
* 2人用(〃18㎝) ¥11.550
* 3人用(〃21㎝) ¥17.850
* 4人用(〃24㎝) ¥24.150
* 5人用(〃27㎝) ¥28.350

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紫泥鶴彫花瓶


紫泥鶴彫夏目9号花瓶
万古焼伝統工芸士 水谷善美 作 
桐箱入り ¥42.000-

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ご寺院様接待用品


 <4点セット>
蓋付汲出(有田焼)         ¥3.675
渕金献茶台(木質、越前塗)    ¥2.625
溜 椿 皿(木質、越前塗)     ¥1.050
尺1総黒切手盆(木質、海南塗) ¥4.200

<汲出>

元来は茶事の際 席入りに先立ち寄付で連客に白湯を入れて勧めた茶碗を指すのですが この業界では蓋の付いた番茶碗サイズの湯呑の事をいいます。
勝手から半東の者が連客の数だけ盆に載せて出したり 席中の瓶掛に鉄瓶などで湯を沸かしておき お詰が勧める場合もあります。 

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紅紫浜茄子紋様花瓶


新宮様「愛子様」のご誕生は 誰もが待ち望んでいた朗報です。 冠を戴くような上部には格調高い紫色を襲ね 磨き上げた胴部には雅子様のお印である浜茄子の花を優麗に刻んだ HOYAが持てる技術の粋を集めた逸品です。
<参考上代>
¥157.500‐

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越前塗松花堂弁当 


8.5寸(中子付)ABS樹脂製
特別価格 ¥998-

元々は農家の種子入れだった器を 石清水八幡宮の社僧である松花堂昭乗が小物入れにしたところから この名が由来したと言われています
更にこれを料理の器として工夫され もてなしの心を大切に今に伝えたのは 老舗料亭の「吉兆」さんだそうです
本来田の字の正方形ですが お料理にアクセントが付けられるよう 中子の仕切りに変化をもたせてあります 亦取り外せますので後の洗浄が容易です

他のサイズも有ります

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パンチボールセット


SASAKIクリスタル製(ハンドメイド)

台座付パンチボール(径30cm)~1個
パンチカップ(径9cm)~8個、
パンチレードル~1個

セット価格 ¥31.500-

パンチジュースパーティー,サングリアパーティーを開きませんか
パーツの別売 有ります

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ホームドリンクセット

LUCKYWOOD RUBIEN(18‐10ST)
ホームドリンクセット(アイスペール&ピッチャー)
セット価格  ¥21.000-

アイスペールは二重構造、ピッチャーは氷止め付
発売以来30年のロングセラー 個別売りも可

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2005年11月11日

回転オードブル


一陽来復の初春 年の始めを寿ぐに相応しい器

       ~ 美濃焼 染錦古伊万里シリーズ ~
 * フード付回転オードブル(径38cm)   ¥7.350‐

  2日目、3日目と お重のお料理が貧相になってきますと出番です  

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揃い食器


 * 生盛揃(径15cm、5客)          ¥3.990‐
 * 取皿揃(径13cm、5客)          ¥2.625‐
 * 三段重(径15cm、高15cm)       ¥3.675‐
 * 楕円オードブル皿(長辺36cm、1客)   ¥5.250‐   

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2005年11月10日

健康湯呑


湯呑の突起が手のツボを刺激します(有田焼)
径7×高9(単位cm)
1個  ¥1.890-(赤と黄)

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2005年11月04日

焼酎サーバーセット


焼物の焼酎サーバーは、蒸留酒(焼酎など)を3日間寝かせると、まろやかに美味しくなります。
焼酎サーバー(1L,木台付)・・・1個
焼酎カップ・・・2個
セット価格 ¥4.200-

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2005年11月03日

酒器揃(清水焼)


秋の夜長 取っておきのお酒をお気に入りの酒器で

酒注器(130cc)・・・・1個
グイ呑・・・・2個
セット価格  ¥7.350-

京都では原料となる陶石や陶土が採れないため 天草や信楽より取り寄せていますが 何と言っても「仁清」「乾山」といった名工を輩出し ながきに亘り都であった伝統文化は現在の陶芸にも受け継がれています。
また京都はさすがに焼物に限らず 伝統工芸品の種類も豊富で数も群を抜いています。

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