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2008年10月12日

宗旦丸卓

これは茶席で使われる丸卓(まるじょく)と呼ばれる飾り棚であります。
中国から伝えられたとされ 二本柱で天板と地板が丸い 一重の小棚でありますが 炉,風炉の何れの場合にも使用されます。
利休好みは桐の木地で 柱は天板と地板の内側に立てられます。
そして地板裏には 小さな三つの足が着くのが特徴です。
宗旦好みは黒の一閑片木目で 柱は天板と地板の外側に付けられます。
地板はご覧のように厚く 足は付かないのが特徴です。
茶席においての初飾りには 天板に茶器,地板に水指を飾り 後飾りには天板に柄杓と蓋置が飾られます。

宗旦は利休の孫で 長男宗旦は晩年 四男宗室と共に今日庵に移り裏千家の礎となり この時次男宗守は武者小路に一家を構え 一方三男宗左は不審庵を譲り受けたことにより ここに三千家の基が形づくられたとされています。

投稿者 Sugino : 2008年10月12日 06:50

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