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2008年10月05日

汲出「鶴の舞」

これはこれは 如何にも婚礼を意識してつくられた湯呑ですね。
表は紅白 蓋の見返しは舞鶴と見えない部分に隠し味が散りばめられています。 
実はこの有田の湯呑 10年以上も前からつくり続けられていまして 年中行事にあっても正月や節句に敬老など 結構出番が多いのです。
こうした節目でなく普段であっても これは縁起が良いと歓迎されるに違いありません。
この季節 婚礼を控えておられるカップルも多いことでしょう。
こんな小道具一つで お慶びが増幅されます。
婚礼には この様な汲出型の蓋付湯呑が必需品でありますから ご用意されてない方は どうぞ候補の一つに是非お加え下さい。
ただ 中味のお茶は「お茶を濁す」とか「茶々を入れる」など あまり芳しくない引用句がありますので 私は気にしていませんが 煎茶は避けられた方が無難なようであります。

替わりに昆布茶(喜ぶ)か桜湯(花開く)を用いるようにしましょう。
そして儀礼の後の改めてのお茶は 煎茶でも構わないということになっています。

投稿者 Sugino : 2008年10月05日 02:39

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