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2008年09月24日

風呂敷

風呂敷は過っての行商人にとって 欠かすことの出来ない重要な運搬具でありました。
その後当地を含め東海地区一帯では 結婚式の引出物の一つとして名披露目と言う習慣があるのですが その引出物の品としてこの風呂敷が長く伝統的に使われて参りました。
必ず使われていたという反動からか その後は名披露目の品も風呂敷に特定されず それに替わる品がいろいろ提案されるようになってしまったのです。
しかしここへ参りまして エコに関する盛り上がりとも相俟って 再び脚光を浴びることになります。
確かに過剰包装,過剰消費は 見直されなくてはならないところまで来ています。
そんなことで今日は風呂敷について一言書かせていただきます。
先ずサイズです。 私もこんなにサイズ幅があるとは知らなかったのですが 大きく分けて5タイプありまして 当然夫々に用途が違います。
サイズの基本は巾で34cmを一巾とし 68cmのものなら二巾と言っています。
先ずは一番小さな中巾45cmのものと 尺三巾50cmのものですが この小風呂敷は冠婚葬祭の熨斗袋やお弁当など包むのに適したサイズです。
チョット変わったところで バンダナ風キャップとして使われる方もみえます。
次は二巾68cmと二尺巾74cmのもの これが風呂敷としては最もポピュラーな 定番サイズであります。
進物包みであったり ワインなど瓶類を包む場合は シワになり難く発色の美しい化合繊がお薦めです。
次は更に大き目の二四巾90cmのもの 一升瓶や大目のショッピングにはこのサイズが適当です。
更に三巾105cm ここまで参りますともうショッピングバッグの代役が務まります。
テーブルクロスのように インテリアの一部としてご利用戴いても良いでしょう。
最後は四巾128cmの大判風呂敷 たくさん包めるからといって 強度を無視して詰め込むと大変なことになるかも。
ソファーカバーなど インテリアとしてお使い戴いても結構です。

風呂敷に包まれた進物品 風呂敷はその進物品だけを包んだのではありません。
贈り主様の気持ちまで包み込んでいると 思って下さい。
普段は取り扱っていませんが お取り寄せは出来ます。
どうぞお申し付け下さい。

投稿者 Sugino : 2008年09月24日 00:59

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