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2008年09月07日

長寿祝

今や白寿や百寿も珍しくない世界一の長寿国日本ですが この長寿を祝う仕来たりは 奈良時代より行なわれてきたといわれる 日本ならではの風習であります。
勿論 当時としては白寿や百寿は至難のことであったに違いありませんが 「40にして惑わず」の「初老の賀」,「60歳の還暦」,「77歳の喜寿」,「88歳の米寿」などの儀式が 中世以降の文献には数多く残されています。
これらは全て数え年により行なわれてきたのですが 今では満年齢に従う方が増えているようであります。
この場合の祝の品は 所謂長寿の縁起色というのがございまして その色に因んだ物を選ぶ慣わしとなっています。
例えば 60歳の還暦は赤で赤のチャンチャンコ 70歳の古稀と77歳の喜寿は紫 80歳の傘寿と88歳の米寿は金茶 90歳の卒寿,99歳の白寿,100歳の百寿は白 という具合です。
金杯銀杯の他 食器や調度品には夫々の色絵のものがございますので 長寿をお迎えのご家族がいらっしゃるのであれば 一度陶器屋を覗いてみて下さい。
どんな色でも揃います。

この場合ののし紙は「賀寿」或いは「祝 米寿」などと表書きした のし付紅白花結びののし紙です。

投稿者 Sugino : 2008年09月07日 05:40

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