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2008年07月09日

義 山

暑中の器は何と言っても硝子器が涼味があって欠かせないものでありますが この硝子器は別名ビードロとかギヤマンとも呼ばれています。
ギヤマンの語源はポルトガル語のディアマンテ(ダイヤモンド)だそうですが 古く遡れば正倉院の宝物を波璃と呼んでいたように 江戸期にはこれをギヤマンと聞き「義山」の文字を当てていたようであります。
私共の店でも暑中のおもてなしは ギヤマンの冷茶グラスに冷えたお茶を出していますが 中には全くこれに手を付けないお客様も見えます。
後からお尋ねすれば お茶は暑中であっても熱いものしか召し上がらないのだそうで こうしたお客様にはお茶請けに 写真のようなギヤマンの銘々皿を使うと良いでしょう。
切れ味爽やかなギヤマンが一つ出される事によって 席に一筋の涼風が流れます。

梅雨が明ければ盛夏の候となります。
暫くこの義山の話題を続けさせていただきます。
御了承下さい。

投稿者 Sugino : 2008年07月09日 06:36

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