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2008年07月06日

ターメリック

和名は「ウコン」。
熱帯アジア原産のショウガの根茎で 独特の香りと苦味を持っていますが カレーのあの食欲をそそる黄色はこのターメリックによるものであります。
この一夏の間にも何度かお世話になると思いますが。
実は今このターメリックの主成分である クルクミンに様々な効能が認められ今話題となっているようであります。
主な効能としては免疫の過剰発現を抑制し 抗酸化性や解毒酵素の働きを活性化させるといった二次的な作用にあるのですが こうした二次的な作用が地球を存続させる上で とても重要だと認識されつつある証なのではないでしょうか。
このスパイスはカレーの原点であるインドにおいて発見されたそうですが ご存知のようにこの国は宗教上ベジタリアンの多い国であります。
毎日の野菜を飽きずに食べる工夫として スパイスの果たした役割は大変大きかったのではないかと思われます。

スパイス王国とも言われてますこのインドでは 料理の味付けや香味付けばかりではありません。
スパイスはこれまで記してきましたように とても生命力旺盛な植物ばかりです。
食べ過ぎれば消化を助けるフェンネルを 喉が痛ければクローブをといったように 直接薬草として日常的に使用している係わり合いの深さからも 自然の恵みと人智の融合が伺えるのではなでしょうか。

投稿者 Sugino : 2008年07月06日 02:36

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